【ゆらいでいい、変わっていい】そんなふうに思えたら。高橋美賀さん、仁田ときこさん、山中とみこさんが、当店オリジナルのスキンケアを使ってみました
編集スタッフ 津田
当店のオリジナルブランドから「シンボリック モイストチューニング ローション」(化粧水)と「シンボリック モイストミルキーヴェール」(美容乳液)が発売となりました。
大人になった今、自分のために選びたいスキンケアはどんなものだろう。
私たちが辿り着いたのは「肌、心、暮らし。ゆらいでいいと思っていたくて。」という思いでした。
肌のゆらぎだけでなく、目まぐるしい変化の中、自分や取り巻く環境によって、心や暮らしさえもゆれてしまう。けれど、ゆらがないことを目指すより、ゆらいでもいいんだと受け止めて、拠り所になってくれるものを作りたい、と考えました。
そこから、日々当たり前のように使っている「化粧水」を捉え直し、じっくり5年以上の歳月をかけて開発に取り組んできました。
この記事では、実際の使い心地などのレビューをお届けします。
お声を寄せてくださったのは、当店の動画や読みものにご登場くださったことのある、高橋美賀さん、仁田ときこさん、山中とみこさん。
肌、心、暮らし。変化に立ち向かうというよりも、その時々のゆらぎを味わいながら、しなやかに生きる姿に憧れと共感を抱く先輩たちです。
私たちから、使ってみてほしいとお願いし、夏の終わりから秋のはじまりまで、ひと月ほど試していただきました。
年齢も、ライフスタイルも、肌も、三者三様。それぞれのお気に入りの使い方など、率直な感想をお聞きします。
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(化粧水・美容乳液)
変わっていく自分も
「毎日お疲れさま」とゆっくりあまやかして
最初に訪ねたのは、東京・四谷の「MOON mica takahashi COFFEE SALON」の店主・高橋美賀(たかはし みか)さん。新宿御苑の森の近くで、月の満ち欠けに合わせてひっそり喫茶営業をしています。
高橋さんといえば、明るくチャーミングな笑顔と、周りまで元気にしてくれる楽しい会話、そしてパリのアパルトマンのような、居心地のいい素敵なワンルームのご自宅も印象的です。まずは日頃のスキンケアについて伺いました。
高橋さん:
「肌のお手入れは、40代後半になってから興味が出てきました。それまでは、ほぼ無関心(笑)。年相応にシミを見つけたり、ほうれい線など気になることが増えたのがきっかけです。
体力や食欲も落ちるけど、できればずっと生き生きした肌でいたいと、たくさん水を飲んだり、食事ではタンパク質とビタミンを意識したり。
でも、昨夏にフランスを訪れて、毎日向こうの強い紫外線を浴びつづけ、UVケアや保湿をおろそかにしていたら、日焼けはもちろんのこと、肌の乾燥やシワもひどくなって、帰りの機内で『これはやばい!』とショックで……」
失敗があったからこそ、ここ一年はこれまで以上に自分の肌に合うものを意識しながら、スキンケアをしてきたそう。当店の化粧水と美容乳液は、いかがでしたか?
高橋さん:
「化粧水は、サラサラすぎず、ベトベトすぎず、ちょっととろみがあって、すごく好きなテクスチャーでした。顔に絡まりやすいというか、全部受け止めてくれるというか。保湿力も頼れる感じで、ちゃんとしっとり感がありますね。
年齢を重ねると、とにかく乾燥しがちで、肌への水分補給は欠かせないんです。これからの季節はなおさら。洗顔後にたっぷり使うのはもちろんのこと、家でのんびりできる日は、日中も気づいた時にこまめに重ね付けしています。
どちらもほのかな香りがいいですね。精油のフランキンセンスが好きなんです。美容乳液にブレンドされていたのでうれしくなりました」
高橋さん:
「私、硬いクリームは苦手なんです。ベタベタして、ぜんぜん肌に入っていかないような気がしてしまって。この美容乳液は、しっとりするけれど、変なベタつきはなくて、さらりと軽めに使えるのがよかったです。
今年も9月にフランスへ行きました。向こうは紫外線も強いし、空気もカラッとしているんですが、この化粧水と美容乳液を持っていって朝と晩に使うようにしたら、肌がしっとり。今年は、日中もうるおって守られている感じがありました。
もともと愛用しているビタミンC入りの導入美容液や、オイルの入ったスプレータイプの美容液もあるので、寝起きの顔が疲れているなと感じた時は、さらに組み合わせるのも好きです」
高橋さん:
「ひとりでお店をしているので毎日いろいろありますよ。変化も、ゆらぎも。今まで通りではいられず変わりたいって気持ちも出てきます。そういう時、自分にかけてあげたいのは『それいいんだよ』ってことでしょうか。
朝はバタバタしがちですが、のんびりできる日は、お香をたいて、お茶を飲みながら、YouTubeで推しの動画を観たり、メールを返したり、1時間くらいかけてスキンケアをするのが癒しになっています。
自分をゆっくりあまやかす。自分に還る時間を惜しまない。そんな気持ちでいたいので、このスキンケアに『ゆらいでいい』ってメッセージが込められているのも、素敵なことだと思いました」
心も肌もゆらいでしまうから
「ほどほど」でありたいと願ってます
続いては、神奈川県の葉山で、家族四人で暮らしている、編集・ライターの仁田ときこ(にった ときこ)さんを訪ねました。仁田さんは中学1年と小学5年、二人の男の子の母でもあります。
海辺の暮らしは、紫外線が多いのが悩み。月の前半は出張であちこちを飛び回り、後半はずっとデスクワークという仕事のリズムもあって、肌はいつも乾燥しがちです。
年を重ねるにつれて、ホルモンバランスの変化を感じたり、代謝やむくみなど気になることも増えました。自分の楽しみと組み合わせながら、SUPやテニス、ランニングの運動習慣を取り入れるなど、すこやかでいる工夫をしています。
仁田さん:
「いつも肌が乾燥しているのが悩みですね。出張で10時間くらいのフライトを終えたら、顔が動かないほどこわばっていることもありました。敏感な状態でもあるんだと思います。
なので、スキンケアは保湿力があって、低刺激のものがいいかなと。テクスチャーは、さらっとしているものが好きです。コッテリしたクリームは、あんまり好きじゃないので使いません。
初めてのアイテムは、二の腕とか首元とか、皮膚の薄いところに塗ってみて、かゆみや赤みが出ないことを確認しているんですけど、こちらの化粧水と美容乳液も大丈夫でした。乾燥した肌でもゆっくりなじんでいく安心感があります」
仁田さん:
「スキンケアは、洗顔したあと、化粧水→乳液でおしまい。朝はUVクリームを重ねるくらいです。
美容液もいいものがあるので、いろいろ使ってみたいんですが、どうにもめんどうくさがりで。シンプルに2ステップで終えられるのがよかったです。
私、今47歳で、シワも出てきてるんですけど、それも好きだなって思うんですね。このままでいいなって。すごい機能の美容液じゃなくても、ほどほどに全体がケアできたらいい。2ステップで、しっとり感があって、全体的に肌をケアするというのが合っていました。
年齢的にも、どうしたってゆらぎはあるもの。肌も、心も、傾くことはあっても、中庸に戻れるようにしておきたいって思うんです。だから『ゆらいでいいと思っていたくて』というコンセプトにもすごく共感しました」
仁田さん:
「化粧水も、美容乳液も、スキンケアの時だけでなく、日中にもよく使います。
デスクワークをしていると、過集中になりがちで、1時間に数分くらいは意識してリフレッシュするようにしているんです。そんな時にもぴったりでした。
化粧水なら3滴くらい、美容乳液なら半プッシュくらい。手のひらで温めて、両手でふんわり鼻を覆って深呼吸。その後、頬やおでこにやさしく乗せます。髪の保湿をしたり、なんとなく首の付け根から頭までマッサージしたり。ひと息つくと、また仕事に向かう気持ちになれます。
ちなみに、朝のメイク後にも、フィックスミストの代わりのように、ほんの少し重ね付けしています。やさしくメイクを肌に定着させるようなイメージです」
仁田さん:
「そういえば、洗面所に置いておいたら、夫や長男も使っていたみたいです。テクスチャーがいいんでしょうね。ベタベタしないから使いやすいと言ってました。あまり高価なものだとムッとなるけれど(笑)、価格が手頃なのがありがたくて、これなら家族と共有してもいいなと思えました」
肌がしっとりするから
朝晩、これ一本だけでも良さそうです
そして最後は、専業主婦から古道具屋の店主を経て、49歳のときに自ら立ち上げた大人のための普段着のレーベル「CHICU+CHICU5/31」で、デザイナーを務める山中とみこ(やまなか とみこ)さん。
シンプルで着心地がいいのに、その人らしい個性が光る。そんな服を作る山中さんは、かわいらしさと格好よさを併せ持つ、私たちの憧れのおしゃれな大人です。
今年7月で70歳になったという山中さんにも、まずはお肌とスキンケアのことを伺ってみました。
山中さん:
「若い頃はニキビなんかもあって、わたしはオイリー肌というのか、ベタベタするのは苦手なんです。石鹸でさっぱり洗顔して、あとは化粧水で済ませます。疲れている時や出張の時は、パックをしたりもしますけれど。
この化粧水は、肌がしっとりしますね。初めて使う時は、少しベタつくかなと思いましたけど、しばらくして気がついたら、もうベタベタは無くなっていて、肌になじんでいる感じでした。香りもほのかでよかったです。
夏は、朝晩とも、これ一本でいいんじゃないかなと思いましたね」
▲「顔につけたあと、手に残っている化粧水や美容乳液は、そのまま塗り広げちゃいます。しっとりするので」
山中さん:
「肌のお手入れって人それぞれですよね。私は、いろいろするのが苦手なんです。
ファンデーションも、これ一本、という簡単なものがよくて。下地やコンシーラーはしません。今年の夏は、猛暑だったから、お化粧が崩れちゃってね。仕上げのお粉はのせましたけどね。
スキンケアも、本当に毎日のことでしょう。気軽で簡単なほうがいいんです。だからベースは化粧水だけ。仕事や買い物でお出かけするときは、美容乳液ものせて、そのあとお化粧します」
山中さん:
「暮らしのものって、ふつうに使えるものが一番いいじゃないですか。
だって、ものすごく短期間だけ使って、肌が変わるなんてことはないでしょう? 長く使い続けるのだから、成分だって香りだって、そんなに個性的なところがないほうがいいなって思うんです。
ふつうに使えるものっていうのは、嫌なところや気になるところがないってこと。私は、あまり肌が敏感ってことはないみたいで、なんとなく全体がいい感じに整っていればいいというタイプだから、毎日ふつうに使えるものが一番です。この化粧水はまさにそういうものだと思いました」
毎日、朝と晩に、肌につけるものだから
三者三様の使用レビューをご紹介しました。皆さんに共通していたのは、安心して使えること、肌がしっとりうるおうこと、テクスチャーの気持ちよさ、そして香りがほのかで心地いいことでした。
これらは、「毎日のことだから、ゆらいでいるときも、どんな日も、だいじょうぶとやさしく包み守ってくれるようなアイテムになるように」と、こだわった部分でもあります。
私も2週間ほど試してみて、少しとろみのあるテクスチャーの化粧水が、特に好きになりました。仁田さんのように、在宅時のデスクワークで疲れた時にも使ってみたら、気分がリフレッシュして、肌もしっとり。ゆらいでいたものが、ふうっと落ち着く感覚がありました。
他にも、店長佐藤による開発秘話など、発売を記念したコンテンツをご用意しています。「今の自分にフィットするスキンケアかも」と感じたら、ぜひ一度手に取ってくださるとうれしいです。送料無料でお届けします。
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開発秘話&インタビュー。足掛け5年で生まれた、ほんとうに欲しかったスキンケア
「メイクアップアイテムからはじまり、ここに辿り着くまでの思考の道のりが長かったゆえに、発売の日を迎えられた事実に胸が震えます」と話す、店長 佐藤。
基礎スキンケアシリーズが生まれた背景やコンセプトに込めた思いなど、開発裏話をたっぷり聞いてきました。
髙田久美子さんの暮らしとスキンケア習慣をご紹介
群馬県で4歳と2歳の子育てをしながらフリーランスでカメラマンをしている、髙田久美子さん。
発売を記念して、暮らしの中で感じるゆらぐ瞬間やスキンケア習慣について、動画でお届けします。忙しない日々だけれど、最近の娘さんの口ぐせ「まあいっか」が、髙田さんにも響いて、ゆとりをうんでくれているそうです。
年代も肌も暮らしもそれぞれ、スタッフ3名の使用レビュー
年齢や肌質、暮らしのリズムも異なるスタッフが、夏〜秋の始まりにかけて1ヶ月ほど使い、その使い心地について率直に話した様子をまとめました。
ご自身のスキンケアの好みや、暮らしと照らし合わせながら参考にしていただけたら嬉しいです。
【写真】丸尾和穂(1〜23枚目)
高橋 美賀
東京・四谷にあるコーヒーとお菓子のお店「MOON mica takahashi COFFEE SALON」店主。月の満ち欠けに合わせてオープンしている。月を眺めながらいただく、メニューの開運フードはカフェオレとプリン。オリジナルプロダクトのアイテムも販売中。
Instagram: @micatakahashi
仁田 ときこ
フリーランスの編集者・ライター。「FRaU」「リンネル」など、衣食住をテーマにさまざまな媒体で執筆。2020年に、住み慣れた東京から山と海に囲まれた葉山へ家族4人で移住。最近は漢方や薬膳を勉強中。
Instagram: @tokikonitta
山中 とみこ
1954年生まれ。専業主婦、古道具屋店主などを経て、2003年49歳のときに、大人のための普段着のレーベルCHICU+CHICU5/31(ちくちくさんじゅういちぶんのご)をスタート。近著は『山中とみこの大人のふだん着』(文化出版局)。
Instagram: @chicuchicu315
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