特集|コンディションを整える日々の習慣。第4話:小川奈緒さんに聞く、からだのコンディションの整え方。
編集スタッフ 田中
7月28日から5日間で、編集者・文筆家の小川奈緒さんに、「仕事や家族との暮らしを快適にするコンディションの整え方」についてお話を聞いた特集をお送りしています。
■第2話:小川奈緒さんの選択、
好きなことを仕事にするということ。
■第3話:小川奈緒さんに聞く、
“いい仕事”をするためのコンディション。
■第4話:小川奈緒さんに聞く、
からだのコンディションの整え方。
■第5話:小川奈緒さんに聞く、
住まいのコンディションの整え方。
食べるものが、自分のからだをつくる。
第1話でもお話しましたが、出産後の小川さんに足りなかった力を補ってきたのは「食べること」でした。
「疲れてるな、風邪ひきそう」というときには、お酒を控えたり油っこいものを控えたりなど、自然とバランスをとっている方もいると思います。
それと同じで、小川さんにも自分なりのルールがありました。お料理好きの小川さんらしいおいしそうなメニューや手作りシロップが、からだのコンディションを整える日々の習慣でした。
冷えないための、ジンジャーシロップ。
冬になると、よく風邪をひいてしまうという小川さん。
それから常備するようになったのが右にある「ジンジャーシロップ」。料理家の高山なおみさんのレシピでしょうがを500g〜1kg使って作るそう。
小川:夏はとっても涼しくて過ごしやすいわが家なんですが、冬がとにかく寒いんです(笑)。それで冬になると、夫婦でこのジンジャーシロップを
飲んでいます。朝、起き抜けにシロップへ蜂蜜をいれ、お湯で割って飲むと身体が温まるんです。
ちなみに、左の瓶には取材した時期の旬である梅シロップが。「珍しく、梅をカットして作るレシピをワークショップで教わった」とチャレンジの様子もほくほくと楽しそうに話す小川さんでした。
忙しいときの、「ここはごめん!」なポイント
締め切りや、集中して書きたいときなど定期的に訪れる忙しい時期。そんなときに時短するのは「料理」。
忙しくなる前の週末にカレーやスープ、トマトソースなどを作りおきしておいて温め直しながら数日間食べられるようにしておくのだそうです。
上の写真にもある煮卵は、副菜としてカレーの付け合わせに。
食事前の支度の時間を、短縮してぎりぎりまで仕事にあてられるようにすることで時間を確保しているのだそうです。
マヌカハニーの、のど用スプレー。
著書『家がおしえてくれること』の制作中に、のどをいためて体調を崩してしまったことがありました。電話でその声を聞いて驚いたカメラマンの方が差しいれてくれたそうです。
プロポリス入りの殺菌スプレーで、長時間の運転や移動中、乾燥したときにシュシュッとしておき、風邪予防に使っているのだとか。
ナチュラルな使い心地が気に入り、今ではオーストラリアから取り寄せているほど。体調が悪いほうへ傾いていくとき、自分への応急処置を知っているだけでもジンクスのようで少し安心できそうですよね。
ちょっと体調が悪いときの、しょうが入りネギニラスープ。
いろいろと体調を整えていたって、風邪をひいてしまうことも。
そんなときのレスキュー飯は、ネギとニラたっぷりのスープ。写真からもいい薫りが漂ってきそうなメニューです。
小川:これは私の姉直伝のメニューで。母と姉は健康オタクなので、身体にいいという情報交換をしょっちゅうしています。風邪をひいたときは、このスープに茹でたそうめんを絡めていただきます。消化もよく、食べてすぐに身体がぽかぽかと温まり栄養もとれるので、定番メニューになっていますね。
レシピも簡単に教わりました。分量は自由に決めているそうなので、ご自分に合う割合を味見してつくってみてくださいね。
【ネギニラスープの作り方】
1. しょうが、にんにくをみじん切りにし、太白ごま油で香りが出るまで炒める。
2. たっぷりネギを入れてしんなりするまで炒める。
3. 2へ豚ひき肉を入れて炒め、塩、コショウ、しょうゆ、酒で味つけ。
4. 好きな量のチキンストック(※)加え、煮立ったらニラとごまをたっぷり入れる。
(※チキンストックは、鶏ガラでとっただしのこと。なければ中華だしや水でも大丈夫だそうです)
ヨガで保つ、からだのコンディション。
仕事が忙しければ疲れて当然。それくらいの気持ちでいた小川さんが身体のコンディションを気にするようになったきっかけは、ヨガに通い始めてからだったそう。
運動が好きなほうではありませんでした。それでも、激しい運動ではないのに、汗をかいてヨガを終えたあとの身体は風通しがいい、本能的に気持ちがいい、と感じたそうです。
小川:ヨガ教室の約2時間がもったいない、仕事にあてたい!と思うときもありますが、ヨガが終わった後に身体がほぐれて血の巡りが良くなったときに、アイデアがふわりと浮かぶことが多くて。行かないより、行ったほうがいい!と月に3回くらいはいくようにしています。
お風呂あがりには、ストレッチポール(上の写真手前の青い棒)で肩甲骨を開くストレッチを。夫婦でついつい取り合いになってしまうとか。
たしかに、身体の状態で、暮らしのすべてのことに向かう力をどのくらい出せるのかが決まるような気がします。
私たちにも、自分なりの小さな習慣続けてみたり、始めてみたり。そんなヒントになりそうですね。
明日は、より広い意味で身体と心につながる住まいのコンディションを整える小川さんの暮らしに迫ります。
どうぞ明日もお楽しみに!
↑いろいろ瓶が並んでいたキッチン。小川さんの持っているのはキウイ酢。右端にうつっているのは自家製グラノーラ。
・小川奈緒さんの著書の一部はこちらです。 ↓↓↓
家がおしえてくれること 小川奈緒 小池高弘 メディアファクトリー 2013-10-15 |
もくじ
特集|コンディションを整える日々の習慣。
■第1話:小川奈緒さんの選択、
好きなことを仕事にするということ。
■第2話:小川奈緒さんに聞く、
“いい仕事”をするためのコンディション。
■第3話:小川奈緒さんに聞く、
からだのコンディションの整え方。
■第4話:小川奈緒さんに聞く、
住まいのコンディションの整え方。
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