【子どもといっしょの片付け】ひぐま家の生活 第1話:3人お子さんがいて、なぜこんなにキレイなんですか?
編集スタッフ 田中
聞き手・文 スタッフ田中、撮影 田所瑞穂
3人のお子さんがいても、キレイに片付いているひぐま家のヒミツを聞いてきました!
今日から、特集「子どもといっしょの片付け術」を3日間でお届けします。お子さまがいる家庭では、片付けても片付けても散らかされて…という悩みを聞くことも。
ちょうどインテリアの雰囲気もかえたくなる秋、そんなタイミングでわたし・田中が訪れたのは、ある5人家族のお家です。
ここは人気ブログ「ひぐま家の生活」のリビング。書き手・ひぐまあさこさんの綴るブログには、ごはんの献立や子どもたちの成長の様子、出かけた場所など、何気ない日々の記録が連なっています。もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
わたしはまず、そのキレイさに驚きました。3人のお子さんがいて、なぜこんなにキレイなんでしょうか?
手前のダイニングテーブルには、食卓のお花以外出ていませんし、奥のリビングではソファと大きな丸テーブル、そして床に何も置いていません。
▲3人兄妹が洗濯物をたたむ様子。
その疑問はひぐまさんのブログを読み進めるうちに「子どももいっしょに片付けをする」からだとわかり、より驚いたんです!
わたしが驚き、お話を聞いてみたいと思った理由、それは自分の小さな頃の体験を思い起こさせたからでした。きょうはその理由と、キレイに片付いているひぐま家のヒミツをお届けします。
そして明日からは、子どもが自主的に片付けに参加できるアイデアや、そこに込められた親の思いなど、楽しいひぐま家の生活を3日間でお届けしていきます。
もくじ
わたしがひぐま家を訪ねたいと思った理由
ひぐま家には、15歳の長男そうくん、13歳の次男ようくん、そして5歳の長女はなちゃんの3人のお子さんがいます。この3人というのが、わたし・田中とも同じ兄弟構成でした。
さらに、わたしの家には祖父母も同居しており、合計7人の家族。5人家族のひぐま家でも、集まっているところを見るとやはり賑やか。だから7人がいる家は、常にあらゆることが同時進行する「カオス」だったんです(汗)。
その中で育っていて感じていたのは、常にキレイな状態はありえない、ということ。
母は、片付けても片付けても終わらない掃除に、時折イラ立ちを隠せず子どもたちを叱ります。しかし、ひとりが片付けてももうひとりが散らかす、というのを繰り返して一向にキレイは保てませんでした。
それを見ているからか、「なぜひぐま家はこんなにキレイなの?聞いてみたい!」と思ったんです。
なぜ、こんなにキレイなの?
きっかけは友人宅、物を捨てることから始まり、収納場所を決めていきました。
ひぐまあさこさんは、3人の子どものお母さんで、ブログ「ひぐま家の生活」の書き手です。
ひぐまあさこさん(以下あさこさん):
「最初からキレイだったわけじゃないんですよ。ある友人宅へ行ったのがきっかけです。お子さんがいても、キレイにしているのをみて『子どもがいるから片付かないのは仕方がない』というのは言い訳だと思ったんです。
帰宅してすぐに始めたのは、不要なものを見極めて、捨てることでした」
既に長男、次男は生まれていました。そこから家族と協力しつつ物の置き場所を決めていき、毎晩の片付けタイムをつくって習慣にすることに。
収納場所に対して物の量があふれていた現状から、どんどん減らしていきました。しまう場所に収まるように、物の量をコントロールするのもキレイな部屋のヒミツだとひぐまさんは語ります。
洗濯物は子どもたちが片付けるように。
今では、子どもたちが洗濯物を畳んで、それぞれのクローゼットにしまいます。ひぐま家名物となった「洗濯物自動お片づけシステム」ができたきっかけは、5歳になる長女・はなちゃんの出産だったといいます。
あさこさん:
「出産後1週間は入院していて家にいないでしょう。その間、長男と次男、夫だけ。夫も仕事があるから、わたしのように全ての家事はできません。
だから洗濯物を”取り込んで畳んでしまう”ことから、子どもたちに協力してもらったんです。整理収納アドバイザーの方の本を読んで、畳み方をみんなで練習したりしましたよ」
お兄ちゃんたちの行動を見て育ったはなちゃんは、見よう見まねで手伝いはじめました。学校から帰ったあとの日常の風景なんだそう。
これ以外にも、子どもたちがする片付けやお手伝いの場面はありました。お皿ふき、お風呂掃除、料理のお手伝い…などなど。これら全部、わたしは言いつけられたときに「面倒くさいな〜、部活で疲れているんだけどな」と思いながら手伝っていました。
だからひぐま家の子どもたちに感動したんです!けれど、たまにはしたくないときもあるんじゃない??という疑問もわいてきました。
子どもにとって、宿題も片付けも同じ!と考える
▲ひぐま家のお父さん、お母さん。
15歳の長男・そうくんは、目下受験勉強中!ということは、すこしはお手伝いや片付けも免除されているのかな?と思いきや、意外な答えが返ってきました。
あさこさん:
「部活も、テスト勉強も、習い事もあるけれど、3人とも家での役割はこなしてもらいます。ほんの10分や15分のことですし、 『君が片付けないと、この家はキレイにならないんだよ』と小さな頃からしつこく言い続けました」
今できている習慣は、やはり1日にして成らず。ひぐま家では、宿題も部活もクラスでの係の仕事も、そして家事も同じなんだとか。
『自分がやるべきことがある』というのが、学校にも家にもあるんです。でもしたくないときは…?
あさこさん:
「ふふふ、私たち夫婦は普段おだやかですが、やるべきことをやらないときは厳しいんです。
しばらく目をつぶっていますが、最後には『そろそろ家を出ていってもらわないといけないね』と叱ります。泣きわめいたり、地獄絵図ですが(笑)これがひぐま家のルールです」
きっとこれまでも、メリハリのある厳しさをもって子どもたちと接してきたのでしょう。それがひぐま家ならではのヒミツだったんですね。
そのおかげで、こんなに片付いた部屋が保たれているんだなとわかってきました。
明日は、子どもが自主的に動くようになる、ひぐま家流のコツを伺いましたよ。声のかけ方や、片付けのタイミングなど、みなさんのご家庭でもすぐに実行できそうなアイデアがありました。
(つづく)
ひぐまさんの著書はこちら↓↓
もっと楽しく、少しだけていねいなお母さん仕事 -家事力をぐんと上げる93のヒント- (正しく暮らすシリーズ) ひぐま あさこ ワニブックス 2014-08-22 |
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