【バイヤーのコラム】受け止めたいときほど、身軽でいたい。
商品プランナー 加藤
気になるワード “ミニマリスト”
最近よく耳にするミニマリストという言葉。いろいろと解釈があるようですが、最小限のもので暮らすことを指すようです。
根っからのズボラっ子な私に断捨離やミニマリストは難しそうだなぁと思っていた矢先、調べものがしたくて寄った本屋さんのライフスタイルの書棚にそういった本がぎっしり並べられていました。いまトレンドになっているキーワードなんですね。家のなかで増えていくモノは、たくさんの人の悩みの種なのでしょうか。
コンパクトを心がけているカバンの中身。
最近の出勤バッグ。エルベのリュック軽くて好きです。
私にとっては、大好きな雑貨に心躍らせる時が至福の時♪仮に無くても生きていけるものに気持ちが揺り動かされるってとこに夢がある、なんて思っているので、家にあるものを最小限にまで減らすのは、ハードルが高いと感じます。
でもそんな私でも、ちょっとミニマリストに近づくかな?と思ったのが、持ち歩くカバンの中身。
もともと肩が凝りやすい体質なので、荷物の重さで肩や首に負担がかからないよう、持ち歩くものを少なくコンパクトにするよう心がけています。旅行に行くときなんかも、かなり吟味してスーツケースに隙間ができればできるほど嬉しくなるタイプ。旅先で1度も使わなかったものがあると、無性に悔しい気持ちになります笑
展示会こそ少数精鋭で。
ポシェットに入れている中身。こう見るとモノトーンだなぁ。
バイヤーという職業柄、1日中外出することがしばしば。その日に何件も展示会をまわるということが多いので、だんだんと疲れがたまってきます。
疲労がピークになると、足が棒のようだ…肩がガチガチに凝ってきた…などと気になりだし集中力が切れぎみに。心の余裕がなくなり、素直な気持ちで商品と向かい合えなくなってしまいます。
展示会ではワクワクする商品に沢山出合いたい!だからなるべく疲れにくいように、このときばかりはカバンは小さめ・かつ中身は最小限を意識します。
ノートは持たず、ボールペンのみ。(会場でもらうオーダーシートに全てをメモ。)両手が空くようリュックか肩掛けポシェットに、大量のカタログ資料を持ち帰るためのサブバッグを忍ばせます。
バックパック1つで長旅を楽しむ女性に憧れて。
3年ほど前、北欧旅行へ出かけた際に、デンマークへ向かう機内で私たちの隣に座っていた50代くらいの女性が印象的でした。子供が最近独立して時間ができたので、ひとりで海外をあちこちを飛び回って楽しんでいるそう。
荷物はこれだけなのよ、とその女性が指差したのが、アウトドア用のリュック1つ。これで10日以上も過ごすというので、すごく大きなスーツケースを新調して機内持ち込みも駆使して、10日分のパッキングに奮闘した私たちはひえ〜っと驚きました。
「あれもこれもと考えて荷造りすると心配が増すばかりで、結局使うのは一部だったりして。色々行きたいから、このほうが移動も楽で良いのよ〜。」
これからは、訪れたことのない国にどんどん行きたい、新しい場所で未知だったことに遭遇できるのが楽しいと話す女性は、とらわれるものが無い自由さと快活さに溢れていました。
持ち物が少ないのは、もしかしたら、気持ちの上でも余白部分が大きいのかも。心のなかの受け入れる器みたいなものがどーんと広くなって、感動的な体験をしっかり受け止めることができそうです。
それからは展示会、観劇や旅行など、がっつり何かを受け止めたい!というときほど、キラキラオーラのその女性を思い出して、最小限の荷造りに精を出しています。
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