【店長コラム】集中スイッチをONにするためのオフィス事情。
店長 佐藤
もうひとつの「仕事机」をつくる。
今のオフィスに越してきて、早いもので9ヶ月。
このオフィスにはもともと「ミーティングルーム」と称した小部屋が2つほど設計されていたのですが、実際に過ごしはじめてみると、ミーティングや来客応対は社食スペースやソファコーナーで行われることがほとんど。
小部屋2つは、本来の目的で使いこなせないまま数ヶ月が経過することに(汗)
そこで最近、思いついたんです。「もうひとつの仕事机を置かせてもらおう!」と。
わたしは普段、スタッフみんなが仕事をしている執務スペースに自分の机も置いて働いていて、もちろん今後もそれは変わらないと思います。
10年ずっとそれでやってきましたが、会社やお店の変化とともに、自分にとってもこんな必要が少しずつ出てきました。
◎企画を考える・お店の現状や今後について考える・文章を書く。そんなとき、静かな環境で集中できたら
◎スタッフを気軽に呼んで、個別にじっくり話せるスペースがほしい
◎周囲のスタッフのやり取りが常に聞こえてくると、気になることがあった時にどうしても口出しをしてしまう。自分にとっても「任せる」訓練をするために、物理的にやり取りが聞こえない時間を作ってみるのもアリ?
切実な動機から生まれたスペースだけれど居心地は良くしたい。
仕事上の必要からとは言え「試験的に」とつくってみた、もうひとつの仕事机と小さなスペース。
最初に用意したのは観葉植物でした(やっぱり!って感じですよね、笑)。できるだけ自宅に近い環境をつくって、木と一緒に呼吸をするような気持ちで仕事をしたいと思ったんです。
お絵かきが大好きな息子は、毎日保育園でせっせと絵を描いてはプレゼントしてくれます。
そのなかでも特にお気に入りの絵を会社に持ってきて、この部屋の壁にペタペタと貼って飾ってみることにしました。
みんなそうだと思いますが、やっぱり仕事でがっくりと落ち込んじゃうこともあるんですね……。そんなとき、息子が描いた絵を見ると「弱音なんぞ吐いちゃあいられん」と自分を奮いたたせることができる。
パワー源のひとつです。
(「a day (アデイ)」の「コンディション」という名前がついたオイルは特に最近のお気に入り)
アロマオイルも、その日・その時、どんなモードになりたいか?のコントロールに欠かせない大事な相棒です。
「やってみせ…」の山本五十六の言葉もここに貼ってます。
先日公開されたばかりの【BRAND NOTE 群言堂編】では、創業者の松場登美さんとじっくり対談をさせていただきました。
登美さんとの対談のなかで、思いがけず登場した山本五十六の言葉。
わたしはその時まで、この言葉のさわりしか知らなかったんですけれど、登美さんの若いスタッフさんへの目線がまさに「やってみせ 言って聞かせて・・・」そのものだったのでお話に出したら、登美さんの目がパッと輝いて「それ、それね。その後に続く言葉がもっといいのよ!」と教えてくださったんです。
登美さんがいつも目に留まる場所に貼っておられたというカードを「これ、あなたにあげるから、どうぞ持って帰って」と譲ってもくださいました。
もうひとつの仕事机があるこの小さな部屋に来るたび、登美さんにいただいたカードと目が合って「そうだそうだ。”話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず。やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず” なんだ」と心に刻む日々です。
時に「託児室」になったりもしていますが…
どうしても残って仕事をせざるを得ない日などは、保育園や学校から帰ってきた子供たちの遊び場になったりも。
もともと「ミーティングルーム」として設計されているので、壁面がホワイトボードになっているんですね。
普段はこのホワイトボードに頭の中身をワーッと書き出したり、BRAND NOTEの構成を考えるときなどもここに書いたり消したりしながら考えると妙にはかどります。
スタッフと個別のコミュニケーションもとりやすくなりましたし、集中タイムを時折得ることもできるようになり、今のところは「もうひとつの仕事机」をつくってよかった、そう思えています。「任せる」訓練については、目下修行中の身でございます!
この新スペースと新習慣、しばらく続けてみようと思います。
(小部屋の中からはブラインド越しに執務スペースのみんなが見えます)
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