【今日のクラシコム】仕事の内容やはたらく時のポリシーはデスクに出るかも?
編集スタッフ 齋藤
デスクの上を見せてください!
朝、比較的早く到着することが多く、窓側のブラインドを開けたりと自分なりのウォーミングアップをしている時間、密かな楽しみがあります。
それはスタッフの机の上をちらっと観察すること…(言ってしまった!)。「この人は今締め切りに追われているんだな」「なんでこんなに片付いているんだろう〜感心!」「なんだか楽しげな机だなあ」などなど勝手に感想を持ちながらチラリと見やるんです。
そんな勝手な楽しみが発展し、本日の『今日のクラシコム』ではスタッフのデスク上探訪をお届けします。チームが違う男女3名が登場しますよ。カバンの中身のように、どことなく個性が出るデスクまわり。またそこには、各々が仕事を自分なりに円滑に進める工夫も実践されているようでした。
いつでもスッキリしている理由は、
進行中の関連物以外は置かないから。
──すっきりとさせておくために意識していることや工夫はありますか
佐藤:
「進行中の関連物以外は置かないこと…ですかね。そうすることで自然に頭の中が整理されていくのかもしれません。
一応、出社時・退社時も一度初心に帰って整理するようにしています」
△社内でもデスク周りがきれいで有名なデザイナー佐藤のデスク。
△業務中はスケッチブックを開いている姿をよく見かけます。
──デスクの上のマストアイテムは?
佐藤:
「アナログの置き時計です。
△置き時計、ペン/ともに無印良品
文具とジャストサイズの小物が
目をひくデスク
──仕事を円滑にすすめるためにデスク上で工夫していることはあ
桑原:
「よく使うものは出来るだけ仕舞わずに、デスクの上に置いておいて気付いたときにすぐに手にとれるようにしています。
でも、たくさんモノがならんでいると、ごちゃごちゃしてしまうので小物入れを置いて、細かい物はそこにストックするようにしました」
△ディレクションを担当する大量のリトルプレスにぴったりのケース。
△活躍中の小物入れたち。上から時計周りに:HAYのトレー、ビュローのファイルボックス、雑誌の付録だったmarimekkoの名刺入れ、木工作家西本良太さんの小物入れ(すべてスタッフ私物)
──デスクの上のマストアイテムは?
桑原:
「お客さまからのお電話を聞きながらメモ書きするので、ペンとメモ用紙は必須です!ペンはBicのものがカラフルでお気に入りです」
いいアウトプットとインプットを
繰り返すためのデスクの工夫
──いいアウトプット(インプット)をするためにデスク周りで工夫していることはありますか?
長谷川:
「小さくてもいいので、必ず「本棚」をつくることを意識しています。その本棚には、こんな本が並びます。(今回初めて名付けてみました)
・文章がうまく書ける(ような気になる)「お守り本」
・文章やアイデアに悩んだ時の「お助け本」
・何も浮かんでこない時の「泣きつき本」
・気分転換にめくりたい「旅立ち本」
本って「その場にある」だけで人に影響をおよぼすと思っているんです。背表紙を見ていると、細かなところは覚えていなくても、読んだ時の記憶が脳の奥深くで実はじわじわと蘇っている。すると、自分の頭のなかで、『これまでに読んだ文章』と『僕がこれから書く文章』が、その奥深くでつながって、生み出されていくのかも……そんな妄想をするんです」
△長谷川のデスク上の「本棚」
──帰社(または出社)のタイミングでのデスクにまつわる習慣ってありますか?
長谷川:
「実は…仕事の進捗次第によっては、あんまり片付けすぎないようにしています。そうすると、また出社した時に、やりかけの仕事を止まった地点から同じような気持ちで取り掛かれるような気がして」
△長谷川の、現在のお守り本:『新版 娘につたえる私の味』辰巳浜子, 辰巳芳子(文春新書)、泣きつき本:『伝わっているか?』小西利行(宣伝会議)、旅立ち本:『オキーフの家』クリスティン・テイラー・パッテン/文,マイロン・ウッド/写真,江國香織/訳(メディアファクトリー)、お助け本:『テーマで学ぶ広告コピー事典』(グラフィック社)
──デスクの上のマストアイテムを教えてください。
長谷川:
「デンマーク旅行で買った、ばねのおもちゃです。軽くこづくと、頭が跳ねて、揺れます。シンプルなんですが、つかの間、『その何でもない時間』が頭を軽くしてくれることがあります(笑)」
三者三様のデスクの上。仕事を円滑に運ぶため一つとっても「すべて片付ける派」もいれば「なるべくデスクに出しておく派」もいました。
決まった時間のなかで、できる限りテンポ良く、時には悩みながらもテンションを維持して仕事をする。そのための工夫は人それぞれで、デスクにもその試行錯誤が現れているように思いました。
はて、自分はどうだろう?そんなことをこの「今日のクラシコム」を書きながら振り返るきっかけにもなりました。
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