【朝の過ごしかた】区切りが見えづらい母仕事は、「割烹着」が制服です。(ひぐまあさこさん)
朝ごはんを大切にしたり、ランニングを欠かさなかったり…。朝の過ごし方には、1日を気持ちよくスタートさせるためのこだわりが詰まっています。まだ眠い体を起こしながら、みんなはどんな段取りで朝時間を送っているのだろう?こちらの連載では5名の方の朝時間をのぞかせてもらいました。
編集スタッフ 二本柳
写真 ひぐまあさこ
5人家族の母 ひぐまあさこさんの朝時間。
人気ブログ「ひぐま家の生活」で日々のくらしを綴るひぐまあさこさん。
15歳の長男、13歳の次男、6歳の長女、3人のお子さんを育てる5人家族のお母さんでもあります。
以前、当店の特集「ひぐま家・子どもといっしょの片付け術」(記事はこちら)に登場いただいた際には、ひぐまさん流の家事や子育てからたくさんの気づきをもらいました。
今回はなかでも1日のスタートとなる「朝」に着目し、ひぐまさんの段取りやマイルールをお聞きしました。
朝の時間割
6:35 起床後、割烹着を着たら汲みたての水を飲む
6:40 朝ごはんの支度/夫が洗濯機のスイッチを入れる
6:50 子どもたちが起きてきて、家族全員で朝ごはん
7:10 新聞広告をチェック。新聞にさっと目を通す
7:20 朝食の片づけ、茶碗洗い
7:40 娘の幼稚園弁当を作る
7:50 自分の着替えと軽く化粧をする
8:00 ゴミ出し、植木の水やり、洗濯物を干す
8:30 娘の支度を手伝い、幼稚園まで送る(その帰りに食品の買い物をすることも)
9:00 もう一度割烹着を着て、さっと部屋の片づけ(掃除機など)
9:30 割烹着を脱いで、パソコンを開きメールチェックなど開始
定番の朝ごはん
定番の平日メニュー
・パン
・卵もしくはハム
・野菜
・温かいもの(スープや紅茶)
夜はほぼ毎日お米をいただくので(中学生の息子たちは麺類やパンではお腹が満たされないようで…)、大好きなパンは朝にいただきます。
パンに卵もしくはハム、そして野菜と決めて作るのをベースにしておくと、あまり考えなくても作れる!というところがポイントです。
ただ、どんなに時短でも温かいものは何かしらつけるようにしています。前日のスープが残っていればそれを、なければ温かい紅茶と一緒に。
ホッとしたいし、お腹も満足するような気がするので。
「こだわり」は作りません。
朝ごはんは1日のスタートに大切なことですが、あまり頑張りすぎません。
こだわることで時にしんどくなることもあるかもしれないし、それができなかった自分を追いつめてしまうこともあるかもしれない。
時にはチーズを乗せたトースト1枚、という日があっても「ま、仕方ない」程度に思ってます。
とはいえ美味しく食べたいから。
毎日毎日のことですから、朝ごはんにそれほど気合いは入れられません。
でもおいしくは食べたい。だからその妥協点が、卵やハム、ウインナー、それと野菜。
すぐに準備できるものをササッと用意する。それでできた定番をローテーションしているといった感じです。
朝のマイルール
01. 割烹着でメリハリを
割烹着は「無印良品」のもの。
主婦仕事って区切りが見えづらい。でも、朝の支度はわたしたちお母さんにとっては仕事のひとつです。
割烹着はそんなお母さんの「制服」だと思うんです。
動きやすい、汚れないという機能的な部分もありますが、割烹着という制服を着ることで「お母さん仕事」のモードに切り替わり、朝の支度をせっせと始められるのです。
02. 意識的に深呼吸する
森田 愛子著『呼吸整体師が教える 深呼吸のまほう』(ワニブックス)
時間を作って体操したりランニングしたりする余裕はないのですが、普段の呼吸を整えることで体調が良くなることがあると、こちらの本(上の写真)で知りました。
そういえば、わたしも気がつくと呼吸が浅くなっていることがあります。
生活のちょっとした不調は、もしかしたら体が酸欠になっていることでもたらされているのかも…と思い当たり、それからは、朝はとくに意識的に呼吸を深くしながら支度をすることを心がけているんです。
呼吸を深くして体の隅々まで酸素をいきわたらせる。
そうすることですっきり元気な心と身体になれることを期待しています…!
03. 注ぎたての水を飲む
わたしは朝が苦手です。
でも、水をゴクゴク飲むことで目が覚めてくる。目覚めの一杯ですね。
一時は白湯を試みたこともあったのですが、お湯を沸かす時間すら惜しくなってきて… 今は注ぎたての水を飲むようになりました。なんとなく酸素もたっぷり入っている気がして。
寝ている間に失われてしまった水分を隅々まで身体にいきわたらせる気持ちで飲んでいます。
お母さんの朝は忙しい。だからこそルールを味方に。
「朝の過ごしかた」第二弾は、5人家族の母 ひぐまあさこさんに登場いただきました。
家族の朝ごはんだけでなく、お子さんのお弁当を作り、そうこうしているうちに幼稚園へ送る時間。帰ったら部屋の片づけや洗濯も・・・
考えるだけでお母さんの朝は目のまわるような忙しさです。
だからこそ、ひぐまさんの朝の過ごしかたには「緩急」のルールがありました。
たとえば朝ごはんは、おいしく食べることを大切にしながらも時には手を抜く日があってOKと自分を許す。でも割烹着という制服を着ることで、朝が苦手な自分をピシャリと仕事モードへ奮い立たせている。
緩める部分と厳しくする部分と、両方をもつことができれば、ルールというのは自分を縛るものというよりはむしろ「味方」になってくれるのかもしれませんね。
さて、次回は毎朝 “家計簿” をつけることを習慣にする、ブログ『エコナセイカツ』のマキさんに朝の過ごしかたをお聞きしました。どうぞお楽しみに!
(つづく)
こちらの特集も合わせてご覧ください。
▽ひぐまあさこさんの著書
▽会話のなかに登場した本
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