
和えるという工程の楽しさや、ダイレクトに伝わってくる麺や具材の味と食感。スープ麺のほっとする味わいとはまた違う、ちょっぴりワクワク感のある美味しさの和え麺が好きです。
そんな和え麺を自分でも作れたならと、当店でお世話になっている料理家のおふたりを訪ね、家で手軽にできる「和え麺レシピ」を2品ずつ教わりました。全4話でお届けします。

第2話では、第1話に引き続き堤人美さんに「焼きトマトパスタ」をご紹介いただきます。
「トマトは焼くだけでソースになるんですよ」と堤さん。生のトマトで作るソースのフレッシュな美味しさをぜひ試していただきたいです。
焼くだけのトマトソースで作る
堤人美さんの「焼きトマトパスタ」

材料(2人分)
パスタ(1.6mm)… 160g
塩(茹でるとき用) … 適量
トマト … 3〜4個
にんにく … ひとかけ
鷹の爪 … 1本
オリーブ油 … 大さじ2
塩 … 小さじ1/2
こしょう … 少々
パルミジャーノチーズ(粉チーズでもOK)… 大さじ2~3
作り方
1. パスタを茹でる

1リットルに対し小さじ2(約1%)の塩を入れたお湯で、パスタを袋の表示通りに茹でる。
ざるに取り水気を切ったら、器に盛って塩こしょうとオリーブ油大さじ1を加え混ぜる。

2. トマトを焼く

トマトは輪切りかざく切りにし、ニンニクは包丁でつぶす。鷹の爪は半分にちぎって種を取っておく。
フライパンにオリーブ油大さじ1と、にんにく、鷹の爪を加え、弱火で炒める。
香りが出てきたらトマトを加え、強めの中火で両面を1分半ずつ、トロリとするまで焼き付ける。

3. 盛り付けて完成

パスタに焼きトマトをオイルごとのせ、パルミジャーノチーズを振って完成。よく混ぜて食べる。
堤さん:
「お好みで焼いたベーコンを添えても美味しいです。ラップをせずに2分くらいチンすると、電子レンジでもパリパリのベーコンができるので試してみてください。
私はサラダ代わりにベビーリーフをばさっと入れて、少しオリーブオイルと塩を足して食べることもあります」


堤さん:
「ポイントは完熟トマトを使うこと。傷みそうなトマトの救出にもぴったりです。まだ青いものは、少し日を置いて追熟させると水分が抜けてソース向きになります。
ミニトマトを潰しながら焼いても美味しいですよ」

***
一口食べると、材料がほぼトマトとチーズの2つだけとは思えない旨み。これまでトマトパスタを作るときは缶詰を使っていましたが、フレッシュトマトのソースはより爽やかで、これからの季節にもぴったりの味わいでした。
本当に簡単であっという間に作れるので、リモートワークの日のランチにもリピートしています。
友人が家に遊びにきたときには、大皿によそってテーブルで混ぜると、ごちそう感が出て盛り上がりそうです。
【写真】ニシウラエイコ
目次
第1話(5月28日)
甘辛い素麺に、シャキシャキ野菜とキムチを混ぜて。さっぱり夏の味「ビビンミョン」
第2話(5月29日)
材料はほぼ2つだけ。とろりと焼いたトマトと、粉チーズの旨み引き立つ「焼きトマトパスタ」
第3話(6月3日)
カリッと炒めた納豆が香ばしい。馬田草織さん家の定番「納豆そば炒め」
第4話(6月4日)
さわやかな酸味のピリ辛麺があとを引く「ニラとオイルサーディンの酸辣混ぜ麺」
堤人美
料理研究家。作りやすく手軽なレシピと、身近な食材で作る、ちょっと新しい味わいのアイデアが人気。雑誌、書籍、テレビ、広告などで幅広く活躍する。最新の著書に『なんでもレモン』(Gakken)、『気軽にできて、とびきりおいしい! グラタン・ドリア』(Gakken)など。インスタグラムは @hitotsutsu。
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