
和えるという工程の楽しさや、ダイレクトに伝わってくる麺や具材の味と食感。スープ麺のほっとする味わいとはまた違う、ちょっぴりワクワク感のある美味しさの和え麺が好きです。
そんな和え麺を自分でも作れたならと、当店でお世話になっている料理家のおふたりを訪ね、家で手軽にできる「和え麺レシピ」を2品ずつ教わりました。全4話でお届けします。
▲ポルトガル料理研究家の馬田さん。旅行に行った際、色々な種類の魚介の缶詰があり驚いたそう
第4話でご紹介するのは、馬田草織さんの「ニラとオイルサーディンの酸辣混ぜ麺」です。
麺を茹でるとき以外火を使わないので気負わず作れて、缶詰で手軽に魚を食べられるのも嬉しい一皿です。
しっとりとしたイワシの旨み
馬田草織さんの
「ニラとオイルサーディンの酸辣混ぜ麺」

材料(1人分)
中華麺 … 1玉
オイルサーディン … 1/2缶(約60g)
ニラ(細かく刻む)… 1/4束
▽タレ
A酢(黒酢があればなお良い)… 大さじ1
A砂糖 … 小さじ2
A醤油 … 小さじ1
Aごま油 … 小さじ1
A豆板醤 … 小さじ1(お好みで調整)
▽最後に熱した油をかける場合
ごま油 大さじ2
馬田さん:
「麺はお好みのものでOKですが、細いと伸びやすいので太麺がおすすめ。平打ち麺やちぢれ麺だとタレがよく絡みます」
作り方
1. 麺を茹でる

中華麺を袋の表示通りに茹でる。ざるにとって湯切りしたら、流水で麺が冷たくなるまでもみ洗いし、水気をよく切る。
馬田さん:
「触ってあたたかいところがないように、麺はしっかり冷水で締めてください。水分が残っていると水っぽくなるので、ペーパーで拭き取ってあげるとベストです」
2. 調味料を混ぜて麺とあえる

ボウルにAを入れてよく混ぜ、そこに麺を加えて味を絡める。
3. 盛り付けて完成

刻んだニラと、軽くほぐしたオイルサーディンをのせて完成。よく混ぜて食べる。

馬田さん:
「もし余力があれば、最後にフライパンで熱したごま油をジュワッとかけると、香りも立って美味しいですよ。
ポイントはやはり、麺をしっかり冷水で締めること。ニラは細かく刻んだ方が麺によく絡みます。
お子さんや辛いものが苦手な方は、豆板醤を抜いて作ってください。汗をかいて体がしょっぱいものを求めているなら醤油を少し足すなど、自分好みに調整してみてくださいね」

***
お酢の爽やかな酸味が効いたピリ辛の麺は、まさにやみつきの美味しさ。オイルサーディンはしっとり柔らかく、お肉よりもあっさりしていてこれなら暑い季節でも食べ疲れなさそうです。
切るのはニラだけ、器の中でタレを作って麺も和えてしまえば、洗い物が少なく済むのも嬉しいポイントでした。
オイルサーディンは100円台で手に入るものもあるので、ぜひお試しくださいね。

手軽にたのしく作って食べられる和え麺レシピを、4品にわたってお届けしてきました。
これから暑くなり、麺類がおいしい季節がやってきます。ぜひレパートリーに加えていただけたら嬉しいです。
【写真】ニシウラエイコ
目次
第1話(5月28日)
甘辛い素麺に、シャキシャキ野菜とキムチを混ぜて。さっぱり夏の味「ビビンミョン」
第2話(5月29日)
材料はほぼ2つだけ。とろりと焼いたトマトと、粉チーズの旨み引き立つ「焼きトマトパスタ」


馬田草織
文筆家・編集者・ポルトガル料理研究家。取材先の酒場で地酒を飲むのが至福のひととき。料理とワインを気軽に楽しむ会「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター・幻冬舎文庫)、『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)、『ムイトボン! ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)、『ホルモン大航海時代』(TAC出版)、『塾前じゃないごはん』(オレンジページ)がある。