
気がつくと、長いあいだ生活を支えてくれている道具はありますか?
この特集では、スタッフが5年、10年というスパンで愛用しているアイテムに注目します。暮らしのかたちや家族構成が変わっても、変わらず手元に残り、「やっぱりこれがいい」と思えるもの。
年月を重ねても変わらず頼りにしている、スタッフの愛用品をご紹介します。
はじめに訪れたのは、入社13年目のスタッフ二本柳の自宅。商品ページの制作チームのマネージャーとして働きながら、6歳の息子と夫の3人で暮らしています。心がときめくものが大好きで、日々の暮らしでも「好き」と思える気持ちを大切にしている二本柳。どこかお茶目な一面もあり、社内でもいつもその場をふっと和ませてくれます。
「クラシコムに入社したのは、20代半ばの頃でした。それから引っ越しや子育てなど、暮らしは変化し続けていますが、振り返ってみると、さまざまな場面で当店のアイテムに助けられてきたなと思います」と二本柳。
それでは、二本柳が長く愛用している暮らし道具を見せてもらいましょう。
二本柳が「これはもう10年選手です」といって、台所の棚から出したのが真っ白な琺瑯ケース。当店でもロングセラーの「野田琺瑯シリーズ」です。
愛用しているのは、深さのある長方形タイプ「レクタングル深型」のMサイズとLサイズ。収納しやすく、料理の保存にも使いやすいかたちだといいます。
食事のサイクルをまわすのに、欠かせなくなりました

二本柳:
「この白い色が冷蔵庫に並んだら、可愛いし清潔感もあって気持ちいいだろうなと思って購入したんです。実際使ってみたら、直に火にかけられる上に、匂いや色もつきにくくて丈夫で、見た目だけじゃなくてすごく便利! いまでは、食事のサイクルをまわすのに欠かせなくなりました。
私はよく、多めに作って余ったカレーやスープをこの琺瑯に入れて冷蔵/冷凍保存し、翌日このままコンロで温め直しています。鍋に移さなくていいので、洗いものも少なくて済むんですよ。
レクタングル深型のLは、家族3人分のカレーを保存するのにちょうどいいサイズ。この深さがあると、汁物を入れるときにも安心感があっていいんですよね。なにかと頼もしいサイズです」
▲冷蔵だけでなく、このまま冷凍保存も可能。「シャーベットなどを作るのにもいいですよ!」と二本柳
オーブン料理もこれで。混ぜて焼くだけのバナナブレッド

二本柳:
「オーブン料理にも使えるので、グラタンを作るときや、パウンドケーキの型としても活躍しています。そのときはMサイズが使い勝手がいいです。
週末には、息子と一緒に簡単なバナナブレッドを焼くことがあります。白い琺瑯だと、バナナブレッドの焼き色がより可愛くおいしそうに映えるんですよ〜。
うん、やっぱり可愛い。混ぜて焼くだけの簡単なお菓子作りでも、気分が上がります。使っていてうれしいって大事な気持ちだなと思います」
▲「わたしはオーブンペーパーなしで焼いちゃうことが多いですが、オーブンペーパーを敷くとより洗い物がラクになりますよね」
次に紹介するのは、こちらも10年使い続けているというリネンブランケット。フィンランドのラプアン カンクリ社のもので、当店でも春夏のブランケットの定番として愛され続けている商品です。
二本柳:
「これは実は入社して数年経った頃に、先輩から譲ってもらったものなんです。当時からいいなぁと思っていたアイテムでしたが、その時はまだリネンを暮らしに取り入れることに慣れていなかったので、いろいろ試しました。ピクニックに持っていったり、テーブルクロスにしたり。それでソファの傍らに置いて使うのが、私には一番フィットしたのでそこが定位置に。もはやもう春夏は欠かせないアイテムです」
10年経っても全然飽きません。レモンイエローの色が可愛くて

二本柳:
「10年経っても全然飽きなくて、レモンイエローのラインが絶妙に可愛いなっていつも思います。これがあるだけで、家の中に少し北欧の空気が流れる感じがするんです(笑)
ソファのそばに置いておいて、本を読むときにさらっと体に掛けたり、子どもが昼寝したときにもかけてあげたり。室内だと冷房が効いて意外と肌寒いときもあるので、そんなときに傍らにあると助かります」
二本柳:
「手入れも特別なことをしなくてもいいのがいいなって。いつも洗濯機の通常モードでジャブジャブ洗っています。年数を経るほど、肌に馴染みやすくなったというか、やわらかくなって気持ちいい風合いになってきました。ですが、生地そのものはまったくくたびれなくて。リネンの風合いがいい感じなので、シワを伸ばして干しておくだけで、いつもアイロンせずにそのまま使っています。
汚れても気兼ねなく洗えて、気負わず使えるというのが、やっぱり使い続けたくなる一番の理由なんだと思います」
▲実際に10年愛用したブランケットの風合いです
最後に紹介する愛用品は、『ARABIA』のパラティッシのプレート。北欧食器といえばコレといわれる代表格で、スタッフの間では「ブラパラ」と呼ばれ、当店の商品ページのスタイリングにもたびたび登場してきた器です。
二本柳:
「ブラパラの存在を知ったのは、クラシコムに入社してからでした。当時から器の中で、一番好き!と思っていて。ロマンチックさがありながら、少し大人っぽさを感じられるこの柄が憧れでした。これが食卓にあったら絶対素敵だよなぁって。
最初に購入したのは大皿。友人を家に招いて食事をするのが楽しかった時期でもあり、決して気軽な買い物ではなかったけれど、少し頑張って手に入れた記憶があります。その後、時間をおいて小皿を買い足し、今は小皿2枚、大皿1枚、マグカップを愛用しています」
朝食も、夕食も、おやつも。ついこの器ばかり

二本柳:
「憧れの器ではありましたが、実際に使ってみると丈夫なつくりで、朝晩の食卓で気兼ねなくガシガシ使っています。といいつつ、実は数年前に息子が一枚割ってしまって。でもやっぱり大好きな器だったので、一枚新たに買い直したんです。それからも毎朝・毎晩のように使っています。
サンドイッチやロールパン、ゆで卵に、ちょっとした野菜というのが朝ごはんの定番メニューですが、16.5cmのこのプレートにちょうどよく収まるんです。ブリの照り焼きなど、不思議と和食とも相性がいいんですよね。おかずを取り分けるお皿としても使いやすいですし、好きなおやつもこのお皿にのせたくなります」
二本柳:
「クラシコムに入社してから、生活まわりのものを少しずつお気に入りで揃えていきたいという気持ちが芽生えて、なかでも器は、優先順位が高いものでした。
毎日目に入るし、忙しい中でも自分自身のための食卓の景色をつくるのに欠かせないものだったなと思います」
憧れだったものが、少しずつ暮らしに定着してきた気がします

二本柳:
「振り返ってみると、20代の頃に憧れてちょっと頑張って手に入れたものが、想像以上に活躍して、年月を経てどれもすっかり自分の暮らしに定着していて。それってなんだかうれしいことですね。器にしても、調理道具にしても、今回お話ししてさらに愛着が増しました。
忙しくて気持ちがピリピリしても、手に馴染む道具や好きな器を使ったりすることで、心の中に小さな余白が生まれる気がするんです。今回紹介したものたちは、これからもきっと、そうやって私の生活を支えてくれる気がするので、大切に、でも気兼ねなく、長く使っていきたいです」
次回は、別のスタッフの自宅へ。暮らしの中で長く使い続けてきた愛用品を、引き続き見せてもらいます。
▼この記事で登場したアイテム
【写真】ニシウラエイコ
もくじ
第1話(7月28日)
気がつけば13年。特別な日ではなく、日々の自分を励ますうつわ(スタッフ田中)