【スタッフコラム】はじめての経験を見守るってこと。
編集スタッフ 青木
少年と冒険と成長。そこに夏を加えると、なんとも甘酸っぱい気持ちがこみ上げてきます。
この組み合わせは、さいきん大好物になったもののひとつ。というのも、息子がまさにその物語の中にいるからです。
毎年夏休みが終わるころになると、ひと回り大きくなったような、しっかりして見えるような気がするのですが、不思議なもので、今年もやはりそう感じました。
新しいことに挑戦したから、でしょうか。
・・・
今年の夏、小学4年生の息子はちょっとした冒険をしたのでした。
気の合う友だちと2人だけで、少し遠くの図書館まで自転車で出かけ、2人でお昼を食べ、太陽が沈む直前まで読書を満喫してきたんです。(冒険と言うには大げさかもしれませんが、新しい経験はいつだって大冒険です。)
息子にとってはじめての経験は、親にとってもはじめての経験になります。
自分はすでに経験していることであっても、それを「見守る」ということですから、そう、あらためてドキドキさせられるわけです。
息子の性格からして、平気を装いつつも、さぞ目は泳いでいることだろうと思っていたけれど、今回ドキドキしていたのは、なんと私と夫だけ。
当の息子は、ドキドキや不安な気持ちを超えてワックワクしているみたいでした。
ちょっと見たことないくらい目がギラついていましたもん。(う〜ん心配!笑)
そんな時はもう「いってらっしゃい。気をつけて。あ、あと、落ち着いてね!」って言葉をかけるくらいしかできないわけで。
私は完全にうろたえていましたが、息子はかまわず「いってきまーす!」と出かけていきました。
すごいなぁ。友だちと出かけていったよ。
ワクワクが先立つとき、振り向かずに進むタイプなんだなということにも初めて気がつきました。
後追いがすごくてなかなかトイレに行けなかったり、毎日の抱っこで腕や腰が痛かった赤ちゃんの時期には想像も出来なかったことです。
・・・
意気揚々と出かけた息子は、時間の管理が上手なお友達のおかげで、約束の時間にちゃーんと帰宅することができました。
ほんの少し前まで、真っ直ぐ帰宅するだけでもえらいと思っていたのに。成長ってすごい!そしてお友達ってありがたい!
こんなドキドキを味わうのも、ほんの一瞬なのかもしれませんから、これからもはじめての経験に立ち会う時には、ありがたくドキドキさせてもらおうと思いました。
まぶしいなぁ。青春と呼ぶには早いけれど、まぶしくて仕方がありません。
こちらは少年をはさんでの家族写真。まだ小さいんだよな〜。でもおっきいんだよな〜。
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