【バイヤーのコラム】たとえ片付かなくても清々しい。我が家の大掃除。
バイヤー 竹内
日差しが心地よくて、ガラスの花器がいつにも増してきらめいていたある日。
街ではクリスマスマーケットもやっているし、骨董市も。年末のお祭りも気になる……とにかく絶好のおでかけ日和。出かけないなんてもったいない!
となるのが常だったのですが、昼間の部屋に差し込む日差しがあまりにも気持ちよくて、めずらしく家で過ごすことにしたある休日のこと。
家中の換気扇をすっきり丸洗いしました。
いつもは絶対に年内には終わらない大掃除。
大体30日くらいに慌てて取りかかるやいなや、早々に力尽き離脱。テレビドラマの総集編やら、年末特番を観ながら、気づいたら除夜の鐘。というパターンが通常です。
でもこの冬は違いました。
花瓶として使っている大きなガラス瓶を洗い、乾かすために日向に置いていたら、ガラス瓶が気持ちよさそうで……
思い立って、いつも「見て見ぬふり」をしていた、あらゆる場所の換気扇の大掃除をしてみたのです。
インテリアは好きだけど、正直掃除は得意ではありません。
でも好きならば、好きだからこそ、表面ばかりキレイにするのではなく、見えない部分とも向き合わなければ。内面の美しさを磨くのだ。
そう自分を奮い立たせながら掃除に集中。
部屋に差し込んだ、あの柔らかなまばゆい光が、そうやって私の心を清めてくれたのかもしれません。
そんな妄想をしてしまうくらい、おかしな表現かもしれませんが、日差しが清らかだったのです。
トイレの換気扇。度アップで載せるものではないですが、編み目がすっきりキレイになったので記念に。
次は思い出に手を付けてみました
クローゼットにしまっているバンカーズボックス。ベット下ではハーフサイズも使ってます。
キレイになっていくのって気持ちいい!ツヤが見えるのって嬉しい!
「大掃除ハイ(high)」になった私は、普段は手付かずのある箱に手をのばしました。
それは「思い出ボックス」と名付けた、今やカオスと化しているバンカーズボックスのこと。ここを整頓して中身も断捨離できればクローゼットにも余裕が生まれる!
3年前の結婚式のアルバムや寄せ書き。
夫と出会った当初、デートで訪れた六義園のチケット。(初デートなのに渋い)
大学時代、友人とヨーロッパを縦断したときの旅日記。
高校の吹奏楽部時代の楽譜
むかーしのプリクラ。(楽譜のあらゆるページに貼ってある)
懐かしさを一通り楽しんだら……全てきれいにバンカーズボックスの中に戻し、元の場所へ。
結局、捨てられるものなんてひとつもなかったのです。
むしろ、バンカーズボックスがもうひと箱いっぱいになるくらい、思い出をもっと増やしたい。そんな風に来年に向けての決意が生まれ、新しい年が楽しみになってきました。
家の中の普段見て見ぬようにしていたところに向き合う大掃除。
結果片付かない部分があっても、懐かしい思い出とふれあうだけで、換気扇を丸洗いしたときのような清々しさが残るのでした。
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