【間取り図鑑】第4話:模様替えは年1回!家族みんなが心地よく過ごす、9帖のダイニングキッチン
編集スタッフ 塩川
見ているだけでついワクワクと、新たな暮らしへの妄想が広がる「間取り図」。
そんな不思議な力を持つ「間取り図」と実際のインテリアを重ねて、暮らしを紐解いていきましょう。
3話目に引き続き、ミュージシャンの江鬮結実(えぐちゆみ)さんにお話を伺っています。
模様替えが趣味と話す江鬮さんは、家具のほとんどをIKEAで揃え、つねに新作をチェックする、自他共に認めるIKEAマニア!
夫婦ふたりと愛猫FIKA(フィーカ)が暮らす、ご自宅の間取りはこちらです。
前回に続き、9帖のダイニングキッチンにフォーカスを当てました。
※登場するアイテムは、全て江鬮さんの私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです。
模様替えで「いまが1番」心地いい!
9畳のダイニングキッチン
玄関を入ってすぐ右側に広がるのは、ダイニングのスペースです。
模様替えが趣味の江鬮さんは、ことあるごとに部屋のレイアウトを見つめ直し、年に1度は大きな模様替えを楽しんでいます。
今回はレイアウトを替えたばかりのダイニングと、気になる模様替えのコツについて伺いました。
家族の会話が増えた、大きなダイニングテーブル
江鬮さんは直近の模様替えで、155cm×75cmの大きなテーブルを、9帖のダイニングに置くことにしました。
こちらは長らく、ご主人のワーキングデスクとして使っていたもの。
ダイニングの中心に配置することで、新たに4人掛けのテーブルに生まれ変わり、端にパソコンを置いてもゆとりがあります。
デスクは以前、ベッドルームに置いてありましたが、共働きの江鬮家では夫婦の寝る時間がすれ違うことも多いそう。
寝室と仕事部屋を分けてからは、どちらもストレスが溜まらなくなったと話します。
江鬮さん:
「このテーブルは引き続き、夫のワーキングデスクとしても活用しています。
例えば夜、夫は仕事を。その向かいでわたしは動画を見たりお茶を飲んだり、お互い思い思いに過ごします。
以前はもう一回りほど小さいテーブルを使っていましたが、大きいものに替えたら家族が自然と集う空間になりました。
夫と会話を楽しむ時間も、ぐんと増えたと感じています」
▲ご夫婦ともにミュージシャンの江鬮家。テーブルの後ろにある食器棚の上には、以前デスクに置かれていた、ご主人の機材が並びます。この食器棚「TILLFÄLLE(ティルフェッレ)*販売終了」も、最近迎えた家具のひとつ。
「ひとり模様替え」のプラン練りに便利な木のメジャー
ここからは江鬮さんに、模様替えのコツなどを伺っていきます。
江鬮さんが「模様替えの相棒」と紹介してくれたのは、PUEBCO(プエブコ)で購入した木製のメジャーです。
通常のメジャーですと長いものを測るときに先っぽが安定せず、ひとりでは測りにくいこともありますが、このメジャーなら大丈夫!
写真のようにサイズを測っては、新たな家具を迎え入れるイメージを固めたり、模様替えのプランを練ったりするそうです。
▲家具の大きさを木のメジャーで測ります。
▲「食器棚はここにも収まるから、移動してみようかな」と、部屋のあちこちを回って模様替えのプランを練るそう。
アイデアは世界中に!インテリアのお手本はインスタグラム
つねにIKEAの新作家具をチェックし、心を踊らせている江鬮さん。
年1回の模様替えは、新たな家具を迎え入れるタイミングでもあるのだとか。
江鬮さん:
「模様替えも好きですが、お買い物も大好きなんです。
実はこの『FABRIKÖR(ファブリコール)』のキャビネットは、特に用途が決まっていないものの、一目惚れで購入しちゃいました。
新たな家具を検討するときや、どう使おうか悩んだとき。それに模様替えのアイデアが欲しいときは、インスタグラムを活用しています。
ハッシュタグで家具のシリーズ名を検索すると、世界中のいろんな人がアップしている画像の中から、インテリアのヒントを見つけることができますよ」
江鬮さんは海外のインテリアを参考に、キャビネットの上にはグリーンとライトを飾り、中にはお気に入りのお皿や雑貨をディスプレイしています。
インスタグラムで色んな暮らしのシーンから、模様替えのヒントを得る。これはぜひ真似したいアイデアです。
間取りを変えなくても、暮らしは自由に楽しめる!
わたしはいつも、間取りの使い勝手がわるいと感じたとき、その部屋から引っ越すことばかりを考えていました。
しかし今回、江鬮さんのお話を伺って、ハッとすることが沢山あったのです。
収納が少ないなら、しっくり収まる家具を探してアレンジすればいい。
生活スタイルが変わったなら、それに合うように模様替えをすればいい。
江鬮さんは7年間、たくさんの模様替えをしながら、今の暮らしにフィットする部屋作りを楽しんでいます。
だから「いまが1番!」と感じられる、空間で暮らすことができるのでしょう。
間取りを変えることは簡単にできませんが、模様替えで暮らしの悩みはきっと解決できるもの。
模様替えで「引越しするしかないのかな」と諦めていた間取りが、新たに生まれ変わるのかもしれません。
この年末は重い腰をあげて「間取り」と向き合い、もっと自由にインテリアを楽しみたいと思います。
(おわり)
【写真】木村文平
もくじ
江鬮結実
(ミュージシャン)
バンド・BUDDHISTSON(ブディストサン)のキーボーディスト。海外ツアーでIKEAに恋し、家具のほとんどをIKEAで揃える、自他共に認めるIKEAマニア。趣味は模様替え。 https://www.instagram.com/yumilloo/
▼BUDDHISTSONの楽曲は、こちらからご覧いただけます。
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