【北欧インテリア特集】第1話:ストックホルム郊外、築57年のアパートへお邪魔しました
ライター 大迫美樹
北欧の「暮らし」を覗いてみたい!
当店のルーツともいえる、北欧の暮らし。でもそれって、一体どんなものなのだろう?
そんな気持ちから生まれたのが、この「北欧インテリア特集『Fikaにお邪魔します』」。ストックホルムに暮らす、さまざまな方のご自宅インテリアを紹介します。
また、北欧の人たちが大好きなFika(フィーカ、お茶のじかんの意味)にもお邪魔して、彼ら彼女らの「ふだんの暮らしぶり」を、少しだけ覗かせていただきました。
シリーズ第2弾となる今回は、全4話で、アンドレアさん(30歳)、エディさん(30歳)ご夫妻と、2歳になる息子・ダンくんの3人が暮らすストックホルム郊外の自宅を訪ねます。
ストックホルム郊外、築57年のアパートへ
▲グロンダール(Gröndal)のトラムの停留所からの眺め。冬の北欧らしい空模様の日でした
彼らが暮らすのは、街の中心をトラムが走るストックホルム南部の郊外。グロンダール(Gröndal)という街です。
ここは、ストックホルムの街中からもアクセスがよく、水辺や自然も身近にあることから子どものいる家族が多く住んでいる地域だそう。
夏は緑に囲まれ、水辺にはちょっとした屋台やカフェがオープンするなど、街全体がのんびりとしています。
そんな街の築57年のアパートに、二人は住んでいます。シンプルな外観ですが、窓辺に飾られた星のライトたちが、なんとも北欧っぽい雰囲気!
▲ふたりの暮らすアパート。機能性を重視した1960年代の建築らしく、装飾要素は少なく、外観も至ってシンプル。
▲入り口すぐの螺旋階段を上がると、アンドレアさんとエディさん夫妻の部屋に到着です!
こんにちは、Fikaにお邪魔します
▲今回伺ったエディさん(左)とアンドレアさん(右)とダンくん(中)。夫婦とも私・大迫の友人で、今回の取材が実現しました。
今回お邪魔するのが、こちらのお宅。
夫のエディさん(30歳・左)は、映像制作会社のディレクター。妻のアンドレアさん(30歳・右)は、アパレル関係でグラフィックデザイナーとして働いています。
彼らが今のアパートに移り住んだのは、ちょうど1年前だそう。
アンドレアさん:
「今のアパートは間取りも使いやすいし、高台で眺めもいいし、いい物件を購入できて満足しています。息子も自分の部屋ができてとても喜んでいます」
2LDKのアパートで、家族3人暮らし
その間取りは、日本でいう「2LDK」タイプです。広さは74平米。無駄なスペースがなく、家具も配置しやすそうな印象です。
「シンプルでタイムレスなデザインが好き」というふたりだけに、リビングルームを覗くとアルヴァ・アアルト(Alva Aalto)のアームチェアや、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)のAJフロアーランプなど、クラシックな憧れのインテリアが目に留まります。
キッチンは白で統一。その中にアアルトのブラックのダイニングテーブルが部屋のスパイスとなっています。
それとは対照的なのが、カラフルなクッションやアート、たくさんのおもちゃと、元気いっぱいでワクワクする子供部屋です。
取材のあいだも、この部屋では、ダンくんが始終楽しそうに遊んでいました。
リラックスできる空間、すっきりとモダンな空間、そして明るくチャーミングな空間と、色やインテリアひとつで部屋の雰囲気が大きく変わるのが印象的でした。
第1話はプロローグとして、各部屋のインテリアを少しだけご紹介しましたが、次回からは、それぞれの家具や雑貨など、部屋ごとにくわしくお届けします。
第2話は、ふたりの大好きな家具が集まったリビングルームを、じっくり拝見しましょう!
(つづく)
【Photo】Markus Karlsson Frost
もくじ
Andrea Andersson / Eddie Åhgren
アンドレア・アンデション / エディ・オーグレン。2歳の息子Danくんと、ストックホルムの郊外のアパートで暮らす。アンドレアさんはグラフィックデザイナー、エディさんは映像系のプロダクションでディレクターとして勤務。アアルトと、日本のデザインやファッションが好き。
ライター 大迫美樹
コーディネーター、ライター、通訳者など。大学卒業後、アパレル会社や広告制作会社勤務を経て、2007年にスウェーデンのストックホルムへ移住。現在はフリーランスで、雑誌や広告、TV、日本企業の仕事を中心にコーディネート全般、執筆を手がける。インスタグラムアカウントは @mikikosmic
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