【週末は世界旅行!】第3回:「世界三大料理」のひとつ、トルコ料理ってどんな味?
編集スタッフ 奥村
人生であと何度行けるかわからない海外旅行。でも「食文化」だけなら、東京でだって楽しめるはず!
この連載では気になるあの国の料理を食べに、わたし奥村がスタッフを巻き込んでプチ世界旅行へくり出します♪
トルコ料理は、世界の代表?
突然ですが、「世界三大料理」って何だかご存知でしょうか?
なじみの中華料理に、憧れのフレンチ。あとひとつは和食?イタリアン?と思いきや「トルコ料理」だそうなんです。
思えばトルコの料理って、街中で見かけるケバブサンドの屋台くらいしかイメージがなく……いったいどんな食文化なの?
今回は、これまで四度もトルコに行ったことがあるという(北欧、暮らしの道具店のスタッフですが…)トルコ好きの編集スタッフ・津田と共に旅立ちました!
東京の「トルコ」に上陸です!
▲いざトルコへ!テンションが上がり、肩を組み始めるふたり
やってきたのは、東京・市ヶ谷にある老舗のトルコ料理レストラン「ボスボラス・ハサン」。
店内はとっても豪華なインテリア。トルコならではの芸術的なタイルや、色とりどりのランプが飾られていて、見ているだけでうっとりします♪
トルコのお酒、恐るべし!
▲津田、何やら怪しげな液体をすすめてきます…
席につき、まずは一杯飲みましょうかとメニューを開いたとたん、「んあ〜〜!懐かしい!!」といきなり叫んだ津田。旅行の記憶が蘇ったのか、一気にテンションが上がっています。
スタッフ津田:
「トルコといえばこのお酒なんです! これで乾杯しましょう」
そう言ってトルコのポピュラーなお酒「ラク」を頼みました。
スタッフ津田:
「もとは透明な液体なのに、水を注ぐと真っ白になるんですよ! 見て見て〜!!」
津田にしきりにすすめられ、一口飲んでみることに。
「これは強い!辛い〜〜!」嘆くわたし。なんだか薬のような味がするなと思ったら、それもそのはず、「アニス」という薬草のお酒なのでした。
消化促進など体にも良いそうなのですが、アルコール度数は40度以上という強さ。トルコのお酒、恐るべしです……!
▲不敵にほほえむガイドの津田も、恐るべし……
ベテラン津田に、注文もおまかせ?
「津田さん、トルコならではのおすすめ料理が食べたいです〜!」
今回の旅はトルコのベテラン・津田のガイドにお任せ♪ ワクワクしながら注文を待ちます。
スタッフ津田:
「ええと…ケバブがおすすめです! あっでも、この、キョフテ…?これがおいしかったような気もするな…?」
津田を頼りにしていたのですが……料理の名前に混乱しているようで、なかなか決めてくれません。
けっきょく店主のリザさんを呼び、身振り手振りで食べたい料理を説明するわたしたち。なんだかホントに現地に来たような体験でした(笑)
ごはん党の津田も唸る、絶品パン!
苦労して注文した料理は、津田おすすめのトルコのパン「エクメック」と、パンに合うペーストの盛り合わせ。
トルコではパンが主食。いつもはごはん党の津田も、旅行中、パンのおいしさに感動したのだとか。
焼きたてほかほかの生地は、外側はパリッと固めなのに、中はしっとりふんわり。ちぎると香ばしい匂いが広がります……!
▲とってもいい匂い!ずっと顔をうずめていたい…
パン好きのわたしは、トルコのパンに一目ぼれ。お店にはもうひとつ人気のパンがあると聞き、すかさず頼むことに。
こちらは、中にひき肉が入った長〜いパン「ピデ」です。これも香ばしい香り〜♪
見た目はボリューミーですが、生地はさっぱりとして、フランスパンのような素朴な風味。パクパクといくらでも食べられちゃいました!
津田のトルコ愛がとまらない!
▲牛肉の「ケバブ」を頼みました
続いて、トルコの名物肉料理「ケバブ」も登場。おいしい〜! 思ったよりスパイスが効いています。「トルコ料理ってエスニックな味がするんですね!」そういうと、津田が鼻息荒く解説をはじめました。
スタッフ津田:
「ノンノン、トルコ料理は多国籍なんです。トマトソースがベースのイタリアンな料理もあるし、エスニック風味のものもあり、中華風の水餃子もあって。
トルコはちょうどヨーロッパとアジアの中間にあるから、いろんな国のスタイルが混じった独自の食文化があっておもしろいんですよ〜! だからわたしはトルコが好きで、学生時代なんて……」
料理を食べつつ、トルコ話にスイッチの入った津田はノンストップ。
でも、わたしはそれよりパンに夢中で……このパン、また必ず食べに来ようと誓ったのでした。
ケの日の料理だって、「ごちそう」でした
世界三大料理に選ばれた「ごちそう」の味を確かめたい!と張り切って出かけたトルコ旅。それにしても、出てくる料理は本当に豪華なものばかりでした。
普段からこんなに豪華な食事なの?と尋ねると、答えはノー。たとえば「ケバブ」は、現地でもレストランでしか食べられない特別な料理なのだといいます。
リザさん:
「本当の家庭料理は、もっと素朴なありあわせのもの。その日家にある野菜や肉の『煮込み』が多いですね」
▲お店のランチでは、そんな家庭料理が食べられるそう
豪華な「ケバブ」ももちろんおいしかったけれど、特別な名前のないそんな料理こそ、「ごちそう」に思える日もあって。そんな感覚は、もしかしたら世界共通のものなのかもしれません。
次に来る時は、そんなケの日のトルコ料理を食べてみたい! そう思いながら旅を終えたのでした。
▲きれいに完食。ごちそうさまでした!
(つづく)
ボスボラス・ハサン 市ヶ谷店
住所:東京都千代田区九段南4-4-5
TEL:03-6431-8803
定休日:日曜
営業時間:11:30〜15:00/17:00〜23:00
【写真】木村文平
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