【バイヤーのコラム】共通点はないけれど、清々しい友人関係
バイヤー 竹内
大人になってから友人関係が稀薄になってきたような気持ちがありました。
立場、状況、家庭環境が違ってくるのだから仕方ないし、きっとこれは普通のことであるとわきまえているつもりでもあります。
結婚して子供ができる。一方で、仕事で新しい分野に挑戦する。どちらもとても喜ばしいことであるのに、なんだか状況が違う領域すぎて、どんどんお互いが離れていっている感じがしていました。ただ寂しいなあと。仕方のないことだとわかっているのに。
でも先日久しぶりに会った友人にこう言われてハッとしました。彼女は小さな子どもがいて子育て真っ最中です。
「こうして休みの日に友達とランチしたり、お茶したり、気ままに過ごせることが非日常なんだ。
そろそろ会いたいな~と思ってこうして半年に一度でも久々に会って近況を話せる友達の存在がすっごく私にとってはありがたい!」
そう言ってもらえたことがすごく嬉しかったんです。私も本当にその通りだよ!と思わず言い返しました。
話すと清々しいのはどうしてだろう
女子だから?それとも……
▲友人おすすめの花屋さんにて持ち帰ったカランコエ。花言葉は「小さな思い出」なんだとか。なんと可愛いのでしょう!
結婚してからずっと主婦として家のしごとに専念している彼女。今は母になり、子育てに奮闘中。
一方で私は子どもはおらず、夫と二人暮らし。家事はそれなりに済ませ、暮らしの中心といえば自分の仕事。
私たちの会話の中心はお互いの近況。
彼女は子育てのこと中心に。
一方で、私は仕事中心。
お互い日々の暮らしに具体的な共通点はあまりないかもしれません。それでお互いの今を話しても全く噛み合ってないのでは?なんて思いますよね。
でも全然そんなことはなく、むしろ清々しい気持ちになれるんです。
自分には未経験の領域で過ごす彼女の今ってどんな感じなのかを聞くことも楽しいし、仕事内容まで分かち合える同僚とは違うところで今の自分の仕事はどんな感じなのかを話すことも自分にとっては新鮮なアウトプットだなって。
よくある話、女性特有で「話を聞いてもらうことが快感である」という事も一理あるのかもしれません。
でもそんな女性が云々ということではなく、きっとお互いが今一番真剣に取り組んでいる事について包み隠さず話せる間柄というのがすっきり清々しいなと感じる理由なのだと思うのです。
知らない事、経験した事がない体験の話自体は共感しにくいこともある。けれど、日々まあまあ大変なこともあるし悩みも尽きないけれど、それなりに楽しく真面目に暮らしているということはお互い同じ!
次彼女と会うのはまた半年後でしょうか。また新しい心境のおしゃべりが出来るように日々を今を私らしく精一杯暮らしていこうと思います。
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