【わが家の朝支度】あえて不便をたのしむ。週末限定「山の家」での朝習慣(坂下真希子さん)

編集スタッフ 糸井 編集スタッフ 糸井

1日を気持ちよく始めるための朝の支度を、さまざまな方に伺う連載「わが家の朝支度」。

その人らしく「朝支度」を進める工夫や、こだわりについてお聞きしています。

今回ご紹介するのは、ウェブサイトでの連載や、著書『パンによく合うかんたんサラダ弁当』を執筆されている坂下真希子さん。現在は都内で、9歳の息子、4歳の娘、フリーランスとしてアパレルの仕事をしている夫との4人暮らしをされています。

そんな坂下さんが昨年からスタートしたのが、週末だけ、家族揃って山の家で暮らすという「週末山生活」

家電もスペースも、最小限の設備しかない山の家へ。週末の拠点を変えたきっかけは、仕事と子育てに追われる平日の代わりに、時間に全く縛られない家族時間をつくりたかったからだそう。

平日と週末で、暮らしのスピードを180度変えて過ごす、坂下さんの朝支度の様子をのぞかせてもらいました。

 


山の家であえて不便をたのしむ
坂下さんの朝支度


 

5:30 起床後、庭に出て、まずは深呼吸
5:45 お湯を沸かして、コーヒーを淹れる
6:00 デッキに椅子を出して、夫婦でコーヒーを飲む
6:30 朝ごはんの支度
7:30 家族が起きてきたら、全員で朝ごはん
9:00 庭で野菜を収穫し、昼ごはんの仕込み開始

 

デッキでのコーヒータイムは、
夫婦ふたりだけの団欒時間

坂下さん:
「朝起きてすぐのたのしみは、デッキでホットコーヒーを飲みながら、夫と庭を眺める時間。子どもたちが起きる前のこの時間に、ふたりで庭の植物の成長をひとつずつ確認し合います。

『ポップがようやく巻きついてきたね。イングリッシュラベンダーはそろそろ剪定しようか』などと、先週ぶりに交わす他愛のない話。

こんな会話をたのしむタイミングが平日にないからこそ、暮らしの小さな変化を見つけられるひとときが、なによりもたのしいですね」

 

たのしく育てて野菜嫌いを克服!
自家栽培の、採れたて野菜

坂下さん:
「朝ごはんを収穫するために、子供たちと一緒に庭に出かけます。野菜の苦手な子供たちですが、ここでは自分から率先して水をあげたり、収穫したりしてくれるんです。

自分の手で育てることをたのしむようになってからは、いままで以上に野菜を食べるようになりました

 


レンジなし、ミキサーなし
あるもので工夫する山の家での調理

坂下さん:
「山の家は狭いため、新しいものは買わずに、極力ものは最小限にしています。

先日、都内の自宅のオーブンレンジを買い換えた関係で、古いものを山の家に移動して少し便利になりましたが、それまでは電子レンジもオーブンもない暮らし。いまでも、テレビもなければ、ミキサーや炊飯器もありません」

「モットーは『あえて買わずにあるもので』。古いレンジが来る前は、蒸し器をフル活用。ポタージュは、時間をかけてトロトロになるまでじっくり煮込めば、ミキサーがなくても軽くすりこぎで潰すだけでできます。

時間がたっぷりあるからこそ、時短でやりくりする必要もない。その贅沢さを感じながら、不便をたのしむようにしています

 


ゆっくり過ごす週末朝ごはんは
いつもよりたっぷり&贅沢に

坂下さん:
週末の朝は、サンドイッチやフレンチトーストなどのパンを中心に、スープやサラダ、フルーツをあわせるのが定番です。

マスカットや巨峰など、近所の農家さんからいただく作物と、庭で収穫した野菜で朝から栄養補給。

生野菜だと箸が進まない子供たちには、野菜をたっぷり使ったスープにするなど、よく食べてもらうように工夫しています

週末の朝ごはんが、家族そろって食べられる唯一のひとときなんです。

食卓に座った瞬間からワクワクする時間にしたいから、お手製のサンドイッチをお皿にたっぷり盛ったり、風が気持ちのいい季節はデッキにテーブルを出して食べたり。

そうして、時間をかけて食べられる朝ごはんのたのしさを、子供たちに伝えていけたらと思っています」

 

平日は慌ただしいから、週末は時間をのんびり使ってパワーチャージ!

坂下さん:
平日はとにかく時間勝負。出かけるのが一番早い私は、朝6時半には家を出るため、家事をいかに段取りよくこなすかが最優先です。

朝ごはんは作り置きを食卓に並べ、娘を保育園に送る夫がスムーズに支度できるようにする。息子への伝言は、置き手紙を。そうして、私が出かけた後でも、家族に不便がないよう心がける朝です。

そんな風に、分刻みで時間を意識する平日とは正反対の週末。

テレビもなく、世間の情報もあまり意識しないで済むので、時間に縛られることもなく家族と過ごせる。子どもたちを手伝いに誘いながら一緒に朝食を作ったり、テラスでのんびりしたり。贅沢に時間を使ってもいい週末だけの山生活が、かけがえのない私の時間です

時間に追われる平日があるからこそ、何もない週末をたのしむ。そんな工夫をすることで、家族が心地よく暮らせる時間を積み重ねていると話す坂下さん。

忙しない日々のすきまに、「自分へのゆとり時間」を貯めていけば、心に余裕が生まれて、新しいことに挑戦するエネルギーにも繋がるとのこと。

24時間のなかでリラックスできる時間がとれなくても、1週間単位で暮らしを区切り、気持ちをリセットできるようにする。

坂下さんの朝からは、そうした時間を育むための習慣が詰まっていました。

 

(つづく)

【写真】坂下真希子

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坂下 真希子(さかした まきこ)

アフタヌーンティー・ティールームの焼菓子やジャムなどの開発を担当。パンと甘いもの、南インド料理が好き。ライター一田憲子さんのウェブサイト「外の音、内の香」( http://ichidanoriko.com/ )の中で「毎日パンとサラダ弁当。ときどき山生活日記」を連載しており、著書『パンによく合うかんたんサラダ弁当』(立東舎)を発売中。Instagramのアカウントは、@donuts1010


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