【マイペースに、年末年始】フルスピードの毎日だから、自分を整理する小休止(スタッフ奥村編)
商品プランナー 斉木
気づけば今年もあとわずか。
忘年会や帰省、「新年の抱負は?」なんて求められる場面も多く、なんとなく忙しない気持ちになる年末年始がやってきます。でも、そんな時期だからこそ、マイペースにのんびり過ごす時間や気持ちを、つかの間でも持てたら。
いろいろなことがあったけれど、何はともあれ、今年もあと数日です。
年の瀬に、3日間に渡り連載する「マイペースに、年末年始」。当店のスタッフが思い思いに過ごす年末年始をご紹介します。たっぷりお茶でも飲みながら、ゆるりとした気持ちで眺めてもらえたらうれしいです。
歩みをゆるめて
「好き」を整理する年末年始
第1回に登場するのは、編集スタッフ奥村。
夫婦揃って本が好きな奥村宅。無印良品のボックスに所狭しと並べられているのは、コツコツと集めた雑誌や写真集、料理本……よく「収集癖があるんです」と話す彼女らしく、リビングにもダイニングにも本や食器、お気に入りの雑貨が集まります。
年末年始は自分自身を整理する小休止だと話す彼女は、この場所でどんなふうに過ごすのでしょうか。
本棚整理で、「今年の自分」が浮き上がる
スタッフ奥村:
「本棚は、区画ごとにざっくりとジャンルを分けて入れているのですが、年末にはその棚を並べながら、今年はこんな本をよく読んだな〜とか、これはもう読まないかもという本を整理するようにしています。来年増える本のためにスペースも空けなきゃいけないので。
整理をしながら気づいたんですが、今年のはじめから “一人で旅をする女性” の本ばかり読んでいたみたいです。その影響か、秋には初めての海外ひとり旅を敢行。パリに1週間行ってきました。
本棚を見ていると、読んでいるときには気づかない、その時の自分の趣味嗜好が見えてきて面白いんですよね」
▲「今年印象に残った本」を集めてみたら、見事に『女性・旅・海外』という共通点が。
「どこか行きたい!」という気持ちは、服にも表れていたようで…
スタッフ奥村:
「本を整理した後は、服を整理します。本と同じくらい服も好きで、気づくと溢れてしまうので。もう着ないかな?と思う服をチェックしたり、しまい直したりしています。
ここでも、その時のマイブームみたいなものが見えてきます。一度気にいると、同じようなシルエットや丈の洋服ばかり着てしまうので、自然と集まってくるんですよね」
「今年は『色と柄』の1年だったなあとクローゼットを眺めながら思いました。
以前はモノトーンなどの色味のない服ばかり着ていたんですが、今年に入って、夏には柄物のノースリーブのワンピース、秋冬には色物のカーディガンや、柄のあるロングスカートをよく買っていて。今までだったら考えられない変化ですね。
色や柄のある洋服を着るとパッと開放的な気持ちになるじゃないですか。旅の本ばかり読んでいたこともそうですが、どこかに行きたい!という現実逃避願望が、今年は強かったのかもしれないです(笑)」
冷蔵庫の整理がてら、お菓子の “焼き納め”
話を聞いていると、なにやらキッチンからいい匂いが漂ってきて……
スタッフ奥村:
「クッキーが、そろそろ焼けたみたいです。
普段から休日によく焼き菓子を焼くんですが、お正月は実家で過ごすので、材料を使いきりたくて冷蔵庫整理のような感覚で “焼き納め” をするんです。それをそのまま実家への手土産に持って行っています」
スタッフ奥村:
「いつも家に帰っても仕事のことが頭を離れなかったり、家事が気になったりと、毎日をフルスピードで走り続けているような感覚なんです。
でもお菓子作りで手を動かしているとほどよく無心になれて、気持ちがしんと静まるような気がします。年末年始は、1年の中で唯一、自分にとってスピードをゆるめられる小休止のような時間だと思っているので、自分の心が落ち着くことをしたくなるのかもしれません」
来年へのささやかな希望を、熊手に託す
奥村宅では、家のよく目に入る場所に、毎年熊手を飾っています。
スタッフ奥村:
「よく『珍しいね』と言われるんです。飲食店などにあるのが一般的なので。
元々は夫の習慣だったんですが、わたしも11月の酉の市で来年の分を買うと、今年も終わるんだなぁとしみじみ感じるようになりました。毎年行く神社にすごく感じのいいおじいちゃんがいて。必ずその方から買うと決めています。
熊手の大きさは、昨年より頑張りたいときは大きめ、現状維持で行きたいときは同じ大きさのものを買っているんですが、これ以上大きいのは予算の関係でちょっと……すでに頭打ちですね(笑)」
見落としがちな、些細な変化をすくい上げて。
いつも目の前の物事に一直線。まっすぐな性格の奥村だから、年末年始は歩みをゆるめ、本や服、好きなお菓子を焼きながら、ゆっくりと自分を見つめ直す。そんなふうに過ごしているようです。
気づいたら買ってしまうような好きなものにも、その時のマイブームが表れていたり。普段は気づかないような小さな自分の変化に気づいたり。それもまた楽しいかもしれません。
続いて登場するのは、一児の母として家庭と仕事の両立に奮闘するバイヤー中居。彼女はどんな年末年始を過ごすのでしょうか。
(つづく)
【写真】中川淳
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