【青葉家のレシピ】前夜の残り物が大変身!春子の「ナポリタン風・肉焼うどん」
ライター 藤沢あかり
当店オリジナルドラマ『青葉家のテーブル』最新作、第3話「ぼくらの才能」は、もうご覧いただけましたか?
ソラオとリクが、小説家と音楽制作というそれぞれの夢に向かって、「自分らしさ」をつかんだ朝。早朝のダイニングで春子が差し出したのは、山盛りの「ナポリタン風肉焼うどん」でした。上には、2人の未来を照らす太陽のように、金色につやつやと輝く目玉焼き。
「本気でやるなら、ちゃんと食べる」という春子のセリフと、2人が頬張る表情に食べ物の底力を感じる、まるで応援歌のような一皿です。
▲「本気でやるなら、ちゃんと食べる」と焼うどんを出す春子
実はこれ、2人が前夜に食べなかった「豚肉の生姜焼き」のリメイクメニュー。
「こんな変わったメニュー、初めて考えました(笑)」と、話してくれたのは、3話でも料理シーンを担当してくれた料理家の冷水希三子さん。
付け合わせの水菜やトマトまでしっかりと生かした変化球メニューながら、生姜の風味と相性ばっちりの驚きのおいしさ。
今回はこちらを詳しくご紹介します!
▼第3話「ぼくらの才能」本編(約20分)
まずは基本のこちらから
豚肉の生姜焼き
材料(4人前)
・豚肉生姜焼き用…300g
・玉ねぎ…1/2個
・トマト…1個
・水菜…2株
・片栗粉…適量
・油…適量
A
・酒…大さじ1
・生姜のしぼり汁…大さじ1
・濃口醤油…大さじ1/2
B
・濃口醤油…大さじ1
・みりん…大さじ1
・酒…大さじ1
・生姜のしぼり汁…大さじ1
・砂糖…大さじ1/2
下準備
・玉ねぎは1cm幅のくし切りにし、さっと茹でる。
・トマトはくし切り、水菜は5cmくらいのざく切りにしておく。
作り方
【1】豚肉に混ぜ合わせたAを揉みこんで10分おく。
【2】 1の豚肉に片栗粉をさっとつけ、油をひいたフライパンで中火で両面を焼く。
【3】豚肉をフライパンから取りだし、余分な油を拭き取る。
【4】フライパンに豚肉を戻し入れ、混ぜ合わせたBを加え、絡めながらさっと炒める。
【5】器にゆでた玉ねぎを敷き、その上に豚肉を盛りつけ、トマトと水菜を添える。
冷水さん:
「豚肉は焼きあがったら一旦取り出し、フライパンをきれいにしてからタレを絡めます。このひと手間で、よけいな油っぽさが抜けますよ」
春子のアレンジメニュー
生姜焼きで「ナポリタン風焼うどん」
材料(1人分)
・一皿分の生姜焼き
−豚の生姜焼き…3枚
−茹で玉ねぎ…1/2個分
−トマト…1/2個
−水菜…1株
・うどん…1玉
・油…適量
・ウスターソース…大さじ2強
・ケチャップ…大さじ1
・酒…大さじ2
・卵…1個
作り方
【1】 目玉焼きを焼いておく。
【2】フライパンに油をひき、半分に切った豚の生姜焼きと玉ねぎを軽く炒める。うどんを入れ、酒を加えてよくほぐす。
【3】うどんがほぐれたら、くし切りのトマトとソース、ケチャップを加え、さらに炒める。
【4】最後に5cm長さに切った水菜を加えて混ぜ、器に盛り、目玉焼きをのせる。
冷水さん:
「目玉焼きは最初に作っておくと、フライパンをさっと拭うだけで次の調理に取りかかれます。
焼き加減はお好みですが、半熟の黄身を絡めながら食べるとおいしいですよ」
食べてみると、火が通ったトマトのとろっとした甘さとほどよい酸味がソースにマッチ。さらに、豚肉はしっかりと生姜焼きの風味をまとっているので、食べ応えも十分です。
このメニュー、現場では特に男性陣から大好評だったとか。
ドラマ中に登場する料理も、素材選びや調味料まで、いつもと同じようにきちんとこだわって作られているんです。食事シーンのあのみんなの表情! 「おいしい!」が伝わってきますよね。
ぜひ見返しながら、ここぞ!というときの応援メニューとして、作ってみてくださいね。
第3話「ぼくらの才能」もあわせてご覧ください
(つづく)
【写真】原田教正
もくじ
【写真】原田教正
冷水希三子
料理家。季節の素材を生かした料理を心がけ、雑誌や広告などで幅広く活躍している。当店オリジナルドラマ「青葉家のテーブル」では料理監修を担当。
http://kimiko-hiyamizu.com/
▽冷水希三子さんの著書はこちらから
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