【スタッフコラム】はじめてのキャンピングカー
編集スタッフ 寿山
基本インドア派なのですが、先日はじめて家族でキャンプをしました。目的は音楽フェスに参加するため。キャンプサイトの宿泊者しか見られないライブがどうしても見たかったのです。
インドア派なので、キャンプグッズは一切持っていません。安いテントを買って急場をしのごうかとも思ったのですが、子どもが小さいので道具も知恵もないなか強行するのは躊躇されます。
ライブを諦めて宿をとろうか、キャンプ慣れしてる友人にイチから教わろうか、あれこれ考えていたとき、ふと近所の駐車場に停まっていたキャンピングカーが目に入りました。
「キャンピングカーって、レンタルできないのかな?」
そう思ってリサーチすると、都内に何箇所かキャンピングカー専門のレンタカー店舗があるよう。
車種を見ていてちょうどいいと思ったのが、2tトラックを改造したもので、大人が6人まで寝ることができるもの。テーブルにソファ、小さなキッチンにシャワー、トイレまでついています。まさに移動するミニハウス。さらに普通自動車免許で運転できるとあり。
さっそく自宅から近い店舗で予約。レンタル料金は普通車の倍ちょっとで、思ったより安い印象です。
これでとりあえずは水と食料と着替えさえあれば大丈夫。そう安心して迎えた出発当日。夜が明けてすぐマンション前にキャンピングカーをつけて、食料や調理道具、衣服におもちゃを詰め込んで。まるで夜逃げみたいな光景かな?と思いながら、最後に寝ぼけた娘ものせて出発。テーブルについて、朝食をとりながら会場へ向かいます。
高速を走っていると、車窓には富士山や海が。あくまでトラックの荷台を改造した空間なので揺れはありますが、それも相まってローカル線に乗ってるような旅気分に。
昼前には会場について、キャンピングカーの窓に付属しているオーニング(日除け)をたてます。
オートキャンプ場なので、まわりには車が何台も停まっていて、到着するやいなやテントを設営している様子。わが家はテントを持っていないのでレジャーシートを敷いてはみたものの、なんだか可笑しな感じになったので、すぐ車内に戻りました。
気を取り直してコーヒーを淹れることに。唯一キャンプぽいアイテムが、日常づかいしていた琺瑯のマグカップ。ソファに座ってマグでコーヒーを飲んでいたら、まわりから炭をおこす匂いや、テントを固定する杭を打ち込む音がして、それで十分キャンプ気分に。
サイト内を少し散歩したあと、お昼は車内のミニキッチンで乾麺をゆでて済ませ、娘はお昼寝タイム。そうこうするうちに陽は傾いて、気がつけば夕方近い時間に。晩ごはんの支度をして、キャンドルの灯りで夕飯を食べていて、ふと気がつきました。
「あれ? ライブも見てなければ、あまり外にも出ていない」
キャンプといえばバーベキューをしたり、フェスといえば何個もライブをはしごしたり。そのどちらも出来ていないけれど、不思議と満たされた気持ちになっていたのです。インドア派の私でも、子どもと一緒でも、キャンピングカーがあれば無理なく楽しめるのかもしれません。
夜はキャンプサイトから歩いていける温泉で大きなお風呂に浸かり、パジャマで夜風を浴びながら少し散歩をして。夫と娘が寝ついてから、ひとりで夜のステージへ。
わずか60分たらずの時間でも、真夜中に、星をみながら聴いたライブは、もうこの記憶さえあれば来年まで頑張れるんじゃないかと思えるくらいの充電になったのです。
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