【バイヤーのコラム】3年目のバイヤー、展示会を楽しむ。
バイヤー 山根
最近、展示会に行くのが楽しくなってきました。
展示会というのは、メーカーさんや卸元さんが自社の商品をバイヤーに紹介する催しのこと。僕たちバイヤーチームのスタッフは、この展示会に行って新しいアイテムを見つけてくるのがひとつの仕事です。
「楽しくなってきた」と行っても、以前楽しくなかったというわけではないのです。より楽しくなってきたのです。
ワクワクの源は想像力
どうして楽しくなってきたのか。理由の一つは、ひとつの商品を見て思うことが圧倒的に増えたから。
例えば、とあるアイディアキッチン用品を見つけたとき。
まず思うことは「うちのお店で取り扱えるかな?」「うちのお客様は好きになってくれるかな?」ということなんですが、そのあとに、
「これ使うときってどんな顔をしてるだろう?うれしそうかな?」
「誰かがいるときに使ってるかな?その人が見たらどう思うだろう?」
「こんな風にも使えたりする?」
「家だけじゃなくて、外でも使えそうだ」
「洗うとき意外と大変そうだなー」
「あの人のうちにならありそうな感じ」
などなど、使う瞬間のいろんな具体的なイメージが湧いてきます。
そうすると、どんなアイテムでもなんだか愛着が持てる気がして。それが展示会が楽しくなってきたポイントのひとつ。
2年前、バイヤーなりたてのころは、↑上記でいうところの「うちのお店で売れるかな?」とか「驚くようなポイントがあるかな?」くらいまでしか感じ取れてなかったと思います。
バイヤーの職業病
このものの見方の影響は私生活にも現れてまして、以前よりも買い物にずいぶんこだわるようになりました。
これにはいい面も悪い面(困った面)もあります。「必要な機能を満たしてるから、とりあえずこれ買っとけ」という購入が減り、「いや、ほかのものもいろいろ比較したい。あらゆる点になっとくしてから買いたい!」という気持ちで買い物に望むことが増えました。
結果よいモノを買えることも増えましたが、一方で家族を待たせながらも無印良品をこまか〜く見て回ったり、生活に必要なものがなかなか買えなかったりということが起きています(笑)
(例えば上の写真の本棚は1年以上迷って購入)
ちなみに無印良品をこまか〜〜く見ていて出会ったのがこちらのウェットシートケース。本当に使いやすくて、思わず3つも買いました。
・片手で開け閉めしやすいフタ
・シンプルな見た目
・ウェットシートをしまい直さなくてもいい仕組み
特に3つ目の構造が気に入って、「こういうのを待ってたんだー!!」と感激。僕もこんな風にお買い物を通じてうれしい瞬間をお届けできたらなと思います。
北欧食器などの卸元・スキャンデックスの谷藤さん。写真撮影を促されるキャンペーンがあったのでお願いして写っていただきました。
もうひとつ展示会が楽しくなってきた理由があって、それは各お取引先の担当者さんと良い関係ができてきたこと。
別の会社同士であっても、よろこんでいただきたいお客様は一緒。そう思うようになってから、みなさんのところを訪ねてお話するのも好きな時間となりました。
引き続き展示会へガシガシ足を運び、みなさまにお届けできる商品を見つけていきたいと思います!
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