無印良品の収納ケース・ファイルボックスは、水上さん宅では子どものおもちゃ小物の収納、日用品や書類の仕切りなどで使用。それも、この収納ケースの素材やスリムも幅広もあるサイズ展開に秘密があるようです。浅型サイズはキッチン、キャスター付きは浴室前など、使用アイデアも参考になりそうです。

編集スタッフ　齋藤

 

無印良品のファイルボックスが、使えるワケ

収納ボックスを上手に使って、暮らしを整えている水上あつしさん宅を訪れ、選び方や使い方のアイデアを伺っています。

選び方の三箇条と一押しボックスをご紹介いただいた前回。今回は、水上宅で最も置かれていた「無印良品のファイルボックス」に着目しました。

水上さん：
「昔から、無印良品のパルプボードボックスを愛用していて、これにサイズがぴったりの『ポリプロピレンファイルボックスシリーズ』を合わせて使っていました」

これが非常に使い勝手良くて！と言う水上さんが、自宅でフル活用している理由をお届けしたいと思います。

軽くて丈夫だから
子どもの「おもちゃ入れ」にぴったり

▲プリンセスアイテムは、ざっくりここへ。（写真右のアクセサリー入れはDAISOのもの）

水上さん：
「リビングでは、子どものおもちゃ類を一挙に収納しています。子どもでも出し入れできる軽さと丈夫さが、おもちゃ収納にぴったりだなと気に入っています。

それに、奥行きは一定でありながら、幅のバリエーションがあるので、中身によって箱を変えても収まり、見た目もスッキリしますね」

▲ポリプロピレンファイルボックススタンダード・幅25cmタイプ/約奥行32×高さ24cm/ホワイトグレー

ポリプロピレン素材なので、水気に強い

4.5畳のランドリールームは、リノベーションを機に「脱衣・洗濯・干す・畳む・しまう・着る」という一連の流れが行われる空間になっているそう。

水上さん：
「洗濯機脇の棚にボックスを並べて、ランドリーで使用する細々したアイテムを収納しています。ポリプロピレンなので、水気にも強いのがありがたいです。

洗剤や洗濯ネットの他に、クリーニングへ持っていく際の袋も入れています。用途で分けているので、使いたいタイミングで取り出しやすいですね」

引き出しの高さにフィット
1/2サイズも優秀

▲高さが半分のものが、コンロ下の引き出しにぴったりだったそう。ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ホワイトグレー・1/2

水上さん：
「キッチンのシンク下とコンロ下にあたる引き出しにも、ファイルボックスをパズルのように組み合わせました。

実は、このファイルボックスは高さが2種類。通常の『1/2タイプ』の高さのボックスもあって、引き出しの高さで我が家では使い分けているんです」

▲シンク下の引き出しには通常の高さのものを。ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー。

雑多なものに
「仕切り」を作って整理できる

▲書類やコーヒー道具の備品の隣には、たこ焼き器……！　頻繁に出し入れする場所ではないから、役割を決め過ぎないのも、ボックス使いのコツ。

水上さん：
「キッチンカウンター横の壁沿いに置いたシェルフも、ファイルボックスのスペースです。

ここには、使用頻度は高くない暮らしの中の雑多なアイテムをざっくりと収納しています。ラベル付けなんかも全くしていません。

一つの大きなボックスに入れてしまうと、雑多なものがよりごちゃついてしまいますが、ファイルボックス1つに1用途（1アイテム）で入れてしまえば、自然とスッキリします。

素材に凸凹がないので、無駄なスペースが生まれづらいのも助かっています」

▲シェルフ：スチールユニットシェルフ/ライトグレー（無印良品）

他にも、水上さん宅ではファイルボックスがこんな風に使われていましたよ。

▲洗面台脇の棚（無印良品のパルプボードボックス）には、家族一人一人にファイルボックスが置かれ、洗面道具を。

▲浴室手前のスペースには、ファイルボックスにシャンプー類が。中身を取って、浴室へ向かうのだそう。（下あるのは専用のフタとキャスター：無印良品）

 

軽くて丈夫で、手に入りやすい。それに加え、優れたデザイン性や暮らしの中で役立つモジュールなどを携えていることで、こんなにも家の中で使えることを知りました。

次回は、水上さん宅で愛用中の、そのほかのボックスをたっぷり見せていただきましたよ。蓋つき、バケツタイプなど、多種多様なボックスが登場します。

 

👉前の記事はこちら
■収納ボックス選びのコツ

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【写真】佐々木孝憲

 

水上あつし

エンジニア。計画から4年を経て、実家戸建てを二世帯でリノベーション。4歳の娘・妻と3人暮らし。リノベーションを機に、DIYが趣味に。instagram：@__inmyroom__

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