【はじめてのインテリア】第1話:共働きの夫婦が、30代で理想の家を手に入れるまで
編集スタッフ 寿山
埼玉県の住宅街に、30代の夫婦ふたりで暮らす、saraさん宅のインテリア。とある雑誌で見かけて、古いアンティークのものを上手に取り入れたカフェのような空間に惹きつけられました。
記事にはinstagramのアカウント(@su_a_sa_)が添えられていて、投稿を覗くと、生き生きと楽しそうにインテリアを整えながら、家づくりをしている日々が綴られていたのです。
ここまで自分の好きなインテリアに真っしぐらに、時間もエネルギーもかけて空間を作り込むなんてすごいなあ。きっと、家具にも雑貨にもすごくこだわりがあるはずと、詳しくお話を聞きたくて取材をお願いしました。
理想のインテリアを、3年かけて手に入れた
▲saraさんのインスタグラム投稿。偶然にも当店のスタッフの多くがフォローしていました
ところが、実際にお話を伺ってみたら、ほとんどの家具や雑貨、器はこの3年間で揃えたものなのだとか。前々からインテリアに興味はあって、雑誌やwebでインプットはしていたけれど、家を買うまでは何も行動に移せていなかったといいます。
その話を聞いて、「こんな短期間でも、理想のインテリアって手に入るんだ」と、希望を感じたわたし寿山。
saraさんの「はじめてのインテリアづくり」について、全3話で詳しくお届けしていきます。
まずはエリア・予算を絞る。30代で会社員、共働き夫婦の家さがし
家を探しはじめた頃、お互いの職場に通える場所として埼玉県の今お住いの街を選び、エリアを絞って家探しをしました。
当時住んでいた賃貸住宅の契約更新が間近に迫っており、できればすぐに入居できる物件を探していたsaraさん。
調べるうちに、新築マンションや中古物件のリノベーションは入居までに時間がかかるとわかり、自然と建売住宅をメインに探すようになったそう。
住むエリア、入居できるタイミング、予算を限定して家探しをするなかで、ハウスメーカー「ゼロキューブ」に出合います。
さっそくモデルハウスを見学してみたら、吹き抜けのある明るい空間が一目で気に入りました。
3LDKで100平米近くあるゆったりとした間取りでありながら、予算内に収まるということもあり、とんとん拍子に購入へと話が進んだのだとか。
“古道具があるカフェ” のようなインテリアに憧れて
そんなsaraさん宅のインテリアは、大好きなカフェの空間を参考にしています。栃木県にある「NASU SHOZO CAFE」や軽井沢の「サジロカフェ・フォレスト」など、アンティークや古道具のあるカフェが大好きで、休日は夫婦で気になる店を巡るのが習慣なんだそう。
2人で訪ねた店の写真を見返しながら、少しずつ憧れのアンティーク家具や雑貨を買い集めました。
3年間でこれだけの家具や雑貨を集めるとしたら、結構な出費になりそうです。どう家計をやりくりされたのでしょうか?
saraさん
「持ち家は高くて、賃貸は安い、と一概には言えないと思います。うちの場合は、前に住んでいた賃貸のほうが、家賃も光熱費も今より高くて、駐車場代も別でかかっていました。月々のローン返済を含め、オール電化住宅だから毎月の固定費が安くなったので、浮いたお金を買い物に回しています。
もともと洋服が好きでよく買っていましたが、今はセーブしていて、かわりに器や雑貨を買うようになりました。あといつか家を買ったときのために、少し貯金もしていました。家を買うまで抑えてた買い物欲を、この3年で発散させた感じです」
それでは実際に、どうやって各所のインテリアを整えていったのでしょうか? 次回は最初に手をつけたキッチンづくりについて、詳しく伺います。
(つづく)
【写真】木村文平(2,4枚目以外)
もくじ
saraさん
埼玉県在住。カフェスタッフ。instagramのアカウント(@su_a_sa_)で、家づくりの過程や、新居での暮らしについて綴っている。趣味は、カフェやアンティークショップめぐり
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