【朝食と器】お気に入りの器にのせて。スタッフの「休日朝ごはん」を大解剖!(vol.1)

編集スタッフ 奥村

「休日の朝ごはん」が大好きです。

カリッと焼けたトーストにたっぷりのバターをのせるのも、ホカホカごはんと納豆にお味噌汁も。

平日はなかなか難しいからこそ、お気に入りの器を選んで、ゆっくり好きなものを食べる。それは “好き” が詰まった至福のひと時です。

今回はそんな「休日の朝ごはん」をスタッフ3名に見せてもらい、好きな器や食べ方の話をたっぷり聞きました。

 

***

 Data:
食パンの器:スウェーデン「ウプサラ・エクビー」のヴィンテージ
目玉焼きの器:フィンランド「アラビア」のヴィンテージ
マグカップ:「DEAN&DELUCA」
ヨーグルトの器:雑貨屋で買ったヴィンテージ
スプーン:柳宗理モデル
フォーク:デンマーク製のヴィンテージ

***

佐藤:
「わが家の朝食はもっぱらパン派。卵料理にカリッと焼いたベーコンかウインナー、野菜にヨーグルトがお決まりメニューです。

平日の朝はバタバタしていて、家族それぞれささっと済ませることが多いので、週末だけは、思い切り自分の好きなように食卓をセッティングするのが楽しみに。

最近、近所に食パン専門店ができて。そこの食パンを週末に備えて買っておくようになりました。明日あの食パンが食べられる、と思うと前夜からワクワクしてしまうくらいです(笑)」

 

佐藤:
「デンマーク製のヴィンテージのフォークは、京都を旅した時に立ち寄った雑貨屋さんで購入したものです。持ち手が木製でお気に入り。週末になるとカトラリーケースから出して、朝食用に使います。

ガラスの器は、吉祥寺を散歩していた時に偶然見つけた、どこかの国のアンティーク。朝の光に当たるととてもきれいなんです。

この器で食べる最近のお気に入りが、写真のヨーグルト。クリーミーでとってもおいしいんです。この上に、いつもフルーツをのせて食べています」

佐藤:
「40代になってから、可愛らしいお皿がなんとなく気分ではなくなって、モノトーンなど潔いお皿が好きになり、食器棚の中身を見直していたんです。

でもこの頃、お皿選びに変化が。また可愛いお皿が好きになって、少しずつ買い足すように。特に北欧ヴィンテージのお皿にときめいています。

今日はどのお皿にのせよう?と選ぶのも、週末の楽しみ。気持ちの変化って不思議ですね」

▲(以下すべてヴィンテージ)上:アラビア「ルスカ」、中左:スティグ・リンドベリ「ベルサ」、中央:ロールストランド「アネモン」、中右:グスタフスベリ「プルーヌス」、下左:スウェーデンのヴィンテージ(シリーズ名不明)、下中央、右:アラビア(シリーズ名不明)

***

Data:
茶碗:日本民藝館で購入した民芸品
味噌汁椀:「無印良品」
目玉焼きの皿:「リビルディングセンター」で購入
青菜の皿:吉祥寺「CINQ」で購入
梅干しの皿:京都「montique」で購入
ガラスのコップ:ボデガ
コースター:吉祥寺「OUTBOUND」で購入
箸:「無印良品」
箸置き:海辺で拾った石

***

小林:
「平日のごはんをわたしが作る代わりに、休日の料理は夫担当。最近夫は朝ごはん作りが楽しくなってきたみたいです。

メニューは玄米ごはん、お味噌汁、目玉焼きが定番。ソーセージが好きでリクエストしていたら、最近はソーセージも付けてくれるようになりました! ほんとはもう少しこんがり焼いてほしいけれど、そこは何も言わずにガマンします(笑)

目玉焼きはごはんにのせて、黄身をとろりと割ったところに、お醤油をちょろっと垂らして食べるのが好き。市販の白だしをかけて食べるのもおいしいんですよ〜」

▲日本民芸館の中のショップで購入した器は、ごはんがおいしく見える気がします

 

小林:
「夫婦そろって好きなのは、皮がパリっとしたソーセージ! はちみつ梅干しは夫の好物。甘さと塩気のバランスがほどよくて、梅肉和えなどふだんの料理にも重宝しています。

目玉焼きをのせたお皿は、長野の『リビルティングセンター』の古道具コーナーで見つけたもの。西洋風の絵柄に妙に惹かれました。

実際食べものをのせると柄は隠れてしまうんですが、それもまたいいなあと。目玉焼きにぴったりの絶妙なサイズ感も気に入ってます」

***

Data:
水色の皿:IKEA「ディネーラ 」(グレーブルー・26 cm)
中央右の皿:「ポルバサル」(フラットプレート・24cm)
白のオーバル皿:当店オリジナルオーバルプレート(オフホワイト・18cm)
マグカップ:「デュラレックス」(ベルサイユマグ)
フォーク:「クチポール」(ディナーフォーク)

***

山根:
「休日の定番はホットケーキです! プラス甘くないおかず1品と、普段は朝あまり飲まないコーヒーを淹れてのんびりします。

きっかけは妻が食べたいと言って作り始めたことだったんですが……凝り性な僕がはまってしまって、いつしか僕担当に(笑)。

焼くのには、『リバーライト』というメーカーの鉄フライパンを愛用しています。油を均一に薄くぬること・フライパン全体を均等に温めること・タネを一気に注ぐことが、ムラなくキレイに焼くコツで、キッチンでひとり密かにこだわってます」

山根:
「サイドメニューのおかずは3つレパートリーがあって、写真の『ブロッコリーとソーセージを焼いたの』と、ハムエッグ、ほうれん草とベーコンのバターソテー。気分に合わせてローテーションしています。

作り方はブロッコリー、ソーセージの順にフライパンに入れて、そのまま放っておくだけ。ホットケーキを作っている間、もうひとつのコンロで火にかけておいてときどき揺するだけでできるので楽ちん、おすすめです。

ポルバサルのプレートはグリーンの縁取りが気に入っています。ホットケーキとかソーセージとか、ちょっとアメリカンダイナーっぽい雰囲気の料理に映えて、朝食にぴったりです」

 

山根:
「小学生のとき、父が出張先のカナダ土産で買ってきてくれたメープルシロップをはじめて食べて、おいしくて衝撃を受けた思い出があるんです。以来『ホットケーキにはメープルシロップ』と堅く心に決めています。

でも、ホットケーキは背伸びせず『いつもの味』なのが好きなところ。食材にこだわりすぎると食べるのがもったいなくなってしまったり、食べ終わったあと『終わっちゃった…』とさびしい気持ちになってしまうので。

だからミックス粉もシロップも、スーパーで買えるものからお気に入りを選んでいます。

のせるお皿はいつも当店オリジナルオーバルプレート。オーバル形だと、パンケーキとおかずがちょうどよくおさまるので気に入ってます」

▲リムがあるので、シロップをたくさんかけてもこぼれず安心

山根:
「ホットケーキの朝ごはんは、休日の朝をのんびり満喫している気分になるのも好きなところ。保育園に通う娘がいるのですが、今回撮影用にホットケーキを焼いていたら『きょうはほいくえんおやすみ?』って。

娘にとってはホットケーキのにおいが、休日のにおいになってるんだなあと思いました」

***

三者三様の朝ごはん。器選びやメニューはもちろん、目玉焼きの食べ方ひとつでも、それぞれの「好き」が詰まっていて、とっても奥深いなあと感じました。

つぎの休日の朝は、何を食べよう? 楽しみな想像を始めただけで、なんだか今週ものりきれそうな気がしてきました。

(つづく)


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