【趣味は、洗濯です。】最終話:洗濯がすきな女性と、音楽と、カーテンやシーツの物語。
編集スタッフ 糸井
音楽と、架空の物語。きっと今日の洗濯も……。
趣味は、洗濯なんです。そんな人がいたら、その人はどんな風に洗濯を楽しんでいるのだろう。とっておきの洗剤や、お気に入りの洗濯道具を揃えたら、私も昨日より洗濯が好きになるかな。
でももしや、洗濯時間にだけ聴く「音楽」。そんなものがあるだけでも、もっと洗濯って楽しくなるんじゃないか。
そうして前回お届けした、当店はじめての特別メニュー。洗濯どきにぴったりな「プレイリスト」付きの読みもの(すでにたくさんの方にお楽しみいただき、スタッフ一同嬉しいかぎりです!)。
そんなプレイリストに合わせて作った物語も、いよいよ最終話へ突入です。
それでは、今日もお好きなかたちで、お楽しみください。
まずはこのまま読み進み、その後じっくりプレイリストを聴いても。一旦読みものは脇に置いて、音楽から楽しんでも。
もしくは聴きはじめたのち、読みものを広げ直して、同時に楽しんでも(一番のおすすめコースです)。
その後は、ぜひ今日の洗濯、このプレイリストをお供にとりかかってみませんか。昨日までの家事とは違う、きっとはじめての洗濯体験が始まるはずです。
さてさて。舞台はとある日の、洗濯好きな女性が過ごす朝。今回は、シーツにカーテン、トートバッグなど、トクベツなものたちの洗濯日和のようです。
先週、普段より多く洗濯機を回していたから、洗濯物が溜まっていません。
こんな日は、たまにしか洗わないアイテムを洗います。
まずは寝室へ、リネンシーツや、クッションカバーを回収しに。
それらを第一陣として、洗濯機をスイッチ・オン。
よし、第二陣へ
レースカーテンも、この季節が洗いどき。冬のあいだの結露を、幾度も溜め込んでいますから。
生地も薄いので、乾くのも早い。大きいネットに、2、3枚畳んで詰め込んで。
洗濯機の「標準モード」でOK。洗いたてのカーテンは、窓から入る風もひときわ浴びたくなるから待ち遠しい。
洗濯道具のメンテ、入ります。
大型のものは、洗い待ち時間も長い。その間に、いつもの洗濯道具のメンテナンスでも。
実家からもらったっきり、箱の角にあるピンチは色も独特で、スタイリッシュじゃないけれど、手に取ると落ち着く。
でも、自分で買うようになってからは、「洗濯道具は白色」で、統一するように心がけている。
一息ついたら、第三陣
洗濯機に呼ばれるまで、まだあと15分ほどあるみたい。
汚れが気になっていたキャンバストートバッグも、洗ってみる。
洗剤を使って、手洗いで。特に気になる手元は、丁寧に。
洗ってすすいだら、洗濯機の脱水で、1分ほど。
干すときは、ピンチを二つ使って引っ掛けて。
洗濯時間、これにて終了です。
洗い上がりの洗剤の香り、ベランダの風、お気に入りの洗濯道具と、終わりに現れる、ふんわり乾いた洗濯物。
そんなものに囲まれるのだから、洗濯という家事は、なかなかいいものかもしれないのです。
風が気持ちいいこの季節、みなさまの洗濯時間が、心地よいひとときになりますように。
(おわり)
「日常に音楽を」。そんなコンセプトで先日開設した、当店公式のSpotifyアカウント。今回の読みものにあわせたプレイリストも引き続き配信中です。
テーマは、「洗濯と、音楽と。」。体を揺らしながら口ずさんだり、洗い上がるのをゆるりと待てるような、色とりどりの楽曲を集めています。
日々の洗濯への足取りが軽く、たのしくなりますように。ぜひアカウントをフォローして聴いてみてください。
photo : mitsugu uehara
superviser : yasuyuki mogi(著書「日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術」)
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