【炊き込みごはんを味方につける】第3話:カレーの香りにゴクリ。これならできる「チキンビリヤニ風炊き込みごはん」
ライター 小野民
炊き込みごはんのつくり方と勘ドコロを、ごはん同盟のしらいのりこさんにうかがっています。
基本の五目炊き込みごはん、洋風炊き込みごはんと続いて、今回はインドのビリヤニ風の炊き込みごはんを紹介。ビリヤニと聞くとなんだか難しそう……と身構えてしまいそうですが、心配ご無用! 材料は最小限、炊飯器におまかせでも手軽にごちそうをつくることができますよ。
今回もこれだけは覚えておきたいルールをおさらいして、ビリヤニ風の炊き込みごはんをつくってみましょう。
・研いで洗った米を炊飯器に入れる→調味料を入れる→水加減する→具材をのせる→炊飯
・調味液を入れてから長時間の浸水はしない
・基本は炊飯器の6割程度まで
・米1合につき、塩分は3g程度が食べやすい(塩なら小さじ1/2、しょうゆなら大さじ1程度)
手間もスパイスも最小限
簡易版「チキンビリヤニ風炊き込みごはん」
材料(米2合・3〜4人分)
米…2合
鶏手羽もと…8本(400~500g)
じゃがいも…1個
ブラックペッパー(粒)…小匙1
にんにく(すりおろし)… 1片分
しょうが(すりおろし)…1片分
パクチー …1本
カレー粉…小さじ4
塩…小さじ1
オリーブオイル…大さじ1
※にんにく・しょうがはチューブでもOK
※パクチーは省いてもOK
下ごしらえ
・米をといで、ざるにあげる(鍋などで炊く場合は30〜1時間浸水する)
・じゃがいもは皮つきのまま洗い、1cm幅に切りわけ、水に10分さらす。
・パクチーの葉を取り分け、茎と根をみじん切りにする。
・鶏手羽元は塩小さじ1/2(分量外)をもみこんでおく
作り方
1. 炊飯器に米と調味料を入れて、水加減する
炊飯器に米を入れ、カレー粉、塩、オリーブオイルを入れてひとまぜし、2合の目盛りまで水加減する。
2. 具材をのせる
鶏肉とじゃがいも、パクチーの茎、ブラックペッパー、にんにく、しょうがを入れて炊く。
3. 炊きあがったらほぐし、器によそう
仕上げに、あればパクチーをのせてできあがり。
本格的なビリヤニはバスマティ米を用い、ホールスパイスやパウダースパイスを使ってつくりますが、しらいさんが「簡易版」と呼ぶこのレシピでも充分異国情緒ただよう味。カレーと鶏肉の鉄板の組み合わせに、ほっくりとしたじゃがいもとぴりりと存在感のある黒こしょうが絶妙です。
こんなアレンジも、オススメ!
▲ささっとつくってくださった揚げたてのフライドオニオン。これをのせたらさらにごちそう感が増しました
「さらにアレンジするなら……」としらいさんが教えてくれたアイデアも魅力的。
・ししとうや青唐辛子のみじん切りも具材に入れるとアクセントに。ヨーグルトを入れて炊いてもマル
・ローリエ、シナモンスティック、クミンシードなどを入れると、さらにインド風に
・仕上げには、パクチーのほか、フライドオニオン、カシューナッツなども
・付け合わせには、ヨーグルトに1cm角に切った玉ねぎやきゅうりミニトマトを混ぜたライタがおすすめ
炊き込みごはんは自分好みのトッピングをあれこれ考えるのも、楽しみのひとつなのかもしれません。
次回、最終回の第4話では、電子レンジでつくる中華おこわをご紹介。扱いづらそうに感じていたもち米の炊飯が、電子レンジでできる意外な一品です。お楽しみに。
(つづく)
【写真】木村文平
もくじ
しらいのりこ
料理研究家。夫のジュンイチ氏と2人で、ごはん好きの、ごはん好きによる、ごはん好きのための、炊飯系フードユニット「ごはん同盟」としても活動中。ごはんにまつわるレシピ紹介やイベントなど多数。著書に、『忙しい朝でもすぐできる ごはん同盟のほぼごはん弁当』、『パラパラじゃなくていい!最高のチャーハン50』(共に家の光協会)、『これがほんとの料理のきほん』(成美堂出版)など。
ライター 小野民
編集者、ライター。大学卒業後、出版社にて農山村を行脚する営業ののち、編集業務に携わる。2012年よりフリーランスになり、主に地方・農業・食などの分野で、雑誌や書籍の編集・執筆を行う。現在、夫、子、猫4匹と山梨県在住。
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