【週末は世界旅行!】第1話:「北欧のオープンサンド」をおうちで再現! カルディの食材でアレンジも

編集スタッフ 奥村

いつか行ってみたい、でもなかなか機会がつかめない。そんな憧れの外国がたくさんあるわたし奥村。

けれど「食文化」だけなら、日本にいながらだって楽しめるはず!

これまで不定期で連載してきた、わたし奥村がスタッフと共に外国料理を食べ歩く特集「週末は、世界旅行!」。今回はちょっと趣向を変えて「おうちキッチン編」と題し、気になるあの国の料理を、キッチンで作った体験レポートをお届けします!

 

旅のお供は、こちらのレシピ本

今回レシピのアイデアを提供頂いたのは、Webサイト『世界のごちそう博物館』を主宰する料理人の本山尚義(もとやま なおよし)さん。

自身が世界を旅して味わってきた料理を、家庭で作りやすくアレンジした著書『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)を出版されていて、じつはわたし奥村も以前から愛読していたんです。

とはいえ、まだまだ作れていないものがたくさん。そこで今回はこの中から一度試してみたかった全4カ国の料理に挑戦します!

 

第1回は、北欧デンマークのあの料理!

今回作るのは、デンマーク名物のオープンサンド、その名も「スモーブロー 」。北欧の黒パンの上に、魚介や肉、野菜をのせた料理です。

今回は本山さんの著書から引用した「基本のレシピ」に加えて、わたしがカルディで調達してきた食材で作った「アレンジレシピ」もご紹介します。

▲黒パン(ライ麦入りパン)はパン屋さんなどで購入可能。今回はカルディの「サワーブレッド」を使用しました

 


黒パンで手軽に「北欧の味」!
デンマークのオープンサンド


基本の材料(2人分)

黒パン(ライ麦入りパン)…6枚
スモークサーモンや生ハム…4枚
ゆで卵…1個(6等分のくし切りに)
プチトマト、きゅうりなど好みの野菜…適量
ディル、セルフィーユなど好みのハーブ…適量
マヨネーズ…小さじ1

作り方

1.パンにマヨネーズ(またはバターやクリームチーズ)を塗る
2.サーモンをのせる
3.ゆで卵、好みの野菜をのせる
4.仕上げにディルをぱらりとかければできあがり

(レシピは著書P.106より一部抜粋)

本山さんの一言:
「現地ではパンにバターを塗って作るのが基本ですが、今回は代わりにマヨネーズを使いました。クリームチーズを使っても美味しいです。

具材はお好みで。サーモンや生ハムの他に、レバーペーストや海老、イクラもよく合いますよ。

黒パンを使うとより現地風の味になりますが、なければ食パンやクラッカーでもOKです」

 

ここからは奥村アレンジ。いろんな具材をのせてみます

続いては、カルディで調達してきたいろんな食材でアレンジサンドを作ることに。まずはズラリとテーブルに並べて……。これだけでなんだか特別感があって楽しい〜! 北欧のお皿にのせて更に気分を上げていきます。

▲何をのせよう? 手巻き寿司みたいでウキウキします

はじめに選んだのは、「ニシンの缶詰」。以前北欧を旅した時、ホテルの朝食で食べたニシンのマリネが衝撃的に美味しかったのを思い出して買ってきました。今回は「ニシンのくん製」の缶詰があったので、それで代用することに。

けれどこの「くん製ニシン」、昔食べたそれとは違ってかなりスモーキーな香りです。パンに合うのか不安ですが……思い切ってのせちゃう。果たして味はいかに?

続いて試したのは、本山さんおすすめの「レバーペースト」を使ったサンド。ここで好奇心の血が騒いだわたし、レバーの独特の風味に合うのでは?と、ここに「レモンジャム」をのせてみました。

カメラマンさんから「見た目がちょっと……」と止められつつも強引に押し通しましたが、内心わたしも不安です。

▲仕上げにミントを散らして。きっとおいしいはず……⁉︎

 

お待ちかねの、いただきます!

まずは本山さんおすすめの、基本の「スモークサーモンサンド」を試食。

ついつい欲張って具材を盛り過ぎ、大口を開けてパクリ。

これがなんと、予想を上回る美味しさ!

一見味の想像がつきそうな組み合わせですが、酸味の効いた黒パンに合わせるとちょっと新しい味わいになってビックリ。

いつものサンドイッチとはまた違い、確かに北欧風の味なんです。

 

アレンジ編・レバーペーストサンドのお味はいかに?

さて続いては先ほどの「レバーペーストサンド」を試食。これがまた新しい美味しさ!

レバーペースト独特の臭みと爽やかなレモンがよく合って、クセになる味。レバー好きの方にぜひおすすめしたい組み合わせです。

そんなこんなで、わたしがアレンジしてみた中で、特におすすめのアレンジベスト4をご紹介します。

 

奥村の「おすすめ具材ベスト4」

・ニシン+じゃがいも
→パンにクリームチーズを薄く塗り、グリルしたじゃがいもとくん製ニシンをオン。ニシン独特の香りと黒パンがベストマッチでした!

・しゃけマヨ+レモン
→しゃけ缶にマヨネーズを混ぜてパンにのせ、レモンとディルをトッピング。ツナマヨおにぎりみたいなクセになる味です。

 

・レバーペースト+レモンジャム
→クリームチーズを塗ったパンに、レバーペーストの苦味と甘酸っぱいレモンがよく合う♪ おつまみとしてもいけそうです。

・シナモンシュガー+クリームチーズ
→おやつにぴったり! 砂糖の代わりにハチミツをかけてもおいしそう。

 

アレンジ自在な「スモーブロー 」。料理だけじゃなく、のせる食材をカルディで買うところから、旅行に行ったようなワクワク気分で楽しめました。

定番の組み合わせもいいけれど、「これとこれを組み合わせたら?」とちょっと冒険してみるのもおすすめ。そこから思いがけないおいしさが広がるかもしれません。

次回はちょっと珍しい「揚げ物2種」に挑戦します。お楽しみに!

(つづく)

【写真】木村文平

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本山 尚義(もとやま なおよし)

料理人。フランス料理を修行し、ホテルの料理長を経て、27歳のときに訪れたインドで世界の料理に目覚め、以後30カ国をまぐりながら料理を教わり「旅するシェフ」となる。現在は、世界の味を家庭で楽しめるレトルトパックにして販売する『世界のごちそう博物館を主宰。著書に『全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)、『世界のおつまみレシピ』(主夫と生活社)。

 


もくじ

 


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