【私の宝石箱】08 : 楽しい思い出と一緒に愛でる、個性豊かなアクセサリー

編集スタッフ 齋藤

▲RiTTA designs(リッタデザイン)

誰もが持っていそうな洋服だとしても、ジュエリーを合わせるだけで、ふいにその人らしさがあふれだす。まるでおぼろげだった輪郭が、急に鮮明になるように。

それは例え、一目惚れで選んだものでも、誰かが選んでくれたものでも、等しく。

私はなんだか宝石箱の中には、持ち主の大切な人生が詰まっているような気がしてならないのです。例えおもちゃの指輪であったとしても、何かが揺り動かされて選んだのであれば、その人にとっては何にも替えがたいもののはずだから。

あなたの宝石箱には、何が入っていますか。

そんな質問を、当店スタッフにしてみました。誰かが集めた物たちの愛しさに、ちょっとだけ、触れてみたくて。

 

Episode 08:Kato

どんな時でも誰もを楽しませようとしてくれる、当店でオリジナルアイテムの開発を担当している加藤。私たちのムードメーカーと言っても、過言ではない存在です。

跳ねるように話す彼女のペースにつれられて、いつの間にか大笑いしてしまうこともたびたび。

「個性的なものが好き」と話す彼女。そんな加藤が持っていたアクセサリーは、見た目もブランドもさまざまで、実にユニーク。

けれども一貫して、加藤らしい楽しいエピソードが隠れていました。

 

婚約指輪の決め手は
苗字が一緒だったから?

▲noguchi BIJOUX(ノグチビジュー)

加藤:
「婚約指輪はnoguchi BIJOUXのものです。実は、私の夫の苗字も野口。

どうやら婚約指輪に何を買ったら良いのかわからなかった彼。そうしたら友達にお前と同じ名前のブランドがあるよと教えられたそうで、Noguchiになったらしいんです。

全然ロマンチックなエピソードではないんですけど、彼らしくてすごくおもしろいなと思って、気に入っています」

加藤:
「いわゆる正統派のアクセサリーは、婚約指輪とパールのネックレスくらい。

パールのネックレスは私が二十歳になる少し前に、母が買ってくれました。

親戚が多かったから冠婚葬祭が多く、必要だろうからと買ってくれたようです。それもある日通販を見てぽんっと。

こちらもまたまた私の母らしい、微笑ましい買い物の仕方だなぁって思います」

 

お土産を買うように手にした
作家もののアクセサリー

▲左:mi’ndy(ミンディ)、右:et-R(エテール)

加藤:
「好きなイラストレーターと繋がりのある作家さんを、ひたすらチェックしていた時期があります。

その繋がりの中で見つけたのが、mi’ndy(ミンディ)の花のピアス。

でも私、ピアス空いていないんです。だから壁に引っ掛けてオブジェのようにして愛でています。

憧れているお店や作家の展示会に行くと、何かしら買いたくなってしまうんです。まるでお土産を買うみたいに。物が欲しいというよりは、物の背後にある世界観や空気を持って帰りたいのかもしれません」

 

足を踏み入れた時
思わずドキドキしたんです。

▲petite robe noire(プティローブノアー)▲petite robe noire

加藤:
「当店でも取り扱っているpetite robe noire(プティローブノアー)。このブランドも実店舗に足を運んだ時、とても個性的で気に入ってしまいました。お店の雰囲気にも、当時つけたことがなかったアシンメトリーのデザインにもとにかくドキドキ。

それ以来世界観にすっかり魅了されてしまって、今でも大好きなブランドです」

▲リング:unique(ユニーク)、イヤカフ:petite robe noire

加藤:
「シルバーのリングとイヤカフは、最近買ったもの。一昨年くらいに東京出張の際に鞄を一個全部失くすという災難に。

その時にアクセサリーをほとんど失くしてしまったんです。だから買い足したいと思っていて、大好きなpetite robe noireのものにしました。

petite robe noireといえばコットンパールだと思っていたけれど、デザイナーの阿部さんに何度かお会いする機会があり、その時にアクセサリーや職人さんへの愛をものすごく感じたんです。

だから一度シンプルな素材で、こだわりがストレートに見えるやつを買ってみたかったんです。肌当たりも気持ち良く、サイズ調整もできて自分にフィットするアクセサリーになりました」


個性的な物に

直感で惹かれてしまう

▲mi’ndy

加藤:
「シンプルな物にずっと憧れていました。ミニマルにも憧れているけれど、ダメでした。なれなかった。いざ購入しようとなると、個性的でないと買えない自分がいるんです。

正直、使えていないアクセサリーも多々。けれど使えるか使えないかに関わらず、オブジェようにとにかくかわいい〜っと思えたら買えるんです」

▲mi’ndy

加藤:
「どこかずれや、ノイズのある物が好き。これはもうアクセサリーに限らず、インテリアも洋服も、そして人も、その人が持つエピソードも、全てのことに言えるかもしれません。

その物にしかないオリジナリティが溢れ出してしまっている物に、ついつい惹かれてしまうんです」

 

Photo : Kazumasa Harada
Styling : Maki Taniyama

 

加藤

雑貨屋巡りが大好き。好きな店で買いものすると、その体験自体が愛おしすぎるせいか、買い物した包みをなかなか開けられない。最近はスパイスカレー作りにどハマり中。バスマティライスの炊ける匂いを嗅ぐのが至福のとき。

 

もくじ


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