【あの人のバッグ】北海道での暮らしと、お気に入り作家のアイテムたち(青坂さつきさん)

編集スタッフ 糸井

大きさや、形、その中身……「バッグ」には、そこかしこに “その人らしさ” がぎゅっと詰まっている気がします。「あの人のバッグ」は、そんな気になるあの人のバッグやポーチの中身、気になるお買い物スポットまで、あれこれ聞いてみる連載シリーズ。

今回のバッグの持ち主は、エディトリアルデザイナーの青坂さつき(あおさか さつき)さんです。

北海道で暮らす青坂さんのルーティーンは、日々のできごとをインスタグラムに投稿すること。

登場するのは、インテリアや雑貨に(たとえばくまの置物、アンティークなランプ)、日々のおやつ(いちごサンド、カヌレやプリン)。特徴は、そこに写り込むアイテムたちの愛らしさです。

「このプリンを載せているお皿、一体どこで買ったのだろう!」と聞いてみたくなりながら、私もいつも楽しませてもらっています。

そんな青坂さんが普段のバッグに潜ませているアイテムたちを、さっそく紹介します。

 


—バッグの中身—

詰めこんだ、北海道うまれのアイテム


左上から時計まわりに

・水筒/HOTEL NUPKA
・財布/CINQ
・小型財布/KASANE
・キーケース/sui.
・ポーチ/Sjunde himlen.
・ハンカチ/yuuki sakamoto
・名刺ケース/IL BISONTE
・イヤホン/sudio
・iPhoneケース/塩川いづみ

青坂さん
水筒に財布、ポーチ、ハンカチは、北海道で活動する作家さんたちのアイテムです。雑誌デザインの仕事柄、北海道うまれのものの魅力に触れる機会が多くて。気が付くとバッグの中にどんどん増えています。

使うたび、『このポーチはあの人が作ったんだよなあ』と作り手の顔が浮かぶので、愛着もひとしおです

▲yuuki sakamotoさんの「夜の森」ハンカチ。

青坂さん
「お気に入りは、このハンカチ。作家の坂本さんは北海道在住のシルクスクリーン作家さん。デザインからシルクスクリーンの型づくり、プリントなどすべてお一人で手がけている方です。

いろいろな動物が隠れていて愛らしく、夜の森のしっとりとした空気感が伝わってくるようで、見ていると心が安らぎます。

大きいサイズなので、弁当包みや、スカーフとしても使用できるのでいろいろなシーンで活躍します

青坂さん
「このキーケースもお気に入り。牛革と真鍮無垢のパーツのみで作られていて、ミニマルでシンプルなデザインです。まだ迎えたばかりなので、今後の経年変化が楽しみです

 


–ポーチの中身–

お気に入りづくしの
必要最低限アイテム


左から
・手指用消毒ジェル/無印良品
・ハンドクリーム/rosa rugosa
・メガネ拭き/JINS
・リップバーム/フプの森

青坂さん
「最近は、必要最低限のスキンケア用品だけを持ち歩いています。rosa rugosaのハンドクリームは、北海道・浦幌町のハマナスの花びらから作られたオーガニックコスメ。リップバームは、下川町の森から生まれた香りのコスメブランドのもの。

どちらも北海道の自然を感じられて、使うと心がゆるみます。

ポーチも、北海道で自然素材のお洋服をメインに制作しているSjunde himlen.さんのもの。反対側の面は白リネンになっていて両面で色が違ったり、下の角が片方だけ丸くなっていたりと、ちいさな遊び心が素敵なんです」

 

バッグで、コーデに上品さをプラス

手前・ショルダーバッグ/mina perhonen、中央・巾着型ハンドショルダー / Les Porter Cuir

青坂さん
「普段のコーデが無地や無彩色を好んで着るので、ミナのタンバリン柄のバッグはアクセントとしてとても重宝しています。

近場に買い物に行くときは、巾着型のハンドショルダーを使っています。ネオレザー(合皮)なものの、程よく上品さがあるのでこちらもお気に入り。財布と携帯とエコバッグだけを入れてコンパクトに使っています」

 

日々の買い物は、ネットで吟味してから

青坂さん
「買い物は、普段制作している雑誌や、お買い物サイトのコラムなどから情報を集めることが多いです。最近はインスラグラムでフォローしている方々の持ち物から、ヒントを得ることも多いかもしれません

バッグにポーチ、どちらにも北海道うまれのアイテムを忍ばせていた、青坂さんの持ち物。

とにかく愛おしい訳は、自分が暮らす土地とおなじどこかで、誰かが手がけている情景に心を掴まれるからでしょうか。そんなポーチやハンカチは使うたびに、出かける先々で安らぎに包まれるような予感がするのでした。

「あの人のバッグ」
そのほかの記事はこちら

 

【写真】青坂さつき

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青坂さつき

エディトリアルデザイナー。北海道の印刷会社に勤務し、北海道の足元の豊かさを伝えるライフスタイル誌「northern style スロウ」やWEBメディア「スロウ日和」のデザインを中心に活動。Instagramは@tsuki_no_hibiから。


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