【二品鍋】第1話:「具材2つ」で大満足!鶏もも肉とたっぷりネギの和風レモン鍋
編集スタッフ 奥村
今年も鍋の季節。手軽でおいしくて温まる鍋は冬の鉄板メニューです。
毎年この時期には、テンションの上がる鍋。けれど冬が深まるにつれ、味付けや具材にだんだんマンネリしてきてしまう……なんてことはないでしょうか?
できれば家にある調味料で、鍋レパートリーをもっと増やしたい。
そこで今回は「冬は毎日、鍋でもいい」ほど鍋好きだという料理家・黄川田としえ(きかわだ としえ)さんに、鍋レシピ4品を教わりました。
基本の具材はなんと2つ。買い物いらずでできる、シンプルなのに食べごたえばつぐんの鍋レシピ、この冬ぜひお試しください。
1品目は、レモンの酸味が効いた爽やかな鶏鍋です。
レモンと和風だしが相性◎
「鶏もも肉とたっぷりネギの塩レモン鍋」
材料(1〜2人分)
鶏もも肉…300g
長ネギ…1〜2本(お好みの量で)
レモン…1/3個
かつおだし…(顆粒だしを水に溶いてもOK)…400ml
酒…大さじ2
しょうゆ…小さじ1
塩…小さじ1/3
【下準備】
・鶏もも肉は肉からはみ出た余分な皮を切り落とし、ひと口大に切る。
・長ネギはななめ薄切り、レモンは外皮をむいて輪切りにする(無農薬のものは皮ごとでOK)
作り方
1.鍋にかつおだし、酒、しょうゆ、塩を入れて中火にかけ、沸騰したら鶏肉を加え、ふたをして15分煮る。
▲途中、ふたを開けてアクがでていたら取り除く
2.鶏肉に火が通ったら、鶏肉の上にレモンを並べ、
さらにねぎをたっぷり加えて、ねぎにシャキシャキ感が残る程度まで火を通せば、できあがり(レモンを皮ごと使用する場合は、長く煮込むとエグみが出てきてしまうので、さっと火が通ったこの時点で取り出す)。
黄川田さん:
「鶏もも肉はある程度皮を残して使った方が、肉の旨味が出ておいしく仕上がります。かつおだしと鶏肉のだしが合わさって、シンプルでも旨味たっぷりの味わいです。
ネギはわが家では1人1本はいつもぺろりと平らげてしまうので、途中で追いネギするのもおすすめ。その他に具材をプラスするなら、豆腐やきのこがよく合いますよ。
〆は喉越しのいいうどんやきしめんはいかがでしょうか? レモンの風味でさっぱり、つるりといただけます」
初体験の「レモン鍋」でしたが、お酢とはまた違うキュッと爽やかなレモンの酸味が、鶏肉の旨味と相性ばつぐん。
ぷりぷりの肉とシャキシャキねぎの食感も楽しく、ほどよい酸味で食べ飽きることもなく、いくらでも箸が進みました。
国産レモンが旬を迎えるこれからの時期、尚更おすすめのレシピです。
【写真】木村文平
もくじ
料理家・フードスタイリスト。雑誌やweb、広告などのメディアでレシピ開発・フードコーディネートなどを手がけるほか、子どもと一緒に作る料理教室や、子どもの心と体の成長をサポートするワークショップ、企業とコラボしたレッスンを不定期で開催する「tottorante」主宰。HP:https://toshiekikawada.com/。Instagram:@tottokikawada
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