【あの人のデスク事情】ひと休みには、お気に入りのソファで愛犬と遊んで(インテリアデザイナー・吉田裕美佳さん)
編集スタッフ 糸井
自宅の一角で、デスクワークをするならば。仕事が捗るように、かつインテリアとしても素敵にしたいです。
デスクは? チェアは? 書類の管理はどうしてる? 気分のON/OFFのしかたも知りたいところ。
この連載では、気になるあの人の「デスク事情」について伺います。今回ご紹介いただくのは、インテリアデザイナーの吉田 裕美佳(よしだゆみか)さんです。
「家で仕事をするときは、大きなダイニングテーブルの片隅で作業をしています。テーブルは、Artek(アルテック)社の『KAARI(カアリ)』シリーズを使っています(KAARIとは、フィンランド語で「アーチ」を意味するようです)。
使用歴は、2年ほどです。マットな風合いのリノリウムの天板は、汚れてもさっと拭けてメンテナンスがしやすいですね。サイズも大きいので、PCやiPad、書類などをいくつも広げながら仕事ができます。シンプルですっきりとしたデザインなところも気に入っています」
「椅子は、MATTIAZZI(マティアッツィ)社の『OSSO(オッソ)』シリーズです。丸みのあるフォルムは、自然を感じられる形状で座り心地もよく、木の質感が感じられる温かな雰囲気のある椅子で、気に入っています。ロナン&エルワン・ブルレックという兄弟によるデザインです。
もうひとつ、テーブル脇に置いているのが、同じくMATTIAZZI社の『CUSINO(クッチーノ)』というスツール。
こちらは主に、仕事をしている横でかまってほしがる愛犬をひょいと乗せておくことが多いですね」
「本棚には、イギリスの家具会社が手掛ける『Vitsoe(ヴィツゥ)』を使用。壁に付けるタイプの棚で、容量も多く収納できます。上には趣味で集めているお気に入りのオブジェを飾り、中には本や資料を入れています。配線などのごちゃつきやすくて見せたくないものも、ざっくりしまってあります」
「ライトには、FLOSの『Mayday』を長らく愛用しています。
夜は基本的に、ベースとなる照明を消して、手元の明かりだけで仕事をしたり読書をしたりすることが多くて。『Mayday』はフックが付いているので、コートハンガーやカーテンレールなど好きなところに吊るすことができて、手元の明るさをコントロールしやすく重宝しています。もちろん、床や棚の上にそのまま置いても綺麗な明かりが生まれるので便利なんです」
「仕事のスイッチを入れるアイテムに、スピーカーは欠かせません。それと、仕事始めには、水筒にお茶を入れて、作業場の手元に置いておきます。
オンライン会議が多いこともあり、いざ飲み物を飲みたいときに、その都度立ち上がらずに水分をとれるようにしています。そうしてからは、仕事モードの思考が途切れずいい感じです。最近は、地元の加賀棒茶を入れておくことが多いです」
「疲れてきて、ひと休みしたいときは、リビング脇のラウンジチェアやソファに移動し、ゆったりします。すると愛犬もよってくるので自然と一緒に遊び、また仕事に戻るというサイクルになっていますね」
***
そんな、吉田裕美佳さんのデスク事情でした。次回も楽しみにお待ちくださいませ。
吉田裕美佳(よしだ ゆみか)
オフィスや商業施設のインテリアデザインなどを手がける株式会社FLOOATにて、デザインディレクターを務める。Instagramは@yumikaysdから。
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