【愛用調味料】手抜きでも美味しく仕上がる。地元民に愛される万能調味料3選(秋山香奈子さん)
編集スタッフ 岡本
世の中に限りなくある調味料。その中で台所に並ぶほんのひと握りには、食の好みがぎゅぎゅっと詰まっている気がします。
そこで料理上手なあの方に、繰り返しリピートしている調味料から、選り抜きの3本を教えていただきました。
今回ご登場いただくのは、東京・蔵前にあるセレクトショップ「SUNNY CLOUDY RAINY」のオーナー・秋山香奈子さん。お店には素敵な洋服や雑貨とともに、いくつかの食品も並んでいて、足を運ぶたびに気になっていました。
そんな秋山さんの日々の料理を支える調味料のうち、ご出身である秋田県産のものを3つご紹介します。
「男鹿半島の塩」(男鹿工房)
秋山さん:
「海水をそのまま結晶化させてつくる、ミネラル100%の秋田県男鹿産のお塩です。
やさしいマイルドな味わいで、料理につかうのはもちろん、焼き野菜やお肉、おむすびにつけて塩そのものの美味しさを味わう食べ方も気に入っています。
さりげなく素材の味を引き立ててくれる名脇役ですね。
お店ではオリジナルのパッケージで販売していて、リピーターさんも多いアイテムです」
男鹿産アカシア蜜(清水養蜂場)
秋山さん:
「男鹿市で親子二代で養蜂場を営んでいる『清水養蜂場』のアカシア蜂蜜です。
トチの花の蜜などいくつかバリエーションがありますが、アカシアが一番クセがなく食べやすいので好んで購入しています。
アカシアの花が咲くのが6〜7月。寒さに弱い蜂は、通常冬になると暖かい地方へ移動させて越冬させるそうですが、清水養蜂場では地元・男鹿産にこだわり、巣箱を藁で覆って冬をこさせるのだとか。
そのこだわりにも惹かれますよね。
結晶化せず使いやすく、お砂糖がわりに料理によく使っています」
味ひょうたん(JA秋田なまはげ)
秋山さん:
「男鹿市民にとってはお馴染みの万能つゆです。昔から変わらない美味しさで、あると安心感があります。
麺類のつゆはもちろん、冷奴や親子丼、きりたんぽに味玉。ちょっとした隠し味に使うこともあって、本当に使用頻度が高い一品。
地元にこんなに美味しいものがあることがとても嬉しく、ちょっぴり誇らしい気持ちになるほどです」
秋山さん:
「旬の素材があればそこに少しプラスするだけで、たちまち味わい深い料理になってくれる。調味料はそんな心強い存在です。
多少手抜きをしたって美味しく仕上がるから、これからも地元の調味料たちに頼っていきたいと思います」
***
秋田県産の調味料というだけあって、初めて見るものばかり。
でも秋山さんのお話を聞いて、昔から地元の方々に愛されてきたことが伝わってくるからか不思議と親近感を覚えます。
個人的には「味ひょうたん」が気になるところ。美味しいもののバトンを受け取って、わが家の食卓にも並べてみたいと思います。
【写真】秋山香奈子
秋山 香奈子
「古いものとあたらしいもの。お洋服から日用品、食にまつわるものも少し。毎日変わる天気のように変化のあるお店。」をコンセプトに、東京・蔵前にてセレクトショップ『SUNNY CLOUDY RAINY(サニー・クラウディー・レイニー)を営む。http://sunnycloudyrainy.com/
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