INTERIOR
【『庭には二羽』探訪】後編：自分の好きなものだけに囲まれて。緑とヴィンテージ雑貨があふれる、目で見て楽しいインテリア
編集スタッフ 野村
自分の好きなものだけに囲まれたインテリアは、憧れるし、見ているだけでもなんだか楽しい気分になれます。
当店オリジナルドラマ『庭には二羽』には、登場人物たちの好きなものが詰めこまれた、目で見て楽しくなるようなインテリアが登場します。
特に印象的なのが、主人公ツグミとつばめの2人が働く、まるで庭のような事務所。緑あふれる空間に、さまざまなヴィンテージアイテムが敷き詰められ、壁使いにも目が行きます。
後編となる今回では、そんなインテリアをくまなく覗いてみたいと思います。
▲ルームツアー動画も公開中です。こちらもぜひお楽しみください！
緑を中心に置いて。
植物に馴染む色合いを意識したエントランス
一面ガラス張りで、気持ちのいい光が入ってくるエントランスをくぐると、出迎えてくれるのは緑あふれる待ち合いスペース。さまざまな種類の植物が床に天井に所狭しとディスプレイされています。
そんな緑を中心とした空間に、木製のこっくりした色合いのヴィンテージ家具や、黄色がアクセントとなったソファや小物たちが自然に溶け込んでいます。
▲植物に馴染むカラーリングの電話機とテーブル。細部まで抜かりがありません
この事務所インテリアは、一歩中に入ると少し不思議でワクワクするような、そんな空間にできればと「庭」をイメージして作り込み。
このイメージの元になったのは、店長・佐藤が台湾で見かけた、緑がうっそうとしげるマンションだったそうです。
あえて手を入れすぎていない植物たちを集め、すこしアジア諸国の雰囲気も感じられるインテリアの秘密は、そんなところにもあるのかもしれません。
壁使いにも注目！
ヴィンテージに囲まれたワークスペース
事務所の奥には、器の金継ぎや家具の修理など、修繕作業を行うワークスペースが。
道具類はさっと手に取りやすいように、壁に掛けたパンチングボードや棚に吊るして収納されています。
修繕待ちのものを保管するシェルフや飾ってある雑貨、修繕道具の一つ一つが、味のあるヴィンテージ品です。
▲ヴィンテージのガラス扉の医療棚にも修繕待ちのアイテムが。イラストや写真も貼られ、ちょっとした遊び心も感じられます
▲作業机には、金継ぎ用の道具たちが並びます
ドラマの重要なテーマとなる「金継ぎ」。その道具や器は、金継ぎの先生にも監修いただき、実際に使用しているものをお借りし、撮影を進めていったそう。
このワークスペースには、和洋を問わないユニークな雑貨たちがひしめき合っています。
別々のものをつなぎ合わせていくこともある金継ぎをイメージした、そんな空間になっているように感じられました。
おやつも楽しく準備したい。
かわいさを詰めこんだ、キッチン
ワークスペースの隣にあるのが、キッチンスペース。まるでカフェのような空間で、ここでお茶やお菓子の準備をするのはなんだか楽しくなっちゃいそう。
カウンターには、ガラスのショーケースが置かれ、ヴィンテージの食器やカップ、雑貨たちも並んでいます。
▲キッチン奥の食器棚にも、来客用のカップやカフェオレボウルなど、かわいいものがずらり
コンロにも気分があがるような明るい色合いのキッチンアイテムが。
楽しみながらおやつを準備する主人公が立つこのキッチンは、同じく楽しい雰囲気の空間にしたいという思いのもと、オレンジの片手鍋と、赤いティーポットを準備したそうです。
▲せいろで作ったおやつは「マーラーカオ」。レシピもご紹介しています
「目で見ても楽しい」ドラマに
『庭には二羽』は、お芝居が楽しいだけじゃなく、「目で見ても楽しい」を目指したドラマです。
主人公たちだったら何を使うだろう。そんなことをシミュレーションして、ただ物を並べるのではなくリアリティのあるものを選んでいき、制作スタッフ一同真剣に、そして楽しみながら事務所のインテリアを作っていきました。
そんな美術のこだわりは、事務所インテリアのみならず、ツグミの実家や、依頼人としてやって来た絵麻の新居のインテリア、そして商店街に軒を連ねるお店に飾られている小物や登場人物のファッションにまで込められています。
いたる所に目で見て楽しく、かわいいものがある。そんなドラマとしても『庭には二羽』をお楽しみいただけると嬉しいです。
（おわり）
▼ドラマ予告編＆本編はこちらから！
『庭には二羽』作品情報
作品名：庭には二羽
出演: 美村 里江、森本 華、石山 蓮華
辻 しのぶ、矢田 政伸、小路 さとし、鈴木 奈津子、阿見 ２０１、大貫 花子、村中 玲子、吉村 えり
主題歌：大比良 瑞希「景色」
脚本：神谷 圭介（テニスコート）
監督：髙橋 真
エグゼクティブプロデューサー：佐藤 友子
プロデューサー：髙橋 真 石井 将
企画：株式会社クラシコム
製作：KURASHI＆Trips PUBLISHING
制作：HOEDOWN
クレジット：©︎ 2022 Kurashicom.Inc
あらすじ
その事務所（事務所と言うにはあまりに青々しい場所だ）には、様々な悩みをもったお客がやってくる。 事務所の主は、不動産エージェントの蒼井ツグミ（41歳）と修繕士の鳥海つばめ（35歳）という少し変わった、変わったというより変な組み合わせの2人である。 一度話を聞いてしまったら放ってはおけない。おせっかいなバディが今日も探偵ごっこをやりはじめ、ひと騒動を巻き起こす。
もくじ
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