【明日の私に焼くお菓子】03:朝ごはんにうれしい、しょっぱい焼き菓子。野菜とハムのケークサレ
編集スタッフ 藤波
夜ご飯の片付けが終わったあと、少ない道具で手軽に作れるお菓子のレシピがあったなら。
材料を揃えたり、慣れない作業に挑戦するのはちょっぴり大変だけれど、上手にできた時の喜びもひとしお。
おいしい焼き菓子が待っていると思ったら、なんだか明日を楽しみに眠りにつくことができそうです。
そんな、明日の自分のために焼くのにぴったりなレシピを料理家の小堀紀代美(こぼり きよみ)さんに教わっています。
これまでのレシピはこちらから
ケークサレってどんなもの?
ケークサレはフランス語で「塩のケーキ」という意味。野菜や肉、チーズなどを焼き込んだ甘くないケーキで、お惣菜パンのような存在です。
私自身今回の取材ではじめて食べたのですが、チーズの塩気がある具沢山のケーキは朝ごはんにぴったりだなと思いました。
材料を揃えてしまえば、ざっと混ぜて焼くだけ。とっても簡単なのも嬉しいポイントです。
これひとつで立派な朝ごはん
「かぼちゃとハムのケークサレ」
材料(18cmのパウンド型1台分)
かぼちゃ…150g(皮をところどころ削ぎ落としてひと口大)
ロースハム…50g(短冊切り)
パプリカ…1/4個(1.5cm角)
タイム…3本(あれば)
A
卵…2個(溶きほぐす)
牛乳…50ml
オリーブオイル…30ml
サラダオイル…20ml
塩…小さじ1/2
砂糖…小さじ1
粉チーズ…40g
黒胡椒…少々
薄力粉…100g
ベーキングパウダー…小さじ1
※オイルは一種類でも良いですが、オリーブオイル単体だと風味が強すぎるため2種類使用するのがおすすめです
作り方
1. 下準備
かぼちゃはうすく油をひいたフライパンで少し焦げ目がつくまで炒めておく。
▲熱々の状態で生地に混ぜると卵に火が入りぼそぼそした食感になってしまうので、冷ましておく
型の底面に沿わせてかたどりしたクッキングペーパーに切り込みを入れ、敷き込んでおく。
2. 生地を作る
ボウルにA(溶きほぐした卵、牛乳、オイル、塩、砂糖、粉チーズ、黒胡椒)を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
小堀さん:
「材料を入れる順番は関係なく、一気に混ぜてしまって大丈夫。油が均等に混ざったら次に進みましょう」
粉類をふるい入れ、大きなダマがなくなるまでさっくり混ぜる。
▲生地に対してゴムベラを縦に入れ、川の字を描くように切り混ぜる→ぐるっと一周生地を底からすくいあげる、を繰り返すとさっくり混ぜられます
かぼちゃとハム、パプリカを加えてさっくり混ぜる。※この時、具の1/3は混ぜ込まずに残しておく
3. 焼く
生地を型に入れ、残しておいた具とタイムをトッピングする。
小堀さん:
「型に敷いたキッチンペーパーが浮いてしまう場合は、少量の生地を糊代わりに貼り付けるとぴたっとしますよ」
180度に予熱したオーブンで20分焼いたら完成。
▲竹串をすっとさしてみて、抜いた時に生地がついていなければ中まで焼けています
***
はじめて食べたケークサレ。ほっくりしたかぼちゃと、しゃきっとしたパプリカの食感が楽しく、チーズとハムの塩気が効いた生地はみっちりで食べ応えがありました。
このケークサレと温かいコーヒーがあれば、大満足の朝ごはんになりそうです。
最終話となる第4話では、自分のために焼きたい特別なケーキをご紹介します。お楽しみに。
【写真】滝沢育絵
もくじ
小堀紀代美
料理家。カフェのような食堂のような「LIKE LIKE KITCHEN」を経て同名で料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家! 』楽しくをモットーに。インスタグラムはこちら@likelikekitchen から。
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