【カレー粉だけのお手軽カレー】04:大人も子供も好きな味。ウスターソースが決め手の「ベーコンエッグカレー」
ライター 瀬谷薫子
夏はもちろん、年中いつでも食べたいカレー。
ルーのカレーより軽やかで、スパイスカレーより手軽に。カレー粉だけでできる日常のカレーが知りたくて、今回は料理家の長谷川あかりさんに4品を教わりました。
4皿目は、長谷川さんが忙しい日のクイックごはんによく作っているというカレー。身近な食材ですぐできて、ちょっと新鮮なひと皿です。
半熟卵をからめて食べる
忙しい日の「ベーコンエッグカレー」
材料(2人分)
ベーコン(厚切り)…60g
玉ねぎ…中1個
トマト…中1個
マヨネーズ…大さじ1
塩…小さじ1/4
水…200ml
料理酒…50ml
A
カレー粉…小さじ2(4g)
にんにく(すりおろし)…小さじ1
みりん…小さじ1/2
塩…小さじ1/3
卵(トッピングの目玉焼き用)…2個
ウスターソース(仕上げに)…適量
ごはん…適量(2人分)
作り方
1.具材を切る
ベーコンは縦2〜3cm、幅0.5cmくらいに切る。玉ねぎは粗みじん切り、トマトは大きめのざく切りにする。
2.具材を炒める
フライパンにマヨネーズを中火で熱し、ベーコンと玉ねぎ、塩を加えて炒める。
玉ねぎが透明になり水分が出てきたら、トマト、水、料理酒を加える。煮立ったらふたをして、弱めの中火で12分蒸し煮する。
3.煮ている間に、別のフライパンで半熟目玉焼きを作る。
4.調味料を加えて、仕上げる
12分経ったらふたを開け、Aを順に加え、混ぜながら1〜2分煮たらできあがり。器にごはんを盛り、カレーをかけて目玉焼きをのせる。
仕上げにウスターソースをカレースプーンで1/2〜1杯回しかけ、黄身と混ぜながらいただく。
長谷川さん:
「肉も魚もないときに、ベーコンで作ったら意外においしくて、生まれたのがこのカレーです。半熟卵とウスターソースをかけると、濃厚さがプラスされて満足感のある味になります。
炒める油をマヨネーズにしてコクを足すのもポイント。好みで追いウスターしてもおいしいです」
カレーはあっさりしたトマトベース。そこに半熟卵の黄身をからめると、コクが出てバランスのいい味わいに。ウスターソースをかけると味にパンチが出て、ごはんがますます進みました。
全4話でお届けした、カレー粉だけで作るカレー。フライパンひとつでささっと作れる手軽さと、毎日でも食べたいくらいの軽やかさは、カレー粉ならでは。調味料次第で味の方向性もがらりと変わって、お家カレーの選択肢が広がる4品でした。
この夏は手軽なカレーを味方につけて、日々のごはん作りを乗り切っていきましょう。
【写真】濱津和貴
もくじ
長谷川 あかり
料理家、管理栄養士。SNSでのレシピ発信が反響を呼び、雑誌やWEBで幅広くレシピ提案を行う。近著に「いたわりごはん」(KADOKAWA)、「つくりたくなる日々レシピ」(扶桑社)。Instagram:@akari_hasegawa0105 。
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