【夏じまいと秋の支度】前編:夕焼けみたいなドリンクで「夏じまい」しませんか
編集スタッフ 野村
夏が終わってほしくない切なさと、秋が早くきてほしい気持ちが同居する8月の終わり。
そんな時期だからこそ、楽しめることを見つけられたなら。
この特集では、夏の終わりの寂しさをほぐす、ご褒美時間のアイデアや、秋の支度を楽しむ1日をお届けします。
前編は、紅茶ブランド『teteria(テテリア)』を主宰する大西進さんに教わった、見るだけできゅんとするドリンクが登場します。ぜひ一緒に作ってみませんか?
夕焼けをグラスに閉じ込めたような
「夏の終わりのハーブクーラー」
「ハーブクーラー」は、大西さんが考案した、果汁とハーブアイスティーをブレンドしたドリンクです。
今回準備するものは、柑橘果汁とラベンダーティー。ふたつをブレンドすると、まるで夏の夕焼けを閉じ込めたような「ハーブクーラー」が出来上がります。
まずは柑橘果汁を、大さじ2杯分絞ります。
柑橘はどんな種類でも大丈夫ですが、グレープフルーツなど、ほろ苦さのあるものがおすすめ。グレープフルーツジュースで代用してもOKです。
次は、ハーブティー作り。
耐熱容器にラベンダーの茶葉を入れて、熱湯を注ぎ、蓋をして2分待ちます。
ラベンダーティーの色が、淡いブルーから、だんだんと淡い紫色に変わっていく様子もきれいです。
2分経ったら、氷を入れた別容器に、茶漉しで漉しながらハーブティーを入れ、さらにはちみつも溶かしていきます。
氷が溶けきるまで混ぜたら、淡いピンク色になったラベンダーアイスティーが完成。
あとは、作った果汁とアイスティーを注いでいくだけです。
まずはグラスに果汁と氷を準備。氷につたわせるように、上からゆっくりとラベンダーティーを注ぎ入れ、2層に仕立てていけば、「夏の終わりのハーブクーラー」のできあがり。
ほろ苦い柑橘と、やさしい香りのラベンダーが、夏バテの身体を少し労ってくれるような、ちょっぴり大人な雰囲気の味わいです。
それに、過ぎ去ってしまう夏のひと時を、夕焼けみたいな見た目のハーブクーラーが少しの間だけ繋ぎ止めてくれる、そんな気分にさせてくれます。
***
「夏の終わりのハーブクーラー」
材料(約2杯分)
・ハーブティー「ラベンダー」茶葉 2g(ハーブ専門店やネット通販で購入可能)
・熱湯 100ml
・氷 100g
・はちみつ 大さじ1
・柑橘の搾り汁または柑橘ジュース(レモンやグレープフルーツなど、お好みのものでOK) 1杯分大さじ2
作り方
1.耐熱容器にラベンダー2g、熱湯100mlを注ぎ、蓋をして2分待つ。
2.氷100gを入れた別容器に、茶漉しで漉しながら1.を入れ、はちみつを溶かす。氷が溶けたらラベンダーアイスティーの完成。
3.柑橘の搾り汁をグラス1杯につき大さじ2、氷(分量外)をセットし、出来上がり量の半量のラベンダーアイスティーを、上からゆっくり注ぎ入れ、2層に仕立てて完成。
※ハーブティーの大量摂取や飲み過ぎにはご注意ください。妊娠中など、ご自身の体調や状態とハーブティーとの相性をお調べになった上でお楽しみください。
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レシピ監修:大西進
写真:吉田周平
もくじ
大西 進
静岡県富士市を拠点に、紅茶の茶葉の販売やティーレッスンを行う『teteria(テテリア)』を主宰。季節に合うお茶の選び方やいれ方、ペアリングを発信している。
webショップ:http://teteria.shop-pro.jp/ Instagram:@teteria.onishi
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