【疲れた日こそフライパンパスタ】03:隠し味は味噌。薄切り肉でつくる「根菜ミートソースのパスタ」

今日はパスタの気分だけれど、お鍋にフライパンにざるに……と増えていく洗いもののことを考えると、ちょっぴり躊躇してしまうことも。
そんな時でもフライパンひとつで簡単に作れるパスタのレシピを、料理家の柚木さとみさんに教えていただきました。パスタを茹でるところからソースを作って絡めるところまでフライパンひとつでできるので、洗い物も楽ちんです。
第3話でご紹介するのは、秋ならではの根菜を使ったミートソースパスタ。お肉は薄切り肉を使うので、食べたいときにササっと作りやすいのも嬉しいパスタですよ。
お肉と根菜で食べ応えばつぐん
根菜ミートソースパスタ

材料(2人分)
フジッリ…120g
れんこん…80g
ごぼう…70g
豚薄切り肉(ロース)…120g(ひき肉でも代用可)
オリーブオイル…大さじ1
ワイン(または酒)…大さじ2
水…2カップ
トマト缶(ホール)…100g (無塩トマトジュース1カップでも代用可)
味噌…大さじ1
塩…小さじ1/2
チーズ、イタリアンパセリ、黒こしょう…少々
※チーズはパルミジャーノ・レッジャーノを削るか、粉チーズもOKです
作り方
1. 下処理をする
▲下味はつけないままで使います
豚肉を1センチ幅に切る。れんこん、ごぼうは皮付きのまま5〜6ミリ角に切って、さっと水にさらしてざるにあげる。
トマトは潰し、イタリアンパセリを1センチ長に切る。

▲今回はキッチンばさみで切って潰しました
柚木さん:
「ひき肉を使う場合、野菜はさらに細かく刻むのも良いです。イタリアンパセリは普通のパセリでもOKですよ」
2. 野菜と豚肉を炒め、トマト缶、水、塩、パスタを入れて沸騰させる

フライパンにオリーブオイルを入れて温め、中弱火でれんこん、ごぼうを入れて野菜の香りがしてくるまで炒める。
豚肉を加え色が変わるまで炒めたら、ワインを加えてアルコールを飛ばす。
柚木さん:
「根菜はじっくり炒めたほうがうまみが引き出されておいしくなります。2分くらい炒めると香りがしてきます。
お肉も後から火は通りますが、この時点でしっかり炒めたほうがお肉の味が凝縮されます。生の部分がなくなるまでじっくり炒めましょう。お肉から出た脂が多く感じたら、キッチンペーパーで吸って調節してくださいね」

水、トマト缶、味噌、塩、パスタを入れて強火にかけ、沸騰したら火を弱めて蓋をする。

ときどき混ぜながら加熱する。
3. 茹で時間の1分前に蓋を外し、水分を飛ばして味を整える

蓋を外して強火でソースにとろみがつくまで水分を飛ばし、黒こしょうと塩で味を整える。
4. 器に盛り、チーズとイタリアンパセリをトッピングしたら完成

柚木さん:
「根菜の味がしっかりしているので、隠し味に味噌のコクを加えると、塩だけで仕上げるよりもさらにおいしくなります。
野菜やお肉が絡みやすいように今回はフジッリを使っていますが、お好みのパスタを使っていただいても大丈夫です」
***
食べた瞬間、口いっぱいに広がる根菜の香り。イタリアンパセリの香りが、しっかりとしたコクのパスタに合います。
根菜とお肉でかみごたえもしっかりしているので、満足感もありますよ。フライパンひとつで作ることで、楽ちんさはもちろんですが、具材とパスタがぎゅっと一緒になったおいしさを感じました。
最終回となる次回は、おつまみにもおもてなしにもぴったりな、たっぷり胡椒とチーズのパスタをご紹介します。どうぞお楽しみに。
【写真】佐々木 孝憲
もくじ


柚木 さとみ
料理家。古民家をセルフリノベーションしたアトリエで料理教室「さときっちん」を主宰しながら、企業や雑誌、メディア向けのレシピ提供のほか、スタイリングや空間作りなど”食”を含めた暮らし方の提案を行っている。近著に『友だちと、空の下で、ゆるく料理を楽しむ。女子キャンプごはん』(グラフィック社)がある。HP:https://yugisatomi.com/
Instagram:@yugisatomi
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