【新商品】大好きな北欧のカゴをエッセンスに。大人っぽさと甘さがちょうど良い「バスケット編みのニット」をつくりました。


こんにちは、商品プランナーの加藤です。
つい先日まで半袖を着ていたのが嘘のように、ずいぶんと涼しくなりましたね。身につけるものも一気に、秋冬のモードへ切り替わってきました。
そんな本日ご紹介するのは、バスケット編みのニットです。これからの季節に楽しみたい編み模様たっぷりの、着こなしやすさにもこだわったニットをつくりました!
編み地は、大好きな北欧のカゴがイメージ


今回のニットのポイントは、なんといってもこの総柄の編み模様。バスケット編みと呼ばれる四角のモチーフを編みつないだ模様を中心に、3種類の編み地をほどこしました。
イメージしたのは、北欧のヴィンテージのカゴなど、私たちが大好きな手工芸品の編み模様。秋冬の空気感を纏うような、どこか繊細で詩的なイメージも湛えたくて、さまざまなバスケット編みのサンプルをつくりながら、今回のデザインに行きつきました。
憧れの編み模様たっぷりのニットを楽しみたくて


編み模様がたっぷり入ったニットは、この季節ならではの楽しみ。模様の美しさや愛らしさに、着る前から気持ちが高まります。
一方で私の場合、主張が強いデザインは着るのに少し勇気が要るなぁと感じることも。
そこで、デザインが効きつつも主張しすぎない、ちょうど良い塩梅の編み地と配列を試行錯誤しました。
今回採用した縦に編み地を配列したデザインは、顔まわりは鹿の子編みで主張を控えつつ、身ごろは可愛らしい編み地で華やかに。グラデーションのようにも見えるバランスです。


模様の立体感はささやかなので、身頃、袖に編み地が入っていますが、これまで編み模様がたっぷり入ったニットを着慣れない方も、きっとチャレンジしやすいと思います。
私は模様の凹凸による着膨れが気になるのですが、その点も今回のデザインでは解消できたかなぁ、と感じています。


シルエット自体も身体から少し離れるようなややAラインにしつつ、ネック部分と袖口をリブでキュッと引き締めました。
模様だけでなく、ニットのシルエットそのものも着膨れの心配がなるべくないよう、メリハリをつけたデザインにしています。
大人っぽさと甘さのバランスにもこだわりました


個人的な話になりますが、先日誕生日を迎え38歳になりました。40歳も目前ということもあってか、今とても装いをアップデートしたい気持ちが高まっています。
私は可愛らしいデザインが好きですが、年を重ねるにつれ、着こなすのが難しいものが増えてきたと感じていて。年齢に相応しい雰囲気を纏いつつ、好みのポイントも取り入れられる、ちょうどいいバランスをよく考えるようになりました。


そんなこともあって、今回のニットは編み模様の愛らしさと、凛とした佇まいの両者の調和を探ってデザインしました。
北欧のカゴのような編み地が心をくすぐる一方で、遠くの地へ想いを馳せるような情趣も感じる、大人が楽しむ総柄のニットです。
この秋冬のワードローブの一つに、加えてもらえたら嬉しいです。
photo:北村圭介
model:伊里(AMAZONE)
stylist:北川沙央里
hair&make:扇本尚幸
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