【冷凍庫の助っ人おかず】04:カリッと目玉焼きを添えて。ごろごろ具材が嬉しい「ガパオ」

編集スタッフ 吉野

料理は、毎日のこと。だからこそ、拠り所になるメニューがあると安心します。

その一つが、「冷凍ストック」。

けれど冷凍することによる味の変化や、平日を楽にするために休日の時間をストック作りに費やすことなど、いくつかのモヤモヤを抱えていました。

食べたいときに電子レンジや湯煎で解凍すればすぐに食べられて、味にも大満足の「冷凍ストック」があれば。

そこで今回は、料理家の上島 亜紀(かみしま あき)さんに4品の冷凍レシピを教えていただきました。

第4話でご紹介するのは、具材のごろっと感が嬉しい「ガパオ」。電子レンジで解凍している間に目玉焼きを焼けば、あっという間に完成です。

その他の冷凍レシピはこちらから

 


鶏肉と野菜の食感で、食べ応え抜群。

彩り鮮やかな「ガパオ」


材料(2人分)

鶏もも肉(皮無し)…250g

玉ねぎ…1/2個
パプリカ…1個

にんにく…1片
輪切り唐辛子…1/2本分
小麦粉…大さじ1と1/2
塩…小さじ1/3
こしょう…少々
サラダ油…大さじ1/2

A
ドライバジル…小さじ1/4
ナンプラー…大さじ1
オイスターソース…大さじ1

 

作り方

1. 玉ねぎ、パプリカは1.5cm角に切る。にんにくは芽があったら取り除き、薄切りにする

▲玉ねぎは塊になりすぎないように剥がしながら、できるだけ均等な大きさに切ることでムラなく火が通ります。解凍時に水分が出づらくもなるのだそう

 

2. 鶏もも肉はペーパータオルで水分を押さえ、余分な脂を切り落としながら2cm角に切る。塩、こしょう、小麦粉をまぶす

上島さん:
「お肉の脂は切りながらなるべく除くと、味の劣化が少なくなります。

細かめに切ると短時間で加熱できますし、解凍するときにムラができにくくなりますよ」

上島さん:
「鶏肉は水分が多めなので、豚肉や牛肉よりもしっかりと小麦粉でコーティングします」

 

3. フライパンで油、唐辛子、にんにくを中火で熱する

▲にんにくの香りが出てくるまで熱します

 

4. 鶏肉を加える。蓋をして途中混ぜながら、3分ほど弱めの中火で炒める

▲蓋をすることで鶏肉にしっかりと火を通しつつ、食感もプリプリに

 

5. Aと野菜を加え、強火で水分を飛ばすように2分ほど炒める

上島さん:
「玉ねぎとパプリカは、炒めすぎると水分が出てきてしまうので、Aと同時に入れてさっと炒めます」

▲お好みで、カリッと焼きつけた目玉焼きを添えて

上島さん:
「電子レンジで解凍している間に目玉焼きが焼けますよ。

鶏肉はしっかり、野菜はさっと火を通すのがポイントです」

 

冷凍・解凍の方法

ー冷凍するときー

(1)粗熱を取り、1人前ずつ冷凍用保存袋に入れる

(2)バットにのせて冷凍する(完全に凍ったら、バットから出し立てかけて冷凍できます)。2週間ほど冷凍保存が可能です

※具材が重ならないように平らにして、空気を抜くと、解凍時の加熱ムラや霜降りを防げます

 

ー解凍するときー

(1)袋ごと耐熱皿にのせ、袋の口を開ける

(2)電子レンジで600W・3分加熱する。袋を裏返し、さらに1分加熱する

※湯煎での解凍でも大丈夫です。レンジの場合は、盛り付けるお皿で解凍すれば、洗いものが減ってさらに楽ちんですよ

 

ご飯をおいしく冷凍するには?

▲100gずつだと、気分や食べる人によって調整できるので便利です

炊き立てのごはんを、ラップで100gずつ厚さ1.5cmの正方形に包む。室温ほどの温度になったら、冷凍保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍する。

上島さん:
「炊き立てで蒸気が出ているうちに、ごはんをなるべく潰さずふんわりと包みます。

保存袋に入れることで、ラップが固まって剥がれてしまったり、匂いが移ったりせずに冷凍できますよ」

▲第1〜4話で登場した冷凍おかず

上島さん:
「私自身、家族が留守で食事が1人だけのときなどは特に、一から料理をする気になれないときもあって。そんなとき、過去の自分が作っておいたごはんがあると『また頑張ろう』と思えるんです。

冷凍レシピは、急に食事が必要なときや、お子さんがお留守番するときの食事にもピッタリ。無理なく、おいしく食事を楽しんでくださいね」

***

食べたいものを、食べたいときに少し多めに作り、冷凍庫の「ごはん貯金」を気負わず続けていく。このやり方なら、自分にもできるかも。そう感じることができた、レシピ4品でした。

冷凍庫の助っ人おかず、気になるものからぜひ作ってみてくださいね。

 

【写真】木村 文平


もくじ

上島 亜紀

料理研究家。食育アドバイザーやジュニア・アスリートフードマイスターの資格を持つ。神奈川県の自宅にて料理教室「Cooking Studio A’s Table」を主宰。簡単に作れる家庭料理から、おもてなし料理まで幅広く提案。著書に『頑張らなくていい仕込み1分の冷凍作りおき』(ナツメ社)、『はじめてのストウブ 毎日のおかず80』(ナツメ社)など。
Instagram:@kamisimaaki

 


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