【わたしたちの推しキッチン道具】忙しい朝をもっとおいしく、もっと楽ちんに。平日朝ごはんのためのミニマムな道具たち
編集スタッフ 藤波
定番の朝ごはんって、ありますか?
私の場合、大抵の日は目玉焼きとソーセージと簡単なサラダ、パンとコーヒー。慌ただしい朝にはこれが限界だと思いつつ、頭の片隅では、朝からフライパンを洗うのが正直ちょっと億劫、本当はしっかりお米を食べたい日もあったり……と、より良い朝ごはんを探りたい気持ちがありました。
とはいえこれ以上の早起きは難しいし、共働きの我が家にとっては準備片付けの手軽さもゆずれない。だったら道具の力を借りるしかないのでは?と思い立ったんです。
朝にたよれるキッチン道具、あつまれ!
というのも、社内の料理好きスタッフの間ではおすすめキッチン道具話に花が咲くことがしばしば。
「とにかく便利で!」「もう毎日使ってますよ!」という熱い推しコメントを聞くたびにチェックしていた道具をいっぺんに試すべく、今回は厳選した4つのアイテムを集合させました。
・オーバル型のグリル調理皿(S / 18cm)
・epicurean / カッティングボード(S)
・DYK / ペティナイフ(シルバー)
・AUX / 上手につかめるトング
選んだのは、ミニマムな佇まいが気持ちのいい道具たち。姿勢よく並んでいるのを見ただけでも不思議と料理のやる気が出てくるものですが、実際に使ってみた様子を妄想朝ごはん作りとしてお届けします。
使ってみると、なるほど朝の時間を助けてくれる便利なポイントがたくさん。ほかにもスタッフおすすめの道具がいくつか登場するので、ぜひ楽しんでご覧いただけたらうれしいです。
寝坊した日も15分で完成。
大満足の洋食編
– monday –
7:30 AM
週のはじまりの、月曜日。
眠たい目をこすりながらでもできる
朝セットを作るなら……?
我が家の定番は、卵とソーセージ、
それからその日に冷蔵庫にある野菜のグリル。
ものの1分でグリル皿に盛り付けたら、
そのまま魚焼きグリルへ移動します。
焼き上がりまでは、弱火で6〜7分ほど。
待っている間にコーヒー豆を挽いて、
ほろ苦い香りに包まれながらほっとひと息。
コーヒーを淹れつつ、
ヨーグルトの準備をします。
洗い物はなるべく増やしたくないから、
使うのは小さな道具だけ。
このまな板はとにかく軽くて、すぐ乾くのが便利。
フックに引っ掛けている風景もさまになります。
ヨーグルトにトッピングするキウイは、
小さなペティナイフで。
こんなにちょうどいいナイフってある?
っていうくらい、朝ごはんが似合うサイズ感です。
トントンとリズムよく。
今日のキウイはまだ少し硬めだったけれど、
スルッと皮がむけてうれしくなりました。
お気に入りのパン屋のクロワッサンは、
ごらんのとおり最高の焼き上がり。
そしてこのトングが、指先みたいに自由自在で。
焼きたてホワホワをつぶさずにつかめました。
そうこうしているうちに、
朝セットも焼き上がり。
香ばしい匂いが広がります。
調理皿ごと食卓に運べるのは、
想像以上に朝時間の短縮になりますね。
トングはさっと水で流すだけで汚れが落ちるので、
これ1本あれば朝の調理に十分でした。
余ったスペースにはレタスを盛り付けて。
ここまでおよそ15分。
いつもよりだいぶ時間に余裕があるので、
ラジオでも聴きながらのんびり食べられそうです。
7:45 AM
いただきます。
ふわっと香るカツオだしに癒されて。
一汁一菜の和食編
– WEDNESDAY –
7:00 AM
週のまんなか、水曜日。
元気に1日をスタートするために、
素朴な和定食を作ってみます。
忙しい朝でも手軽においしい味噌汁を
飲めると噂のだしポット。
水、昆布、カツオ節をギュッといれたら、
レンジで8分。その間に具の準備を。
残り物の小松菜がまな板のサイズにぴったり!
スペースに無駄がなくて、気持ちがいい。
こういうちょっとしたうれしさが、
家事をがんばる気持ちを後押ししてくれます。
取り回しのしやすいペティナイフだと、
空中で豆腐を切るのも楽々でした。
スーパーで見つけた立派な鮭の切り身は、
ほったらかしできるグリル調理皿で。
グリルが汚れないし、このまま食卓に出せるので、
これなら一人でも気軽に魚を焼けそうです。
菜箸だと切り身を崩してしまうこともあるけれど、
このトングだと優しくつかめましたよ。
そうこうしているうちに本格おだしが完成。
こんなにお手軽にできるなんて。
キッチンにふわーっと広がるカツオの香りを
嗅ぐだけで、満たされた気持ちになります。
ごはんは昨日の夜に
一人用のおひつに移しておいたもの。
冷蔵庫から出したら、
こちらもそのままレンジで2分。
ラップで包むよりずっと楽ちんだし、
ころんとしたフォルムに癒されます。
ごはんを待っている間に味噌汁の仕上げを。
みそマドラーはもう1年くらい愛用しているもの。
味が安定して、自分の味噌汁に自信がつきました。
迷わずいつもの分量、
小さい方のマドラー2つ分が我が家の味です。
鮭はこんがり。ご飯はふっくら炊き立てみたい。
グリルやレンジにお任せしただけだけど、
大満足の出来栄えです。
昨日の残りの切り干し大根も添えたら、
あっという間にあこがれの和定食が完成しました。
7:20 AM
いただきます。
もっとおいしく、もっと楽ちんな朝を
▲溝や凹凸がない道具ばかりで、スルッとストレスフリーに洗えるのもうれしいポイントでした
妄想朝ごはん、いかがだったでしょうか。実際に使ってみて感じたのは、どの道具もシンプルな見た目からは想像つかないほど汎用性が高く、お手入れも楽ちんなこと。
朝ごはんのスケールに合った道具を使うとスペースや調理の無駄が減りますし、グリルやレンジに任せている間に別の調理を進められて、時間にゆとりが生まれるのも大発見でした。
これ以上は無理……と感じていた朝の時間をもっとスムーズに乗り切るヒントがもらえたので、まだまだ理想の朝ごはん探究は続きそうです。
今より少しだけ、おいしくてうれしい朝ごはんから1日をはじめるために。ぜひ皆さんもお気に入りの道具を見つけてみてくださいね。
【写真】上原朋也
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