LIFESTYLE
【あの人のバッグ】本当に使うものだけ。服ブランドディレクターの、選びぬかれた必需品
ライター 瀬谷薫子
リップに手帳、お財布、ポーチ。お出かけに欠かせないものとして、選び集めてきた「バッグの中身」には、そこかしこにその人らしさが詰まっている気がします。
「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を見せてもらう連載。
今回のバッグの持ち主は、レディースブランド「&her（アンドハー）」ブランドディレクターの関れいみさんです。
神奈川・逗子にアトリエを構え、セミオーダースタイルで、ひとりひとりに寄り添う服を作るブランド「&her」。自立した大人の女性をイメージソースに、ワンピースやボトムスは丈を身長に合わせ1cm単位で調整し、セミオーダーで提案しています。
今回は関さんに、普段のバッグとその中身を見せていただきました。
ーバッグとその中身ー
荷物は必要最低限
相棒のノートで、スケジュール管理もスマートに
1.メガネ / JINS
2.ポーチ / ノーブランド
3.財布 / _Fot
4.イヤホン / AirPods
5.香水 / diptyque
6.口紅、リップ / ADDICTION
7.キーホルダー / Hender Scheme
ノート / Chocople
関さん：
「独身の頃はポーチなどの小物を集めるのが好きで、たくさん持っていたのですが、家族が増えて自分のスペースが限られるようになったので、本当に使うものを厳選して選ぶようになりました。
写真に載せたものは、中でも毎日欠かさずに持っているアイテム。特にChocopleの時間管理用ノートは必須で、日々のタイムテーブルやTODOリストが書き込めるようになっていて、毎日書くことで意識的に時間管理をしています。
メイク用品はあまり持ち歩きませんが、カジュアルな服装や黒の服を着ることが多いため、真っ赤な口紅は欠かさずにつけています。
愛用しているのは、ADDICTIONのザ マット リップ リキッドです」
▲Suede Mini Bag （&her）
関さん：
「&herのミニバッグは、財布、スマートフォン、リップなど最低限の荷物が入れられるコンパクトなサイズ感。ワンハンドルで肩にかけたり、手で持ったりと、自由に持ち替えられるデザインです。
毎年夏の終わりから初秋にかけてはスエード素材を身につけていて、今年はスエード地のバッグが欲しいなと思い企画しました。サンプルはいつもこうして持ち歩き、メリットとデメリットの両方を客観的に捉えるようにしています」
ーポーチの中身ー
メイクアイテムの代わりに
印象が変わるアクセサリーをお供に
1.ブレスレット / &her
2.ヴィンテージリング / HERMES
3.イヤーカフ / MAIDENS SHOP
関さん：
「ポーチにはコスメではなくアクセサリーを。仕事柄撮影をすることが多いので、スタイルに合わせて小物を変えられるように、いつも余分に持ち歩いています。 アクセサリーは重ねづけをするよりも、太めのバングルやピアスなど、1点主張のあるものをつけるのが好きです。
装いのどこにフォーカスを当てるかは毎回意識していて、ワンピースが主役ならばアクセサリーは小ぶりなピアス、リップのみなど、バランスをとるようにしています」
関さん：
「歳を重ねるほどに、バッグ選びが重要だと感じるようになりました。Tシャツとスラックス、サンダルのようなカジュアルな格好でもレザーのバッグを合わせるだけできちんとした印象になるように、着こなしの印象を決める要のアイテムだと考えています。
バッグに対する価値観と同様に、年齢の変化にともなうファッションの変化も私自身が感じていて、『今必要な服』を考えることがブランドを運営する上でもとても重要になっています。
似合う服がわからない、何を着ていいかわからないという声をよく耳にするので、そういった方達が自分に自信を持っておしゃれを楽しめるような服を、これからも作っていきたいと思います」
シンプルで潔い関さんのバッグの中身。歳を重ねてたどり着いたシンプルな装いにも、リンクするものがあるように感じました。
次回はどんなバッグが登場するでしょうか。お楽しみに。
関 れいみ
セミオーダーを中心に、ひとりひとりに寄り添える服を提案するレディースブランド「&her」を主宰。
着心地がよくリラックス感がありながら、美しさと女性らしさが息づくスタイルを提案する。神奈川・逗子にアトリエを構え、不定期にオープン。@and__her / @reimiseki
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