【アジアのひんやりおやつ】01:おうちで台湾の味。すだち香る「ジャスミン茶シロップの豆花(トウファ)」
ライター 瀬谷薫子
暑い夏に恋しくなるのは、ひんやり冷たいアジアのスイーツ。つるんとひと口頬張れば、異国へひと飛びしたような特別な心持ちになれるはずです。
やさしい甘みで涼やかな食べ心地。今の季節にぴったりのアジアのおやつ2種を、料理家の瀬戸口しおりさんに教わりました。
どれも手順はシンプルだから、子どもと一緒に作るのにもぴったり。夏休みの思い出にいかがでしょうか。
1品目は、台湾で人気の「豆花(トウファ)」。食べたことのある方も多いかもしれませんが、今回は初秋の柑橘を使った、甘さ控えめの爽やかな味わいです。
すだちがふわりと香る
ジャスミン茶シロップの「豆花」
材料(2〜3人分)
豆乳…350ml(常温に戻しておく)
水…150ml
コーンスターチ…5g
寒天粉…2g
すだち…2個
A
ジャスミン茶葉…2g(ティーバッグなら1袋)
砂糖(好みのもの)…50g
水…250ml
1.小鍋にAを入れて弱めの中火にかけ、沸騰したら火を止める。ジャスミン茶葉を取り除き、保存容器に入れて冷たくなるまで冷蔵庫で冷やす。
瀬戸口さん:
「茶葉は浸す時間が長いと渋みが出てくるので、冷蔵庫で冷やす前に取り除いてください」
2.小鍋にコーンスターチ、寒天粉を入れて水を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜる。水をすべて入れたら中火にかけ、かき混ぜながら沸騰させる。
全体が泡立ってきたら火を弱め、豆乳を少しずつ入れながらかき混ぜる。
瀬戸口さん:
「豆乳は分離しやすいので、沸騰させないように弱火にして。常温の状態で加えた方が、温度が下がりすぎず、粉類に手早くなじみます」
入れ終わったら火を止めて保存容器に移し、表面に浮いた泡をとる。
粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて2時間以上冷やし、固める。
3.すだちはごく薄切りにして、種をとっておく。
4.器に2をスプーンなどで盛りつけ、上に3を好みの量乗せて、仕上げに1をたっぷりかければできあがり。
瀬戸口さん:
「寒天やゼラチンではプリッとした食感になりすぎてしまう豆花。本場台湾の柔らかい食感に近づけるため、今回はコーンスターチを加えました。
すだちの他に、レモンやゆずなど好みの柑橘でもおいしくできますし、シロップもジャスミン茶以外に凍頂烏龍など台湾茶などで作ってもおいしいです」
ジャスミン茶シロップの華やかな香りが、新鮮な味わい。これから旬を迎えるすだちも爽やかに香り、ほんのり苦い皮の味も相まって、おやつはもちろん食後の口直しにもぴったりの豆花に仕上がりました。
冷蔵庫で3日は日持ちするので、倍量で作るのもおすすめ。つるんとした喉越しと優しい甘さは、朝昼晩、さまざまなシーンでひと休みに寄り添ってくれそうです。
【写真】上原未嗣
もくじ
瀬戸口 しおり
料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ』(主婦の友社)など。Instagram:@kururichan
感想を送る
本日の編集部recommends!
小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】
【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)