【日常のきらめき】たった10秒でもいい。自分にとって気分が上がる、美しい景色を見つめる朝習慣
編集スタッフ 岡本
朝日が差し込む窓辺の花瓶、もくもくと白い湯気をあげながら沸騰するポット。
当たり前が続く日々のなかで「ああ、きれいだな」と感じる景色を見つけられると、なんだか得したような、小さな幸福感を覚えます。
思えば、空気が澄んでいてシンと静まり返った朝の時間に、そんな光景と出合うことが多いと気付きました。
インテリアスタイリストの大谷優依(おおたにゆい)さんは、1日の中でも朝が1番好きなのだそう。
以前はお茶とフルーツくらいしか食べられなかったと話す大谷さんですが、お子さんが生まれたことで朝のルーティンにも変化があったのだとか。
朝の時間を大切に思う大谷さんの、4つのモーニングルーティンを教えていただきました。
6:30 起床
お湯を沸かす
朝食準備
お茶休憩
7:00 洗顔
朝食
8:00 身支度
8:30 出勤
Routine: 01
目覚まし時計をかけずに起きる
大谷さん:
「朝、無理に起きると辛いので目覚まし時計は使わず、自然に起きるようにしています。
夏は朝日が昇るのが早いので6時くらい、冬は少し遅くなって6時半〜7時くらいですね。たまに寝坊してしまうときもあるけど、それでも7時半には起きています」
起きたらまず夜のうちに済ませておいた洗濯物を回収。その流れで食洗機にある食器を戸棚へ戻していきます。
大谷さん:
「1日中朝だったらいいのにな、と思うほど朝が好き。
バタバタしなくてもいいように、できるだけ夜のうちに家事は済ませて起きたい派です。朝の光の具合や空気感に浸る時間を大切にしたいから」
Routine: 02
せいろで時短、バランスばっちり朝食
大谷さんの朝食作りで活躍するのが、せいろ。耐熱容器に卵を落として、余白にはパンとブロッコリーを手際よく詰めていきます。3歳の娘の分は、卵を溶いたら牛乳と出汁を混ぜて茶碗蒸し風にひと工夫。
大谷さん:
「以前は、連日撮影ということもよくあって、朝ゆっくりする時間を優先するために朝食はほとんど作っていませんでした。でも子どもが産まれてからはそうもいかなくて。
一応バランスを考えて作ってはいるけれど、大人と一緒で朝はぼーっとしていたいときもあるみたいで、なかなか食が進まない日もありますね。なのでこれくらいだったら無理せず食べられるかな、くらいの量を意識して頑張りすぎずに作るようにしています」
Routine: 03
お茶を飲みながら、日常の美しい光景を眺める
大谷さん:
「もともと紅茶が好きで、11〜12月はチャイをよく飲んでいました。1月になるとお正月気分からなのか和に惹かれて、ほうじ茶や緑茶に自然と手がのびます。
お湯を沸かすときはガラスのポットを使っていて、その景色がすごく美しいんです」
大谷さん:
「どんなに部屋が散らかっていても、この1箇所だけは美しい状態を保っていられたら気分がいい。自分にとって『美しい』と思える場所がひとつ見つけられると眺めていたくなるしその時間が休憩にもなるというか。
朝の慌ただしい時間に3分とは言わない、10秒でもじっとその景色に浸る時間があるとほっと落ち着けるなと思います」
昨日と今日を比べたらそれほど大きな変化はないけれど。だからこそ雑多な日常のあちこちに隠れている、気持ちがぐっと上向く景色に気付ける自分でありたい。大谷さんの言葉を聞いてそんなふうに思いました。
Routine: 04
食後の家事は、夫婦で分担
朝食の準備が終わったら、家族を起こすため寝室へ。家族3人で食卓を囲んだあとは、役割分担をして朝の支度を進めます。
大谷さん:
「主に私が娘のお世話や準備を、その他の家事を夫が担当することが多いです。でもきっちり分けている感じではなくて基本的には手が空いた方がやる、という認識。
8時半くらいに娘を保育園に送ったらそのまま出勤、というのが我が家のいつもの朝時間です」
目覚めてから家を出るまでのいくつかの工程を、つい効率だけで考えてしまう朝の時間。たとえ短くても「美しい光景を眺める」という時間を習慣として取り入れていることに新しい気付きがありました。
大谷さんのモーニングルーティンは動画でも見ることができます。ぜひこちらもご覧ください。
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大谷 優依
雑誌と書籍のエディトリアルデザイナーを経て、2012年インテリアスタイリストとして独立。 ライフスタイル誌を中心に、雑貨、インテリアや空間イメージのスタイリングを担当。 企業ブランドのカタログ、広告、空間演出なども手がける。
Instagramはこちら@otaniyui
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