編集スタッフ　田中

12月22日から四日間で
フィットする暮らしのつくり方vol.6
編集者・ライターの加藤郷子さん宅を
訪ねています。

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3日目は、お家のあちこちで見つけた
小さな工夫に注目します。
家の間取りやスペースの問題で
既製の商品を組み合わせて使っていても
うまくいかないときもありますよね。

加藤さんは、リーズナブルな商品を
組み合わせたり、思いもよらないアイデアで、
スムーズな動線が叶う「小さな便利さ」を
楽しんでいらっしゃいました。

 

冷蔵庫横の、ナイフ収納

最初に見つけたのは、
冷蔵庫横のナイフ収納です。
強い磁石のバーを使って、
ナイフやスプーン、トングなど
しょっちゅう取り出すものを
貼付けて収納していました。

加藤さん(以下敬称略)：
「これもIKEAの商品ですが、
取材先の方の手法を真似して
使っているんです。

本来は釘で固定する取り付け方
ですが、我が家では冷蔵庫横で
使いたかったんです。
だから裏に強力マグネットテープを
つけて使っていますよ。」

おしゃれに見えるし、
あるものが一目瞭然で分かりやすい。
いい収納方法ですよね。

 

食器棚の、棚増やしテク

次は、食器棚の中に見つけました。
上の写真の下から一段目は、
自ら作り出した棚一段分です。

本来の棚だけでは、器の収納が
うまくいかないと感じて、薄い板を
わたして作ったそうです。
これも小さな便利を実感できますね。

 

箱をカットして、コードまとめ。

本棚の上にパソコンと一緒に置かれた箱。
横から、ちょろんとコードが見えて
気になって開けさせてもらいました。

すると、出てきたのはコードの束。
床に配線が転がっているだけで、
埃がついたり、足を引っかけそうに
なったり。

配線がうまく隠れて、使いたい場所に
ちょこっと出ていさえすれば、
本当に気持ちがいいものです。

箱を捨てる前に、家中ぐるりと見渡して
生かせそうな場所を探すのもいいかも
しれません。

 

無造作マグネットは、かわいくカバー。

ワークスペースにも小さな工夫が
あふれていました。
パソコンの前に座ると、まず一番に
目に飛び込んでくるのが上の景色です。

大きなホワイドボードに仕事関連のメモ、
ポストカード、写真、、あらゆるものが
ペタペタと貼ってありました。

忘れないようにする工夫でもあるから
大切な場所ですが、よ〜く見ると
マグネットはボタンの形をしていました。

加藤：
「余っていたボタンにマグネットを
つけただけなんですよ〜。」

そう仰っていましたが、これだけで
なんだか目がなごむような。
ボタンの種類はバラバラでも、
“自分のマーク”のようになっていて
統一感がありました。

 

時計もマグネットでペタリ。

もうひとつ、デスクまわりで
マグネット術を見つけました。
パソコンのすぐ上、座っていても
よく目に入る位置に時計がありました。

会議や、お昼の時間、終業の時刻が
決まっているオフィスと違って、
フリーランスで仕事をしていると
時間の流れは自分でコントロール
しなくてはいけません。

ここがベストだと判断した結果、
市販の時計の後ろにマグネットを
つけてしまったんだそうです。

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自分の習性にあった動線のつくり方や
自由な発想での使い方が見えた
3日目でしたね。

明日は、加藤さん宅のすっきりが続く
秘訣を追いかけました。

どうぞお楽しみに。

もくじ

 

加藤さんが関わった本の一部はこちら。

パリで「うちごはん」そして、おいしいおみやげ―暮らすように過ごす旅レシピ 重信 初江 soci´et´e bonne 小学館 2008-03

インテリアと暮らしが変わる!もの選びのルール 成美堂出版編集部 成美堂出版 2012-10-12

北欧テイストのリノベーション 加藤郷子 パイインターナショナル 2014-03-12

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