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【スタッフコラム】転職から1年。変わることの喜びと、変わらないことの安心感と。
文 スタッフ二本柳
クラシコムに入社してからちょうど1年が経ちました。
少し個人的な話になりますが、今日はわたしが「転職」というきっかけによって “変わったこと” や “変わらなかったこと” について書きたいと思います。
いま20代半ばとなるわたしの周りには、仕事について今後どうしていこうか…と考えていたり、モヤモヤを抱え始めている人も多いと感じています。
わたしもやはり、たとえば本屋さんで1番心に響くのが「働く」というテーマ。仕事にまつわるエッセイなどは大好物です(笑)
でも実は、なにより身近にいる友人や同僚たちと仕事の話をすることが1番、楽観的にさせてくれたり、どこか勇気づけられたりするような気がしてる。
ですから今回、友達とおしゃべりしているような感覚でご覧いただけたらうれしいなあと思い、立ち話の気分で書かせていただきました。
転職を決めたきっかけ。

わたしが転職を意識しはじめるようになったのは、ある先輩からの一言がきっかけです。
同僚にも上司にも恵まれて、その職場を心から「大好き」と確信していたわたし。精神的にはずいぶんと、のほほんと過ごしていたと思います。
でもある日、帰宅途中のホームでばったりと会った隣の課の先輩から「二本柳さんって通勤中はどんなこと考えてるの?」と聞かれたんです。
「週末のこととか、夕飯なに食べようかなあ…とかそんなところですかねえ」とわたし。それに対して先輩が言ったのが、「仕事のこと引きずらないんだ!きっとオン・オフがしっかりできるタイプなんだね。それって本当にいいことだよ」ということでした。
そんなやりとりを終え、電車も来たので「じゃあ、また明日」と。
そこでふと、「はて、それって本当に良いことかな?」という引っかかりが残ったんです。一般的に良いか悪いか、は別として、 “わたし” にとってこの状況がベストなのかどうか?
もしかしたら、本気になれていないだけなのかも…?
プロジェクトの「規模」や「受注額」というところに執着がなく、あまりに飄々としていられる自分を、初めて客観的に見つめるきっかけになったのだと思います。
もっとプライドをそのままぶつけられるような働き方をしてみたい。四六時中考えているというくらい、仕事を “自分ゴト” にしたい。
そんな想いが、居心地のいい大好きな職場からの転職を決意させました。
変わらない、も大切?

転職は ”変わる” ことなので、やはりそこには喜びや期待が伴うのではないかと思います。
わたしの場合、クラシコムで働くようになってからオン・オフというものが無くなったというのが何よりの変化でした。「暮らしも仕事。仕事も暮らし。」というわたしたちが掲げているテーマの通り、日々の生活がそのまま仕事につながっているような感覚。
それは元々転職を決めた理由でもあるので、わたしにとってはとても嬉しい変化でした。
でも転職から1年を経て感じていることが、“変わる” ことと同じくらい “変わらない” 部分にも価値があるんじゃないかな、、ということ。
というのも、モヤモヤを抱え始めて仕事を変えたわたし。果たしてそのモヤモヤは消えたのか?というと、、、相変わらず別の意味でモヤモヤを抱えている。
前職と違い120%本気でぶつかっているからこそ生まれる、新たなモヤモヤ。
そんな自分を「なんてスッキリしない性格なんだ」と呆れることもありますが、そんな “変わらない” 部分にこそ自分の価値があるのかもしれないとも思っています。
今の状態に満足して腰を据えている人は、もちろんカッコイイ。そうなりたい。
でも、いつだって結局モヤモヤとしているのは、少なくとも今のわたしにとっては、最大限 がむしゃらに働いている証なんじゃないかと。
もしかしたらそのうち、そんなモヤモヤをすっかり払拭してドシンとした自分の姿があるかもしれない。でもそれはきっと今じゃない。
“変わらない” ことを認めてあげる安心感ってあるなあと思います。
(クラシコムの社食風景)
“変わる” ことと “変わらない” こと。
働き方に悩みながら、結局「変えないこと」を選択した友人もたくさん。そして、そんな自分の決断を認めて前に進んでいる姿を見ると、 “変わらない” もカッコイイことだと素直に思うんです。
変化することとしないこと、その両方をバランス良く大切にできたなら、他人との比較じゃない、自分自身が満足できる働き方ができるのではないかなあと今は感じています。
とはいえそのバランスをとるのって難しいですが、こんな気持ちを、もしかしたら同年代でモヤモヤを抱えながらも突き進んでいるかもしれない人たちとシェアしたいと思いました。
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