【片付けコラム】家族が集まるリビングは「持ち寄り制」にしています。
イラストレーター ゆるりまい
文・イラスト ゆるりまい
はじめまして、ゆるりまいです。
はじめまして。「わたしのウチにはなんにもない」という本の著者のゆるりまいと申します。
殺風景にも見えるほどがらーんとした家を好み、家中のものをきちんと把握していないと気が済まず、少しでも要らないと思ったらすぐさまゴミ袋に入れ、ちょっとでも自由な時間があると、ゴミ袋を片手に不要なものがないか家中をウロウロするのが趣味な私。
「あらいやだ…この人怖い…」そう思ってこのページを閉じようとした方、ちょっとお待ちください。そんな私にも、悲しき過去があるのです。
今でこそ、ものの少ない暮らしを謳歌していますが、実はわたし、生まれも育ちも、モノがあふれるほどたくさんある家でした。よく窒息しなかったなと思うほど、多くのものに囲まれて暮らしていたのです。
その反動で、いつしか私はゴミ袋を片手に革命を起こし、辟易するほどものに囲まれた家から、来る者皆唖然とするほどものがない家に変身させてしまいました。
こちらの連載では、そんな私が整えてきたわが家を、エリア別にイラストを交えてちょっとずつご紹介させていただきます。
リビングが一番シンプルです。
(撮影:ゆるりまい)
さて、わが家の中で、一番シンプルな場所はリビングです。
リビングは家族みんなで過ごす場所なので、ついモノが増えてしまいますし、散らかりやすい場所でもありますよね。
だからこそ重要なのは、モノが片付けやすいこと。
片付けやすくするために、私の場合だと一番効果的だったのは、なるべくモノを置かないことです。
イメージとしては、市民センターの多目的室や会社のミーティングルーム。そういうところには、ものがあまり置いてないですよね。あったとしても、皆で使うテーブルと椅子くらい。いざ使う時になったら、それぞれが必要なものを持ち込み、そして退出するときにきちんと私物は持ち帰るもの。
その考え方をわが家のリビングにも取り入れて、皆で使う最低限のもの(テレビのリモコンや、ティッシュ、救急箱など)のみ常備し、私物は各自自分の部屋に置くようにしました。
必要なものは、ひとつずつだけ置きます。
(左から夫・私(ゆるりまい)・母)。
わが家のリビングは、とにかく必要最低限のモノに絞っています。
特に文具類はついつい何種類も置いてしまいがちですが、家族と相談して、使い勝手がよく出していても可愛い!と思えるお気に入りに絞ってみました。
その結果、リビングの文具はメモ用紙一冊とペン一本、はさみ一丁を残すことに。
不思議なもので、以前はペンもはさみもリビングの至るところにありましたが、使う時に限って見つからない…ということがよくあったのです(汗)。
それに比べて今は、全てひとつずつしかありませんが、以前のように見つからなくて困った!ということが、本当になくなりました。
ひとつずつしかないというのが、“きちんと元に戻そう、大切に使おう”という気持ちにさせてくれるのかもしれないなぁと思います。
とびきりのお気に入りを揃えます。
(撮影:ゆるりまい)
リビングのものが少ないと片付けやすいだけでなく、掃除がとてもラクになりますし、急な来客にも慌てることが少なくなったような。
こんな風に、自分にとって「嬉しいこと」があったので、きっとついつい整理整頓の道を突き進んでしまったのだと思います。
しかし片付けを進めていくと、ますます家の中が「がらーん…」となってしまう。それが実は、ちょっぴり悩みでもありました。
それならば!と部屋に必要なモノは、とびきりお気に入りのものを選ぶようにしています。
使っていて毎日がワクワクするような、使うたび、あぁコレを買ってよかったなと思えるような…!
それが私の場合は、木の温もりがあるものや、職人の方の手作りのものなのですが、モノの少ないわが家のリビングに温かみをプラスしてくれるアイテムになっているようです。
リビングは気を抜くと次々にものが増え、ごちゃごちゃになりやすい場所です。
だからこそ、定期的にぐるりと部屋を見回して「ん?これってここに置かなくてもいいんじゃない?」とチェックするのが習慣になってしまっています。
▼ゆるりまいさんの著書(一部)
わたしのウチには、なんにもない。 ゆるりまい エンターブレイン 2013-02-28 |
なんにもない部屋のもの選び ゆるりまい KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-08-01 |
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