【スタッフコラム】思い出ボックスを開けてみたら…
お客様係 渡邉
文・写真 スタッフ渡邉
思い出ボックス、開けてみました。
我が家のクローゼットには、旅のパンフレットや写真、昔集めていたぬいぐるみや就職活動中の手帳などなど、思い出が詰まっていて捨てるに捨てられないものたちが入った、思い出ボックスがあります。(皆さまのお家にもあるでしょうか?)
いろいろ詰め込んでいるので重く、ひとたび開けると長いこと思い出に浸ってしまいそうで、普段はめったに開けません…。
ですが、この夏自宅でのんびりしてばかりだった私は、刺激を求めていたのでしょうか。先週末ふと思い立ち、「えいっ!」と開けてみたのです。
一番懐かしくてドキッとしたのは、友人からの手紙たち。
箱を開け、いい加減整理しなくちゃ…と思いながらも中身を広げると、出てきました!一番懐かしく、そしてドキドキするものが。
昔お気に入りだった缶の中に入っているのは、学生時代に友人からもらった手紙の数々。
授業中にこっそり書いたであろう、ノートの切れ端やルーズリーフを小さく折りたたんだものや、夜中にせっせと書いてくれたような封筒入りのものも入っています。
恐る恐る(?)開いてみると、部活のことや家族のこと、進路のことに、忘れちゃいけない恋の話がびっしりと。毎日学校で会って直接話す時間もたっぷりあるのに、当時はとにかくあらゆることを共有したくて、時間を見つけては手紙を書いていたように思います。
ちょっと気になってる子と目が合った気がする!という内容にドキドキしたかと思えば、部活でチームメイトを怪我させてしまった私への精一杯の励ましの手紙に、思わず目頭が熱くなったり。
ランダムに手に取って目を通すたび、当時のことが一気に蘇り、いろんな感情が押し寄せてきます。
手紙を読んで考えた、友人とのこれまでとこれから。
あの頃から約15年。進学、就職と同じタイミングで進んできたけれど、今は働くお母さんもいれば、専業主婦や独身の子もいて、それぞれの道を歩んでいます。悩みの種類も質も、かなり変わってきました。
住む場所も離れているし、置かれている状況もさまざまで、頻繁に会うことも、何かあるとすぐに報告、相談するということも少なくなりました。
少し連絡を取っていなかった間に友人が大変な思いをしていたことを後で知り、何もできなかった自分が情けなくなったりすることもあります。
それでも、とても近い距離で友人になんでも話せていたあの頃を少し羨ましく思いつつ、これから先の10年、20年と、その時々で自分と友人にちょうどよいペースと距離感を見つけて付き合っていけたらいいなぁと、そんなことを思った週末でした。
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