【スタッフコラム】街歩きにかかせないパン屋、おいしい味のほかに意外な効果もありました。
編集スタッフ 田中
文・写真 スタッフ田中
パン屋めぐりは、街歩きの重要ポイント
東京に出てきて数年、まだまだおのぼりさんですが、新しく降り立つ駅や街を歩くときには欠かせないことがあります。
それは「パン屋」を行き先にいれること。
小さな町のパン屋さんでもいいし、「ぱ、パン屋なの?外国なの?」と驚くようなすっごくオシャレなお店でもいい。
すてきな洋服がズラリとならぶショップには足がすくむ私も、パン屋さんだと心軽くスイッと入れます。(決して失礼な意味ではありません!)
パンの製造にまつわることや味の良し悪しなど、詳しくはわからないけれど、焼きたてのパンの香りを吸い込むと、どんなお店にもニコニコと入っていけて、トレイとトングを持つ手はウキウキ。店内をやたらとぐるぐるとまわってます(笑)
東京は駅や街ごとに雰囲気がかわるので、パン屋も街の空気をまとっているように思います。そういう空気を感じるのも大好きで、雑誌のパン屋特集を見るとついついメモしています。
パンを買った満足感が、衝動買いをおさえてくれる。
元来の出不精が災いして、出かけた先で欲しいモノが見つかると「あんまり来ないしなあ..」とお財布の紐がゆるむことが多かったのです。
けれど、若さゆえの買い物失敗談も増え、いまは本当に欲しかったらもう一回出向くし、あらゆる方法をさぐって入手するということもわかってきました(笑)
ここでまた、パン屋の登場です!
ちょこちょことパンを購入してからお店へ立ち寄ると、すでにお財布をひらいたという満足感があるので衝動買いが抑えられるんです。そして翌朝のごはんが決まっている安心感と、いつもとは違うパンが待っている期待感。
パンは買って帰ったあと数日の満足感も、持続してくれるなあと感心しています。
自分の行動パターンや性格はそう簡単には変えられないこともわかり、だったらとあれこれアプローチを変えてきました。このパン屋作戦は意外と成功しているかもしれません。
誕生日がくると、小さい頃に思い描いていた大人とは全然違う自分に毎回驚くのですが、もう大きくなっちゃったから仕方ないと割り切り、いま目の前にいる自分を喜ばせ、おだてておいてやり遂げる!という方法に切り替えました。
それにしても自分をおだてるなんて、ちょっと前のわたしには思いつかなかったので、これはこれで大人になったなあという出来事でした。そんなわけでパン屋めぐり、たのしく続けたいと思います。
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