【ご機嫌をつくるモノ】仕事で煮詰まったときを助けてくれる「3つ」の道具(加藤郷子さん)

編集スタッフ 塩川

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終わりのない家事であったり、ちょっと苦手な仕事であったり。毎日の暮らしのなかには「よし、がんばろう」と踏み切るきっかけを必要とする場面が、たくさんあります。

そんな時、わたしたちの背中を「ポンっ」と押してくれるモノって何だろう?この連載では様々な方にご登場いただき、自分自身を「ご機嫌」にしてくれるモノをご紹介していきます。

本日は、編集者・ライターの加藤郷子(かとうきょうこ)さんに「お仕事するために欠かせない、ご機嫌をつくるモノ」というテーマで話を伺いました。

加藤さんは暮らしや食をテーマにした単行本・雑誌の企画や編集、また当店のリトルプレス「暮らしノオト」の編集にもご協力いただいています。

 


煮詰まったときを助けてくれる
「3つ」の道具


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棚にずらりと並ぶ、たくさんの「お茶」

0_1605_gokigen_005▲たいてい10種類ほどのお茶を、常備しているそう。

家で仕事をする時間が長いので……

最初にご紹介いただいたのは、仕事机から見える棚に、美しく並ぶお茶と道具たち。

フリーランスという職業柄、ご自宅でお仕事されることが多い加藤さんは、おいしいお茶を飲むことで気分転換をしているそうです。

加藤さん:
「コーヒーがたくさん飲めないこともあって、お茶をいくつか用意しています。

仕事に煮詰まった時は、そのときの気分で『なに飲もうかな〜』とお茶棚を眺めるのが好きです。

紅茶・中国茶数種・ほうじ茶・ハーブティは必ずあり、それ以外にそば茶・麦茶・コーン茶・蓮茶や、道の駅で売っているような手作り感のあるお茶(今はハブ茶)など、気になるものに出会ったときにいろいろ買い足しています。

その中でも特に、お仕事関係の方から教えていただいた『キャンベルズ・パーフェクト・ティー』という、アイルランド生まれの紅茶がお気に入りです。

子どものときにたっぷりのミルクティーが朝食の定番だったせいか、今も変わらず好きです。洗練されたタイプよりも、しっかりコクのある、ざっくりとした味わいが好みですね」

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REDECKERのオーストリッチ「羽はたき」

4_1605_gokigen_001_2▲無駄のない佇まいもすてき。

現実逃避にぴったりの、お掃除道具

加藤さんが以前編集を担当した著者さんから、熱烈におすすめされて手に入れたという、レデッカーの羽はたき。

なめらかに羽がしなり、しっかりほこりを払える働きぶりが気に入っているそう。

加藤さん:
「デスクのすぐ脇にあるワゴンにかけていて、机の上や本棚、パソコンなどのほこりを払うのに使っています。

現実逃避したいときにぴったりで、仕事に飽きると手にとることが多いですね。スムーズに動くので、なでるようにはたきをかけていると、ちょっとだけ優雅な気持ちなり、癒されます。

机の周りがきれいになったという事実も合わせて、少し機嫌よく仕事に戻れるんです」

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小泉誠さんデザインの「木製バインダー」

3_item_1605_gokigen_002_1▲マグネット式なので、冷蔵庫にもピタッとくっつきます。

ひとめ惚れした、自慢の仕事道具

最後にご紹介頂いたのは、編集者さんらしいセレクトの「バインダー」です。

撮影のときには、全体の構成がわかるラフコンテというものを携帯していることが多く、それを持ち運ぶときに使っているそう。

モダンな見た目は、実用性とデザインが無理なく調和しており「持っていても使っていても気持ち良いアイテムです」と大絶賛!

加藤さん:
「こちらは百貨店で行われていた、デザイン展のようなところで出会いました。

仕事柄よく使うものなので、ひとめ惚れして手に入れたことを覚えています。もともと、小泉誠さんのデザインが好きで、ダイニングチェアも小泉さんのものなんです。

撮影現場でこれを持っていると、かなりの確率で『どこのですか?』と聞かれるので、毎回使い方とともに、おすすめポイントを力説しています(笑)

クリップ部分がマグネットでくっついており、縦にも横にも使える優れモノ。木製なのに素朴すぎず、モダンなデザインであることもお気に入りの理由です」

 

シンプルでモダンだから、ずっと愛せる

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本日は加藤さんに、ご機嫌にお仕事するために欠かせないモノをご紹介いただきました。

「合理的なのに、実用オンリーじゃないものに惹かれる」そう語る加藤さんがセレクトしたアイテムは、どこかモダンでずっと愛せるベーシックなもの。

3つの道具は、仕事の息抜きにつながったり、持っているだけで気持ちが高揚したりと、心と体を優しく整えてくれるアイテムのように思えました。

ご機嫌をつくるものは人それぞれ違います。まずは自分自身のご機嫌をしっかりとることが、よりよい仕事や暮らしをつくる一歩なのかもしれませんね。

それでは、次回もお楽しみに。


 

もくじ

 

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編集者・ライター 加藤郷子

「食」や「住」に関するテーマで、雑誌や書籍の企画と編集、ライティングを行う。共著書に『パリで「うちごはん」』(小学館)、編書に『片づけのルール』(成美堂出版)のシリーズなど。当店のリトルプレス「暮らしノオト」の編集にも携わっている。

 

▽特集「フィットする暮らしのつくり方」にご登場いただいています。フィットする暮らしのつくり方 – 加藤郷子さん編

 

▽加藤郷子さんが編集した書籍は、こちらからご覧いただけます。

 


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