【昔ながらのシンプルおやつ】第2話:ホーローバットで作る、カステイラ
ライター 長谷川未緒
手作りのおやつに憧れはあるけれど、時間がかかりそうだったり、道具を揃えなくちゃいけなそうだったり、ちょっと面倒……。
でも昔ながらのシンプルなおやつなら、手軽に、家にあるもので作れるのだとか。
そこで、気負わずにおいしく作れる簡単おやつを「かえる食堂」の松本朱希子(まつもと あきこ)さんに教えてもらいました。
第2話では、寝かせるほどおいしいカステイラをご紹介します。
なつかしい味わい
しっとりカステイラ
材料(野田琺瑯レクタングル深型Mサイズ1個分)
・強力粉…100g
・卵(Mサイズ)…3個
・砂糖…90g +40g
・豆乳(または牛乳)…40ml
・はちみつ…大さじ1強
・なたね油(サラダ油でも)…大さじ1と1/2
・みりん…小さじ2と1/2
・ざらめ…適量
*砂糖は三温糖がおすすめ。コクのある、やさしい味に仕上がる。油は味にクセのないものがおすすめ。
1.卵白でメレンゲを作る
卵3個を卵黄と卵白に分ける。
卵白をハンドミキサー(強)で泡立て、砂糖90gを3、4回に分けて加え、その都度、しっかり泡立てる。
逆さまにしても流れないメレンゲを作る。
2.卵黄を混ぜる
卵黄に砂糖40gを加える。筋がしばらく残るくらいまで、ハンドミキサー(強)で混ぜる。
3.卵黄とメレンゲを混ぜる
2にメレンゲをふたすくいほど加え、ハンドミキサー(弱)で混ぜる。全量を1回で混ぜ合わせるよりも、メレンゲとしっかり混ざる。
4.生地を作る
3を残りのメレンゲが入ったボウルに加え、ハンドミキサー(弱)で混ぜ合わせる。
粉100gをザルなどでふるい入れる。
ボウルを片手で回しながら、ゴムベラで底から切るように、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
はちみつ大さじ1強を加えて人肌に温めた牛乳を、ボウルに少しずつ加え、混ぜ合わせる。
油大さじ1と1/2、みりん小さじ2と1/2をよく混ぜ、ボウルに少しずつ加え、混ぜ合わせる。
5.型に流し入れ、オーブンで焼く
クッキングシートを敷いた型の底にゴムベラで生地を薄く伸ばす。ざらめ適量をまんべんなく振り入れる。こうすると、生地を流し入れたときにざらめが動かないで済む。
残りの生地を流し入れる。ゴムベラで表面を軽くならし、焼きあがったときに生地が割れるのを防ぐ。
180度に予熱したオーブンで10分焼いたら、160度に温度を下げて、じっくり30分ほど焼く。中央に竹串をさして、生っぽい生地がついてこなければ焼き上がり。
型ごと軽く持ち上げて2回ほど台に落とし、生地を安定させてから、型から取り出して網に乗せる。網ごと大きめの食用ポリ袋にふわっと入れ、乾燥を防ぎながら粗熱を取り、冷めたら冷蔵庫で冷やす。
焼きたてより翌日以降のほうが、生地が落ち着いて、しっとり、ふわっ、なめらかに。
卵の風味が効いた滋味深い味わいに、ざらめのカリッとした食感と甘さがいいアクセントとなっています。
松本さん:
「夫と結婚する前に義母から教わったレシピをアレンジしています。
最大のポイントはメレンゲをしっかり泡立てること。逆さにしても流れないくらい泡立てることができれば、粉を加えても泡がつぶれず、ふわっと仕上がります」
紅茶やほうじ茶、番茶のほか、牛乳に合わせても。少々手間はかかりますが、冷蔵庫に入れて保存し、1週間程度、味の変化を楽しみながらいただけますよ。
続く第3話では、つるんと喉ごしが良くてフルーツの酸味が効いた、牛乳かんをご紹介します。
(つづく)
▼レシピに登場する「野田琺瑯レクタングル深型Mサイズ」は当店でも販売しています
【写真】濱津和貴
もくじ
松本朱希子
料理家。「かえる食堂」主宰。実家の広島から届く野菜や果物、魚を使い、季節に寄り添った料理を提案。
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